嫌われ者のムクドリ
―ねぐらを追われて右往左往!―
亀さんは、カワセミなどの野鳥の写真を撮る趣味を持っていますが、ほとんど撮らない野鳥があります。
それは、カラスとムクドリとヒヨドリです。
ただ、カラスは、ゴミあさりをして嫌われていますが、猛禽類のノスリとバトルをしているときは絵になります。また、ヒヨドリは、大きい声で啼き叫び、メジロなど小さな野鳥を虐めるので嫌われますが、桜の花を口ばしで落とすときなどは写真を撮る価値があります。
しかし、ムクドリは、姿かたちも良くないうえに、いつも集団で行動し、商店街や駅前の樹木や電線に止まって、うるさく啼き、糞害を撒き散らすので、撮る気がしません。
先日、息子のマンションを訪問した際に、そのムクドリの集団に遭遇しました。
最寄り駅を降り立ち、西口広場まで来ると、けたたましい野鳥の啼き声に見舞われ、“なんだろう?”と、啼き声の方向を見上げると・・・
夥しいムクドリの集団です。電線に止まっているだけでも無数の集団なのに、次々に集団で飛んで来ます。
“「立錐の余地もない」とはこのことを言うんだ”と思えるほどです。
このムクドリの集団は、数週間前までは、駅の東側のスーパーマーケット前の大木をねぐらとしていたようです。
しかし、糞害などの防止のために、その大木を伐採した結果、西口付近の電線に移って来たようです(注)。
そもそも、ムクドリは、宅地開発によってねぐらを失い、やっと市街地の中でねぐらとなる大木を見つけたのに、そこも人間生活の支障になると言って、追い出されたんですね。
まさに、ねぐらを求めて右往左往しているのですから、“人間の犠牲になってかわいそう!”とも言えそうです。(記入者:亀さん)
追記:ムクドリがいる区域は、200メートル四方に限られ、その先は1羽も止まっていません。もう少し疎らに止まっていれば、支障が生じないと思いますが、集団でいた方が安全なんでしょうかね・・・。
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