都会の雑草・ナガミヒナゲシ
晩冬から初春の頃、亀さんちの最寄りのバス停の近くの宅地造成地で、寒さに負けずに、匍匐茎の植物が頑張っていました。
“何の草なんだろう?”と思って気にしていると、匍匐茎の真ん中から、直立の茎が出て…。
ヒナゲシに似た橙色の可愛い花が咲きました。
これは、ナガミヒナゲシという帰化植物で、道路の中央分離帯・路傍にも咲いています。
昔は、荒地にはセイタカアワダチソウが定番でしたが、最近の都会ではこの花が定番化しています。
今から50年位前に日本に渡ってきて、あっという間に野生化したようです。
他のヒナゲシと同様、阿片の原料となるアルカロイドをを含んでおらず、栽培は問題ないのですが、1つの芥子坊主から1000~2000の種子(ケシ粒)をばら撒いてしまうために爆発的な繁殖力を示す場合があり、地場の他の草花を駆逐してしまう可能性があるようです。
そこで、除草が必要とされるのですが、抜き取るのではなく、除草機で除草すると、芥子粒の拡散をもたらし、かえって繁茂の原因になるようで、厄介な草のようです。
可愛い花も「過ぎたるは…」といったところですね。(記入者:亀さん)
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コメント
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今まさに花の時ですね。昨日は雨の中をカッパ着て「雨の日散歩」玉川上水の花を愛でながらのひと時でした。
長実雛罌粟は、花が可愛いからとわざわざ植えている人が居ました。次の年は庭中に広がっていました。
投稿: GORO爺 | 2012年4月28日 (土) 08:42
> GORO爺さんへ
1つの芥子の実から1000個以上の芥子の種(芥子粒)が出るので、あっという間に芥子だらけになりますね。
困ったことです。
投稿: 亀さん | 2012年4月29日 (日) 01:15
見た目は弱々しいのに、繁殖力はかなり強いんですね。そういえば、地元でも、去年より増えました。
投稿: ぴいちゃん | 2012年5月 1日 (火) 21:17
>ぴいちゃんさんへ
女性と同様、可憐だからと安心していると、のさばってくるんですね。
また、少子化に悩む人間と違い、その繁殖力の強さには驚くばかりですよ。
投稿: 亀さん | 2012年5月 1日 (火) 23:06