近江散歩 (その4-4)
前回の近江散歩 (その4-3)で紹介した石灯篭を別アングルから撮ったのがこちらです。
答えは石段です。全体の高さが4メートルほどありますからろうそくの火を灯すのにもはしごが要りますよね。いちいちはしごを持っていくのは不便だったのでしょう、同じ材質の御影石ですから最初から付けられていたようです。建立は明治13年と刻まれています。正面には「大神宮」その下に「村中安全」とあります。
石段があるとはいえ灯を入れたのは祭礼の時だったのでしょう。それにしても「灯篭は灯を点して使う」という<当たり前だった>ことを思い起こしました。
もうひとつ民家の庭先に保管されていた小型の水車を見つけましたので紹介します。水車部分は1.2メートルほどですが水路からの揚水に実際に使われていたのでしょうか。固定せず必要に応じて持ち運べるようです。
朝鮮通信使には日本の水車技術などを学んでくるように命じたという記録があるそうです。一行のなかにはそうした先進技術を学ぶ役割の人物もいたわけです。もっともこの水車は新しい時代のものでしょうけど。 (記入者:野次馬)
« もうじき雛祭り! | トップページ | 義理チョコでもうれしいものですよ! »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント