書斎に熊がやってきた!(番外)
これまで4回にわたり、入手した木彫りの熊の話を「書斎に熊がやってきた!」と題して紹介しました。その4回目でその熊を手放すことにした経緯を書きましたが<熊が養子に行った>札幌在住の工芸作家・山里稔さんからうれしいお礼状が届きました。贈った熊は300点を超える山里さんの木彫り熊コレクションにもない作品だそうで、なんと5月23日から札幌市で開催される「北海道の木彫り熊展」に展示されるのだそうです。山里さんの見立てではこの熊は北海道中部の奈井江町や札幌市を拠点に活躍した堀井清司一門の作品らしく、展示会に来場された方からひょっとしたらくわしい情報が得られるかもしれない、とありました。いよいよ熊のルーツ探しが始まるわけです。「良かったね熊さん!」
実は熊に名前=愛称をつけようと思ったもののいいアイデアが浮かばなかったものですから「名無し」で送り出しました。このブログで皆さんからお知恵を拝借すればよかったかも。展示会は下記の通りですので札幌や近郊にお住まいの方、あるいは期間中にそちら方面への旅行を計画されている方はぜひのぞいてあげてください。
「北海道の木彫り熊」展
5月23日(土)~6月7日(日) 札幌市東区本町1条2丁目1-10
ギャラリー&ショップ 品品法邑(しなしなほうむら)
山里さんはすぐ近くのギャラリー&カフェ 茶廊法邑(さろうほうむら) 同区本町1条1丁目8-27 でも「静かなる空間シリーズ2015」というテーマで「山里稔展」を開催されています。こちらは5月23日(土)~31日(日)です。
(記入者:野次馬)
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コメント
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ようやく準備ができ、オープンすることができました。
頂いた堀井系の木彫り熊も展示させて頂きました。
情報の入ることを楽しみにしています。入りましたらご連絡致します。掲載、ありがとうございました。
投稿: 山里 稔 | 2015年5月25日 (月) 19:51
「北海道の木彫り熊展」が終了して、少し落着きが戻ってきました。寄贈して頂いた木彫り熊も展示し、堀井清司さんが彫られたモノだと分りました。ご報告が遅れ申し訳ありませんでした。今後も資料熊として展示会には、皆さんに見て頂こうと思っています。ありがとうございました。
投稿: 山里 稔 | 2015年8月21日 (金) 23:07
山里様 お疲れさまでした。熊さんの作者が堀井一門の作品とは思っていましたが「清司作」と判明したのは良かったです。まさに「モノに残った確かなシルシ」があったのでしょう。近年の<旅の思い出>は「モノから情報へ」と様変わりしました。それも写真や映像情報へ、です。モノはせいぜい食べ物くらい。消費すればそれで終わりです。私は小学校の修学旅行では奈良で銅製の大仏のミニチュアを買いました。クラスのかなりが同じものでした。あの熊さんはまさか修学旅行生が持ち帰ったものではないでしょうが、ご本人にとってはかけがえのない「北海道を記憶するモノ」だったのでしょう。引率の校長先生だったりして!
投稿: 野次馬 | 2015年8月22日 (土) 09:56