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書籍・雑誌

2015年3月10日 (火)

春を想う銘仙展

  ―神田神保町の三省堂書店で開催中―

亀さんは、この時季、楽しみにしている展示会があります。

それは、KEI(青木啓子)さんが銘仙(注1)をリメイクして作った、ブックカバー、ポーチ、ペタンコバッグなどの作品を展示・販売するものです(注2)

150310011p1050370150310022p1050371150310033p1050373その展示会が、今年も3月10日~16日まで、「春を想う銘仙展」と銘打って、三省堂書店神保町本店1階の「いちのいち」で開催されています。

亀さんは、本を大切に読むようにしており、数年前にこの銘仙のブックカバーを見つけて以来、毎年、ここでブックカバーを買っています。

150310041p1050377150310052p1050378今年も文庫本用の素敵なブックカバーを2つ買いました。

ブックカバーを買い終わってふと見ると、可愛いしおりが展示してありました。

聞いてみると、KEIさんのお友だちの切り絵(剪紙)芸術家・谷田有似さん(注3)が作られた、中国切り絵のしおりでした。

15031006p1050381あまりに可愛いので、ふくろうとでめきんのしおりを買いました

ところで、ちりめん細工が趣味の亀さんの奥さんも、KEIさんもファンです。この展示会に来る予定でしたが、“三省堂よりも品揃いが良いので、”4月に開催される伊勢丹浦和店に行くようです。(記入者:亀さん)

追記:奥さんからKEIさんへの伝言を頼まれていたのですが、丁度、横浜高島屋でも3月4日~17日まで展示会が開催されており、KEIさんは三省堂にはおられず、KEIさんのお母さんが店番をされておられました。

(注1)平織りの絹織物で大正から昭和にかけて普段着・お洒落着として全国に普及した。

(注2)KEIの銘仙道楽ブログ:http://ameblo.jp/kimono-remake-kei/

(注3)きりっと切り絵日記:http://yunisse.blog.fc2.com/

2014年5月 1日 (木)

週刊ベースボール・広島カープ大特集

          ―阪神に2連敗するも…―

一昨日から、甲子園球場で、対阪神3連戦が行われています。

一昨日は、バリントンが7回2死まで完全試合も…という好投をしたにもかかわらず、打線の援護がなく、0-1で惜敗し、昨日は野村の乱調で4-8と大敗しました。

しかし、カープはゲーム差無しながら、4月の首位を守りました。14043001p1030572

ところで、先日の記事を読んで、「ベースボールマガジンも特集くんでますね」とのコメントがありました。

そこで、亀さんは、さっそく昨日の昼休みに、神保町の書店に行き、昨日発売のベースボールマガジン社の「週刊ベースボール」5月12日号・広島カープ大特集を買ってきました。

カープ特集は、第2弾のようで、野村投手のスペシャルインタビュー、丸、菊池などのクローズアップ記事、衣笠祥雄氏の分析記事などで、約110ページ中、約30ページが割かれていました。

これを読んで、今年のカープの“この強さは本物じゃけん!”と確信しました。

フレー、フレー、広島!頑張れ、頑張れ、カープ!(記入者:亀さん)

追記:ところで、週刊ベースボールの元編集長Y君は、広島出身で亀さんたちの高校の後輩です。(http://www.athletegai.com/p-column.html

2013年8月20日 (火)

小学館ビルの漫画の豪華落書き

    ―今週末に一般公開とか…―130819011p1010398 130819022p1010382

亀さんの勤務先の一つの所在する神保町の小学館ビルが話題になっています。

連日、1階ロビーをのぞき込む人垣ができているのです。

小学館と言えば、亀さんたちの世代が愛読した「週刊少年サンデー」(注1)の発行元です。130819031p1010383 130819042p1010391 130819053p1010387

そのビルの耐震性が不足するということで、取り壊すに際して、著名な漫画家たちが壊すビルの壁や窓に漫画の落書きしているのです。

それが話題となり、小学館が一般の人が見られるように、午後8時まで照明を点灯し、ブラインドを閉めないでいるのです。1308190641p1010393 1308190742p1010395 1308190851p1010394 1308190952p1010396 1308191053p1010390 1308191161p1010388 1308191262p1010389 1308191054p1010392

覗いてみると、昔見たような漫画が一面に描かれているのです。

小学館は、この人気に応えて、今月24、25日に一般公開するようです(注2)

亀さんは、土日にわざわざやって来るかどうか、迷っています。(記入者:亀さん)

(注1)週刊少年サンデー:http://websunday.net/

(注2)「オバQ、ピカチュウ…漫画家が惜別の落書き 小学館ビル」(朝日デジタル・H25.8.18)など:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130818-00000021-asahi-socihttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130819-00000076-jij-ent

2012年3月29日 (木)

銘仙とモスリンのブックカバー

    ―LOTTA 春を想う銘仙展―12032701p1100433 12032702p1100431

亀さんは、通勤時間の過ごし方として、読書をしています。(実際は、読書しているうちに居眠りをして、乗り過ごしたりもしているのですが…。)

その際、本には、必ずブックカバーをしています。

その理由は、古本屋で高く売れるというのではなく、本という自分の師匠に対する敬愛の気持ちからです。また、自分が読んだ後にその本を家族や他の人が子供が読む場合があり、その際、気持ち良く読んで貰いたいからです。

昔は、書店で本を買うときに紙でブックカバーをしてもらったり、包装紙でブックカバーをしていたのですが、最近は、印傳のブックカバーを購入して、それを使用しています。

折りしも、3月22日~昨28日まで、神田神保町の三省堂で、KEI(青木啓子)さんの「LOTTA 春を想う銘仙展」(注1)が開かれ、そこで、銘仙とモスリンのブックカバーを売っていたので、早速購入しました。(写真上は銘仙の新書版の、下はモスリンの文庫本のブックカバー)

このKEIさんの銘仙のブックカバーについては、昨秋も三省堂で展示即売会をしており、気に入っていたのですが、買い損ねてしまっていたので、“やっと買えた!”という感じです。

ところで、通勤電車で本を読む人に関して、亀さんが一番気になるのは、その多くが本を乱雑に扱っていることです。

特に、貸本屋化した公立図書館(注2)から借りてきたベストセラーをブックカバーも掛けずに読んでいるのには、あきれるばかりです。

「公共の物」であることを考えて、せめて、書店で呉れる紙のブックカバーを利用したり、包装紙でカバーをして貰いたいものです。(記入者:亀さん)

(注1)LOTTA 春を想う銘仙展:http://www.books-sanseido.co.jp/blog/jinbocho/2012/02/32228lotta.htmlhttp://ameblo.jp/kimono-remake-kei/entry-11199383304.html

(注2)この問題については、本ブログの「第51回 東京名物 神田古本まつり」(2010.10.27)を参照。

(参考)KEIの銘仙道楽ブログ:http://ameblo.jp/kimono-remake-kei/

2012年1月17日 (火)

白瀬隊、南極上陸から100周年

   ―今も南極観測隊ってあるんだ…―12011601p1090660

たまたま、行きつけの書店に、1月新刊の新潮文庫の大野芳著「『宗谷』の昭和史―南極観測船になった海軍特務艦―」があったので、小学生の頃の第1次南極観測隊の派遣に対する感激、カラフト犬タロー・ジローの生存の喜びなどが懐かしく、つい買ってしまいました。

その本には、初代南極観測船「宗谷」の数奇な運命(注1)と初期の南極観測隊の裏面史が書かれ、面白く読み終えました。

特に、日本国民に夢を与えた南極観測の裏側で、南極観測隊の派遣を最初に提案し、かなりの費用を負担した朝日新聞・文部省・学者・各大学の山岳部等の醜い主導権争いがあったことは興味深い話でした。

“このような話をウィキペディアではどう書いているのかな?”と思い、「南極観測隊」などで検索してみると、亀さんは意外な事実を知りました。

①南極観測隊は毎年派遣されており、観測隊員の募集も毎年行われており、現在派遣されているのは、第53次南極観測隊であること(注2)

②亀さんは、”南極観測隊は航空機で昭和基地に人員・資機材が輸送されている”と思っていたのですが、まだ、南極観測隊を砕氷船で輸送するということが行われており(注3)、現在の南極観測船「しらせ(2代)」が昭和基地付近(南緯68度54分・東経38度57分)で南極の氷と苦闘していること(注4)

③初代の南極観測船「宗谷」は海上保安庁所属の船でしたが、2代目以降の「ふじ」、「しらせ(初代)」、「しらせ(2代)」は海上自衛隊の所属であること。

ところで、今年は、白瀬矗(のぶ)陸軍中尉が日本初の南極探検隊を率いて南極大陸に上陸してから、100周年になるようです。また、昨日(1月16日)は白瀬中尉が南極に上陸した日でした。

そんな日に、初代南極観測船「宗谷」の本を読み終えたというのも偶然とはいえ、面白いですね。(記入者:亀さん)

追記:「しらせ」からみた南極や「昭和基地」の状況の動画や昭和基地WEBカメラの画像も見ることができます(注5)

(注1)ソ連の耐氷貨物船として建造→日本の耐氷貨物船→海軍特務艦→戦地引揚船→灯台補給船→南極観測船→巡視船

(注2)南極地域観測事業:http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/nankyoku/index.htmhttp://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/10/1312674.htm。南極観測のHP:http://www.nipr.ac.jp/jare/

(注3)観測隊員は、空路でオーストラリアに行き、南極観測船に乗ります。

(注4)asahi.com:http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201201140001.html。進め!しらせ:http://www.nipr.ac.jp/jare/shirase/index.html

(注5)「しらせ」からみた南極・南極の昭和基地の動画:http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/nankyoku/index.htm。昭和基地WEBカメラの画像:http://polaris.nipr.ac.jp/~webcam/NC2/

2011年12月 8日 (木)

急に気になりだすと…。

  ―半蔵門線神保町駅のシンボルマーク―11120601p1090320

いつも見慣れた風景なのに、気になりだすと、無性に気になることってありませんか?

亀さんがよく使う東京メトロ・半蔵門線の神保町駅の駅名表示には、神保町に古書店街があることを表す、乱雑に積まれた沢山の本のシンボルマークが書かれています。

何年もこの駅を使っていて、“このマークは、古書の街・神保町を表すのにピッタリだなあ!”と漫然と見ていました。

しかし、ある日、このマークを見ながら、ふと、“こんなに色々な方向に本を積んで、本はちゃんと積めるのかな?崩れないのかな?”という疑問が湧きました

その日以来、この駅を利用すると、その疑問がいつも湧いてきて、無性に気になります。

そこで、実験してみました。バカですね11120602p1090337

上の写真は、冒頭の写真の右下の9冊の本を積み方で本を積んでみたものです。

何とか積めました

この結果が得られると、急に“何と下らない疑問を持ち続けていたのか…”という冷静さが出てきました。

冒頭の写真の左下の19冊の積み方もしてみようと思ったのですが、やる気がなくなりました。

誰かやってみる人はいませんかな?(記入者:亀さん)

2011年11月10日 (木)

千代田区立日比谷図書文化館がオープン!

   ―都立日比谷図書館とは大違い!―111108011p1090040

2009年4月に休刊され、同年7月に東京都から千代田区へ移管された日比谷図書館が、改装工事を終え、11月4日、「千代田区立日比谷図書文化館」として、オープンしました(注1)(注2)

亀さんは、8日の昼休みに、その館内の様子を見るため、また、貸出券の発行を受けるために、日比谷図書文化館に行ってみました。

行ってみると、図書館としてのスペースは2~3階に限定され、他は、ホールや展示室・会議室になっています。外観は、都立日比谷図書館そのものなんですが、図書館機能としては、都立日比谷図書館に比べて、格段劣っているような感じです。

そのHP(注2)やリーフレットで、次のように言っています。

“それは単なる図書館ではありません。「図書空間」「展示空間」「交流空間」からなる総合的な知的レベル向上をめざす、これまでにない“知の拠点”です。”とか、

“伝統ある「旧・都立日比谷図書館」の図書館サービスを継承・発展させ、更に千代田区立四番町歴史民俗資料館の機能を移行し、千代田区の特性を踏まえた新しい文化施設です。読む・調べる・学ぶ・楽しむ・交流する・創造する、あなたのための「知識への入口」です。”と。

しかし、図書館機能の低下は否めず、区立の歴史民俗資料館の廃止・統合の辻褄合わせにしか過ぎません。

もちろん、都立の図書館を、都立中央図書館と都立多摩図書館に集約し充実しようという考えも分からないわけではないのです(注3)が、交通の不便な地区に都立中央図書館を設けたのは、何故なんでしょうか。

また、日比谷公園という都心の交通至便の大図書館だった日比谷図書館が地域の普通の図書館になってしまったのは残念至極です。

こんなことでは、国立国会図書館に行った方が便利ですね。(記入者:亀さん)

追記:発行してもらった亀さんの貸出券です。千代田区民は青色の、千代田区に勤務する者は緑色の、それ以外はピンクの貸出券です。111108022p1090046

(注1)千代田区立図書館:http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/

(注2)千代田区立日比谷図書文化館:http://hibiyal.jp/hibiya/index.html

(注3)東京都立図書館:http://www.library.metro.tokyo.jp/index.shtml

2011年10月29日 (土)

神田古本まつり、開催中!

    ―亀さんの古本の思い出―111028011p1080906

27日(木)から、神田神保町古書店街で、「第52回 東京名物神田古本まつり」が開催されています(~11月3日)(注1)111028032p1080903_2 111028043p1080902

古書店街は、例年通り、貴重な古書を求める人や格安の古本を探す人など、古書を求める人々で賑わっていました。11102802p1080896

同時に、29、30日には、すずらん通り・さくら通りを中心に、新刊書店や出版社も含めて、「第21回神保町ブックフェスティバル」(注2)などが併催されています。

亀さんは、仕事の関係で、最低でも週に1回は、神田神保町に行くので、毎週のように新刊書店で本を買います。

しかし、古本が苦手なので、古書店を覘くことはほとんどありません。

ただ、亀さん自身も、この神田神保町の古書店街に、大変お世話になった時期があります。

貧乏学生だった亀さんは、新刊の教科書や副読本を買えず、ここで古本の教科書等を買っていたのです。(古本の教科書には他人の書込みがあるんですよ。あれはイヤでした。)

その反動で、亀さんが“古本は苦手”になったのかも知れませんね。

たまには、古書店を覘いてみるかな…。(記入者:亀さん)

(注1)第52回 東京名物神田古本まつり:http://jimbou.info/news/furuhon_fes_index.html

(注2)第21回神保町ブックフェスティバル:http://jimbou.info/news/book_fes.htmlhttp://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/1536/Default.aspx

2011年10月15日 (土)

秋を満喫した1日

   ―芸術の秋・読書の秋・食欲の秋―

昨14日は、秋を満喫した1日でした。11101401p1080689 11101402p1080677

まず、芸術の秋!

職場近くのビルの1階フロアで、ランチタイム・チャリティー・ミニコンサートとして、ウィーン・フィルのソロ・チェロ奏者かつ首席チェリストのタマーシュ・ヴァルガ氏(注1)の演奏会がありました。

亀さんは、久しぶりに、世界的な奏者の演奏を楽しみました。曲目は、J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲第5番」で、“華美な装飾は少なくストイックな印象、でもその音はとても深い”との評価のある曲で、荘厳な演奏に満足しました。

同時に、同氏の東日本の復興への思いが感じられました。

つまり、この日は、ウィーン・フィルは、横浜公演(12日)・東京公演(13日)と広島公演(15日)(注2)の合間の移動・休息日でしたが、同氏は東京に止まり、昼はこのミニコンサート、夜は上智大学の「タマーシュ・ヴァルガ チェロリサイタル」(注3)で、東日本大震災復興支援のための1日だったのです。

つぎに、先日、「星加☆海 京都展」(注4)で、奥さんへのプレゼントとして買い求めた絵が届きました。奥さんは、喜んでくれましたが、亀さんが期待していたほどではありませんでした

次は、読書の秋!11101403p1080708 11101404p1080710

亀さんは、いつも小説と新書を並行して読みますが、今読んでいるのは、宮部みゆき著「火車」と稲垣栄洋著「赤とんぼはなぜ竿の先にとまるのか? 童謡・唱歌を科学する」(注5)です。

「火車」は今まで読んだ宮部作品に比べて読みやすいのですが、展開が面白く、楽しく読んでいます。また、「赤とんぼ…」は、野次馬さんがヒントをくれて読んでいるものですが、童謡・唱歌の疑問を科学的に解明する、面白い本です。

最後は、食欲の秋!111014051p1080693_2

亀さんは、先日、天ぷらの美味い店を発見しました。

そのことを奥さんにすると、「貴方だけ美味しいものを食べてズルイ!」と言われたので、夫婦でその店・「天兵」(注6)に行って、天ぷらを食べました。111014062p1080705

この店は、昭和15年創業の老舗で、独特のかやの実油を使って揚げ、天タネは東京湾で獲れる魚介を主としていることが売りです。

銀座の某有名天ぷら店のようにお高く止まったところがなく、なかなか美味かったですよ。

このように、昨日は、秋を満喫した一日でした。(記入者:亀さん)

(注1)タマーシュ・ヴァルガ:http://www.nikkei-events.jp/concert/con100901_tamas.html

(注2)ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2011:http://l-tike.com/classic/wienerphil/http://www.suntory.co.jp/news/s_hall2011/sh0097.html

(注3)上智大学の「タマーシュ・ヴァルガ チェロリサイタル」:http://sophiabokin.blog.fc2.com/blog-entry-28.html

(注4)2011.10.06付け「星加☆海 京都展」:http://dankai-hiroba.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-f704.html

(注5)稲垣栄洋著「赤とんぼはなぜ竿の先にとまるのか? 童謡・唱歌を科学する」:http://www.amazon.co.jp/%E8%B5%A4%E3%81%A8%E3%82%93%E3%81%BC%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E7%AB%BF%E3%81%AE%E5%85%88%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F-%E7%AB%A5%E8%AC%A1%E3%83%BB%E5%94%B1%E6%AD%8C%E3%82%92%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%99%E3%82%8B-%E7%A8%B2%E5%9E%A3-%E6%A0%84%E6%B4%8B/dp/product-description/4490207417

2011年10月 8日 (土)

山本義隆氏の評論

     ―なつかしい名前に…―11100701p1080548

先日、書店の店頭で、評論の著者に、なつかしい名前を見つけました。その評論は、山本義隆著の「福島の原発事故をめぐって いくつか学び考えたこと」(みすず書房)です(注1)

亀さんたちは大学紛争世代ですが、当時、山本義隆氏は東大全学共闘会議議長で、日大全共闘議長のA氏(注2)とともに、全共闘を象徴するカリスマ的存在でした。

そのなつかしい名前に惹かれて、亀さんは、その本をつい買ってしまいました。

亀さんは、同氏をはじめ、当時の大学生がこの日本の将来について、未熟ながら、それなりに真剣に議論し、行動していたことをなつかしく感じました。11100702p1080538 11100703p1080525 11100704p1080534

最近、たまたま、東京大学に行く機会があったのですが、正門にも赤門にも安田講堂前にも政治的なスローガンを書いた立てかん(立て看板)は全く見られず、学生が政治的に無関心であることが感じられました。11100705p1080536 

また、大学生が政治的な集会に利用されていた構内では、ピクニックに来た親子連れがお弁当を広げ、ドングリを拾っている子供たちが走り回っていました。

大学紛争が良いことだったとは言い切れませんし、現在の大学生が就活に追いまくられている状況に同情するものの、大学生の政治的無関心さを残念に思うとともに、わが国の政治の劣化を嘆かわしく感じる亀さんです。(記入者:亀さん)

追記:大学生協の売店では色々な東大グッズが売られていたので、東京大学チョコレートと東京大学ゴーフルを買って帰りました。(これを食べると、頭が良くなるのかな?無理か…。)11100706p1080541

注1)この評論は、原爆を含む原子力開発の背景・歴史・限界性から、一刻も早く原発依存社会からの脱却を論じ、原発の容認は子孫への犯罪であると論じているものです。(福島原発事故自体についてはあまり書かれていません。)

(注2)A氏は、亀さんの故郷の呉市出身で、地元で自動車修理工場を経営される一般人になっておられるので、固有名詞の記述は差し控えました。

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