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2014年12月 9日 (火)

地下鉄の連絡通路での作文展示

  ―誰も読まないのでは…。でも…―

141208011p1040702昨日、都営地下鉄新宿線の小川町駅と東京メトロ千代田線の新御茶ノ水駅の連絡通路を歩いていると、文字だけの妙な掲示がしてあるのを発見しました。

141208022p1040704141208071p1040703_2“何だろう?”と思って近づいてみると、作文コンクールの優秀作品の展示でした。その作文のテーマは、“税”というお堅いもので、主催は神田税務署でした。

“こんな所に展示しても誰も読まないだろう”と思いましたが、その内容が妙に気になったので、作文の題名を見てみました。

まず、中学生のコンクールの優秀作品の題名は

141208033p1040707「税で守りあう社会」(千代田区長賞)、「これからの日本の税について」(千代田都税事務所長賞)

141208044p1040706「税は夢を守るもの」、「税金の大切さ」(神田税務署長賞)

141208055p1040705「税金への関心」(東京納税貯蓄組合連合会会長賞)、「税金のおかげで」(神田納税貯蓄組合連合会最優秀賞)

141208066p1040708そして、「消費税の妖精」(神田税務関係団体連合会会長賞)、「消費税から見える未来」(東京税理士会神田支部長賞)でした。

141208082p1040709また、高校生の優秀作品の題名は、「増税に対する意識のあり方」、「税による助け合い」と「豊かで安心な生活を送るために必要な税金」でした。

こういう作文コンクールでは、模範解答的な作文になってしまう傾向がありますが、読んでみると、“税金は安ければ良く、給付や福祉は高かければ良い”という大人が恥ずかしくなるような内容でした。

なお、内容が読みたい人は、写真をクリックすれば、拡大しますので、読んでみてください。(記入者:亀さん)

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コメント

可哀そうな子供たち。読まれないけど力作の文章は、このままで終わりだろうか。
下手に立ち読みしていたら、迷惑行為にならないかな。どうしてこんなとこだろう。

>GORO爺さんへ
どこかの広報紙には載るんでしょうね。
それと、賞状や副賞は貰えると思うんですが…。

亀さん、こんにちわ。

子供たちの、税への関心の多さにはビックリしました。
作文の発表の場が少し違うんではないかとも思います。
この場では、内容を読み取る事が出来ませんよね。
政治家に、もう少し無駄使いをするなといいたいですね。子供たちの為にも。

今年の漢字は「税」でしたネ。

> ポンタロウさんへ
一般の子どもの税の関心はどうなんでしょうかね?
国民自体が、“税金は安ければ良い”というんじゃなく、税についてもっと関心を持たないと日本の将来は暗いですね。

> マルチュウ さんへ
そうでしたね。
本当に国民の関心は高いんですかね…。

亀さんへ このブログはコメントなしの「読み捨て」にしていましたが、恒例の京都・清水寺の「ことしの漢字」がずばり「税」でしたから作文掲示に注目した亀さんの着想は大当たりですね。

>野次馬さんへ
偶然です。
でも、選挙期間中に、ことしの漢字に「税」を選んだのには“増税批判”という、政治的においを感じたのですが、予想に反して、自民党の大勝でしたね。

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