近江散歩 (その4-2)
近くに祇王を祀る「祇王寺」や「祇王屋敷跡」があるというので訪ねました。
用水から北へ1キロほどの人家のなかにありました。ボランティアの方がシーズンには案内役でおられるそうですがこの日はあいにくお休みでした。残念!こじんまりしたお寺です。
こちらが400メートル先の田んぼの中にある屋敷跡です。由緒を刻んだ石碑が場所を示しています。
石碑は細かな漢文で読めそうにありませんでしたので写真は略させていただきます。
代わりにこの地を訪ねた芭蕉の師、松永貞徳のもとで学んだ国文学者の北村季吟の石碑を紹介します。
読めませんけど碑にはこう彫られていると案内板にあります。
祇王井にとけてや民もやすごおり
「祇王井の水で民が心安らかに暮らしていることだよこの野洲ごおりは」。やす=安心して暮らす、と野洲がかけことばで、こおり=郡は在所・集落ほどの意味でしょうか。
そばに掘り出された墓石が並べてあります。無縁仏が多くあるのは古くから人々が住んでいたからでしょう。ひとつずつに前かけが結ばれていて大事にされています。
(記入者:野次馬)
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