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2014年5月25日 (日)

興福寺「中金堂再建上棟式」(その3)

もうひとつ紹介したいのは、いただいた記念品です。「そういうのは、はしたない」と言われそうですが、変わったものですし、多川貫首らしいお考えのようなのでこれはぜひお見せしておきたいと。

Dscn0757

木製の「天平尺指し」です。解説によるとわが国の度量衡制度は、701年の「大宝律令」によって大小尺が制定されたことに始まります。このときの「大尺」は中国・唐の大尺に相当し、後の「天平尺」となりました。1尺=29.3~8 cmでした。

奈良時代初期に造営されたときの興福寺中金堂は、この天平尺が使われたそうです。平城京跡第一次大極殿と同じ1尺=29.54 cmで、奈良時代末から平安時代初期の唐招提寺金堂が29.8 cm、室生寺五重塔が29.7 cmと、時代が下がるに従って「長く」なることが知られています。中世からはさらに延びて、現在の大工さんが使う直角に曲がった金属製ものさしの曲尺(かねじゃく)は30.3 cmです。

写真にはわかりやすいようにアルミの物差しを添えました。(曲尺を探したけど見つからなかったので)


ところでこの木の材質は何だろうと『森の博物館』(稲本正・小学館)などを引っ張り出して<鑑定>を試みました。

私の見立ては「カナダ産のトウヒ(=唐檜)ではないか」ですが、さて。ヒントにしたのは工事担当の方からお聞きした用材調達の苦労話から。せっかく輸入されてきたのだからその端材を乾燥してものさしに加工されたのではないかと思います。

(記入者:野次馬)

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