消える高度経済成長のシンボル
昨日、仕事で平河町周辺に行ったときに、赤坂プリンスホテル(現グランドプリンスホテル赤坂)の新館の解体作業を見ると、終盤を迎えていました。
赤プリ新館と言えば、亀さんが30代半ばの頃、高度経済成長期からバブル期の真っ最中に建築され、隣接するホテルニューオータニのタワー棟とともに、その時代を象徴的存在でした。
その頃は、クリスマスの頃は、全館でクリスマス・ツリーを演出するなど、東京の名所にもなっていました。
しかし、老朽化による競争力低下の予想と保有資産の活用再検討の必要性を理由に、2011年3月に閉業されました(上は閉業直後の新館)。
そして、昨年6月からはその解体作業が開始され、現在、冒頭の写真のように、“残りわずか”という状態になっています。
この解体は、ビルの上層階から解体していく「テコレップシステム」工法(注)で行われているので、ビルがどんどん縮んでいきました(→ココをクリック)。
この5月頃には、この解体作業は終わるようです。
亀さんたちの青春時代のシンボルがまた消えていきます。(記入者:亀さん)
付記:エンパイア・ステート・ビルが建築以来82年経過しているのに比較して、建築以来30年で解体されるというのは、短すぎる気がしますが…。
(注)テコレップシステム:http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2010/1266478984208.html、http://www.taisei.co.jp/MungoBlobs/421/124/2010022301.pdf
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コメント
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懐かしい建物が無くなるんですね。
ちょっと景観が変わってしまい寂しいですね。
ところでこの弁慶橋の近くにはカワセミがいるようですね。お堀があって皇居も近いので住環境はカワセミに最適なのでしょうか。
投稿: scarlet | 2013年4月10日 (水) 10:30
>scarletさんへ
どんどん景色が変わっていきますね。
ところで、弁慶橋の周辺でカワセミを見たことはありませんが、弁慶濠に近い赤坂御料地(東宮御所などがある)には、カワセミが生息するようです。(宮内庁関係者に聞きました。)
投稿: 亀さん | 2013年4月10日 (水) 17:19