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2012年11月16日 (金)

地下鉄の海抜表示と耐震診断

       ―これは何だろう?―121114012p1120795  12111301p1120789

先日、東京メトロ淡路町駅・都営地下鉄小川町駅の出入口に、上のような表示があるのを見つけました。

1.海抜表示

下の緑色の表示板は、出入り口の海抜表示で、「この出入り口は 海抜 4.4m」と書いてあるのです。

これは、何のために表示しているんでしょうか?付近にそれらしい説明はありません。

そこで、亀さんは調べて見ました。

東京メトロのHP>安心への取組み>安全・防災>風水害対策(注1)には、「利用されるお客様に対して、日頃から水害発生時の行動を意識していただくために駅出入口海抜の表示をしています。」と書いてあります。

しかし、「ここは、海抜が低く、地下鉄が水没する危険があるので、地上に逃げろ!」というのか、「ここは、水没の危険はないので、慌てるな!」というのか、全く分かりません。

また、都営地下鉄関係の記事にも、“海抜10m以下の駅の出入口には海抜表示をする”と書いてあるだけです。

2.耐震診断済

上の水色の表示は、「耐震診断済」というもので、東京都のマークが付いています。ただ、何の耐震診断が済んだのか、診断の結果がどうであったのか、全く分かりません。

そこで、東京メトロのHP>安心への取組み>安全・防災>震災対策(注2)などを調べても、何も書いてありません。

3.以上のように、せっかく海抜表示をしたり、耐震診断済の表示をしても、乗客へのメッセージは十分には伝わらないのでは…と感じます。

なお、亀さんとしては、河川の下を通過する地下鉄も多く、地震や水害の際に地下鉄が地下河川化してしまう危険性もあるので、出入口の海抜に関係なく、地上に逃げる方が良いと考えています。(記入者:亀さん)

追記:一昨日、神保町の地下鉄の出入口にも、下の写真のように、同様の表示があるのに、気が付きました。今まで気づかなかったものでも、注意して見ると、その存在に気付くものなんですね。1211140231p1120791 1211140332p1120792 1211140433p1120793

(注1)東京メトロのHP>安心への取組み>安全・防災>風水害対策:http://www.tokyometro.jp/safety/prevention/wind_flood/index.html

(注2)東京メトロのHP>安心への取組み>安全・防災>震災対策

http://www.tokyometro.jp/safety/prevention/earthquake/index.html

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コメント

先日この表示についてのテレビでの説明が有りました。確かに説明不足、PR不足、高さだけで判断不足等の意見が出ていました。多摩地区では見ること有りません。

こんばんは

確かに海抜表示だけでは、何が何やらわかりませんね。

私の近所では、街中のところどころに海抜表示がされています。
我が家のご近所の新聞店の海抜が4.5mですから、我が家の海抜は都営地下鉄小川町駅とほぼ同じ高さです。

>GORO爺さんへ
テレビで報道があり、説明不足、PR不足、高さだけで判断不足等の意見が出ていたのなら、近く改善されますかね…。
ところで、三多摩は、地下鉄がないし、標高も高いので、海抜表示は必要ないんじゃないですかね。

>ubazakuraさんへ
ubazakuraさんの住んでおられる町は、東南海地震では津波が予想されるので、海抜をよく把握し、避難経路などを考えておかないといけませんね。
ともかく、東日本大震災を教訓にしていかないといけませんね。

昨年の地震と同規模の地震が来たら、山手地区以外は多分助からないでしょうね。
湾岸地区に居て地震が来たら、高層建築物のエレベーターは自動停止でしょうし、避難場所も少ないと思います。
最近、あちこちで同じ様な表示物を見かける事が多く成りましたが、あくまでも目安と捉えるしかないでしょう。

出来るだけ地下を利用しない行動が必要かなと思います。
利用するには、それなりの覚悟をして利用するのがベストかなと思ってます。

>ななごうさんへ
地下を利用しないといっても、地下鉄は利用せざるを得ないので、なかなか大変ですね。
東日本大震災の日は会社に泊まり、翌日、地下鉄で帰宅するときに、余震で地下鉄が止まったときは相当不安でしたよ。

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