―途中、雲に入ってハラハラ
、ヒヤヒヤ
―
亀さんは、昨日(21日)は5時起きして、近所の小公園で金環食の撮影をしました。
亀さんが日食の観察をするのは、亀さんが小学生の1958年4月19日の日食(注)以来約50年ぶりでした。
この時は、午後1時をはさんだ真昼の天体ショーで、広島では、最大食分が86%でした。授業が1時限で打ち切られ、日食の状況・気温の変化・周囲の変化の記録が宿題でした。
このとき、蝋燭のススをつけたガラス板で観察しながら、気温を寒暖計で測って、「寒いなあ!」と感じ、カラスが騒がしく啼いたことを懐かしく思い出します。
昨日の金環食は、天気予報が「曇り」と観測できる確率は5分5分でしたが、寝ぼけ眼で聞くニュースでは、“東京は曇っている”と言っています。
“駄目か…”と思って窓の外を見ると、亀さんちの方は、雲間からお日様が出ています。
飛び起きて、望遠レンズ(サンニッパ+1.4倍のテレコン)に日食グラスをセットし、ライブビュー画面を見ながら、5時40分、日食前の太陽を撮影しました。
急いで朝食を摂り、6時半前から、近所の小公園で日食の撮影を始めました。太陽は右上からドンドン欠けていきました。
雲が掛かり気味ですので、多少ボヤケ気味の映像になりますが、7時5分頃までは望遠レンズでの撮影ができました。
ところが、太陽が厚い雲に入ると、光線不足で、肉眼では日食の状況が観察できるのですが、日食グラスを通しては何も見えなくなりました。
そこで、コンパクトデジカメで撮影してみると、上のようにバッチリ写せました。何か変な感じです。
“このまま金環食に突入か”と思っていると、7時29分になって、雲が薄くなり、再び望遠レンズでの撮影に切り替えました。
どんどん輪ができていき、そして、遂に金環食となりました。
小公園にいた小学生やその父兄、そして近所の人たちが大歓声を上げました。
“本当に金の指輪のようだね!”と大声を上げている奥さんもおられました。
この金環食は約5分継続し、左下から輪が切れていきました。
それから、亀さんは、出勤を考え、7時40分過ぎで撮影を打ち切りました。
因みに、出社は30分遅れで、30分の休暇を取りました。
でも、30分には替えがたい天体ショーでした。(記入者:亀さん)
(注)過去に日本で見られた日食>1958年4月19日の日本での日食現象:http://star.gs/njkako/nj19580419.htm
(参照)2012年金環日食>各地の見え方>埼玉県>川口市:http://homepage2.nifty.com/turupura/nissyoku/2012kinkan/kakuchi/11/112038.html
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