ホームドアの安全対策
―レーザー・赤外線センサーと非常開ボタン―
最近、鉄道駅で、乗客の転落防止のために、ホームドアの設置が進んでおり、亀さんが通勤で使う東京メトロ南北線や丸の内線は既に設置してあります。
特に、南北線は地下鉄建設工事と同時に設置したので、本格的なホームドアとなっており、転落防止のみならず、自殺の未然防止にもなっています。
しかし、既設線の丸の内線などのホームのホームドアは、工事上の制約などから、高さ1メートルくらいしかなく、自殺の未然防止までは期待できません。
ところで、先日、丸の内線に乗ろうとして、変な非常ボタンを見つけました。それは、ホームドアと車両の間にあるのです。
また、その下には、レーザー光線が光っており、ホームドアと車両のドアの間の異物を(人も)感知するようになっています。
ホームドアの外、つまりホーム側の人は使えませんから、車両や線路側にいる人が使うことになりますが、何のための非常ボタンか判然としません。
南北線を見ると、同様な装置がホームドアの線路側に設置されており、「非常の場合は、この横の「開ボタン」を押してください。ドアが開きます。」と書いてあります。
そこで、亀さんは、ホームドアと車両のドアの間に挟まれた人は、レーザー光線で感知し、ドアが開くようになっていますが、万一開かないときは、この非常開ボタンを押してホームドアを開けるのではないかと思います。
ただ、そのような状態で挟まれている人が冷静に非常開ボタンを押せるとは思われません。
ところで、南北線から直通している埼玉高速鉄道のホームドアは、地下鉄建設工事と同時に設置されたものですが、南北線のように全面的ではなく、高さ1メートル強のものです。
また、乗客がホームドアに挟まれるのを防止する装置としては、赤外線センサーのみで、非常開ボタンはありません。
亀さんは、南北線のような安全対策が万全であるとは思いますが、乗客の過保護ではないかと思います。
①ホームドアの設置、②レーザー光線・赤外線によるセンサーの設置という相当な安全対策をしているのですから、それで十分なのでないかと思います。(記入者:亀さん)
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コメント
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難しい問題ですね。
乗客を守る為に各社安全対策を施しても、自殺者はそれを無視して飛び込みますものね。
逆に、地下鉄トンネル内で火災が発生し構内の電気関係が不良に成った場合、車両内に閉じ込められるんではないか?なんて事も考えられますね。
考え過ぎでしょうか?
投稿: ななごう | 2012年12月23日 (日) 20:38
>ななごう さんへ
心配しだすと切りがありませんよね。
経営の良い東京メトロと悪い埼玉高速とでは安全対策が違って良いのではと、亀さんも考えます。
投稿: 亀さん | 2012年12月23日 (日) 22:33