文化の日のカワセミ・2
(「文化の日のカワセミ・1」の続き)
魚を弱らせても、タナゴのような幅の広い魚はなかなか飲み込めません。
クチボソのような長細い魚は比較的に食べやすいのですが、この日のように大きい場合は、食べるのも一苦労です。
まさに、“一気飲み”です。人間界では、“よく噛んで食べる”ようにしつけられるんですが、カワセミは歯が無いので仕方ありませんね。
カワセミ君は、大きな魚を食べて満足したのか、食べ終わるとすぐに帰りました。
“3時くらいまで来ないかな?”と思って、みんなと休んでいると、カワセミ君は、1時間後の2時過ぎにやって来ました。
そして、30分程度、止まり木に止まっていましたが、お腹が一杯なのか、魚を見つけられないのか、魚捕りをしないままに帰っていきました。
亀さんたちカメラマンは、シャッター・チャンスを逃さないように、30分も緊張していたので、ヘトヘトに疲れました。
その5分後、“小さな池にカワセミが来ているよ!”との声。帰る準備をしていた亀さんも参戦です。
“さっきのカワセミ君が舞い戻って来たのかな?”と思ったのですが、時々やって来る別の若鳥でした。まだ、足の色に黒味が残っているでしょう…。
この若鳥君は、一度だけ魚捕りにチャレンジして失敗し、帰っていきました。
亀さんは、3時に撮影を打ち切り、帰ることにしました。
みんなに挨拶をして、自転車に乗った途端、“チーッ”と啼きながら、カワセミ君がやって来ましたが、亀さんは、後ろ髪を引かれながら、岐路につきました。
いずれにせよ、この日のカワセミ撮影は、久しぶりに満足できるものでした。(記入者:亀さん)
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コメント
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カワセミも大きな魚をお腹一杯食べて満足。
亀さんも良いショットが撮れて満足。
私も亀さんの楽しい記事が見られて満足。
こんなに良い事は中々無いですね。
投稿: ななごう | 2011年11月 4日 (金) 18:20
こんばんは。
魚を採って飲み込むまで、一連の珍しい撮影美しいです。
カワセミ君も大きい魚は大変ですが、亀さんの為時間を掛けて呉れましたネ。(ゴメン、亀さんの腕でした、失礼!)
(1)の様に飛翔の姿はなんとも云えません、美しいの一言ですネ。
投稿: マルチュウ | 2011年11月 4日 (金) 19:39
>ななごうさんへ
本当に、これまで、不満足、反省の日の連続だったので、この日は、満足、満足でした。
本当にラッキーな1日でした。
明日は、どうかな…。
投稿: 亀さん | 2011年11月 4日 (金) 21:15
>マルチュウさんへ
いいえ、亀さんの力でなく、カワセミ君の協力の賜物ですよ。
偶然とカワセミ君の協力無しに、いい写真は1枚も撮れません。
明日もよろしくね。
投稿: 亀さん | 2011年11月 4日 (金) 21:25
素晴らしい文化の日でしたね。楽しみに読んでいる私達に、文化のおすそ分け?アリガトウ
GORO爺は、友人の突然の召天で前夜式から3日の葬儀は丸一日彼のために時間を潰しました。
豊かな日々を・・・・と共に歩んだ友人。
いつ来るかわからない「その時」に悔む事のないように一日を大切にしたいと痛感しました。
素敵なカワセミ・文化に合わぬコメント。ゴメン。
投稿: GORO爺 | 2011年11月 5日 (土) 07:51
カワセミくんの撮影成功、おめでとうございます。
先日、カワウが大きな魚を捕獲したところを目撃しました。
かなりの大きさだったので、とっても苦労していましたが、とうとう取り逃がしてしまいました。
自然はやっぱり、過酷ですね。
投稿: ubazakura | 2011年11月 5日 (土) 16:53
> GORO爺さんへ
亀さんたちは、戦後の復興・高度経済成長で夢を見て、経済混迷、そして、今回の大震災・原発事故でその夢がはかなく散りそうな中を生きています。
日本・子供・孫の将来を危惧する中で、老いを迎えています。
私たちの世代は、人間の歴史にとって意味ある存在であったと思いたいですね。
投稿: 亀さん | 2011年11月 5日 (土) 22:26
> ubazakuraさんへ
そうですね。
自然は、きれいごとでは済まない、残酷なものですね。弱肉強食です。
この地球の人口が70億を超え、食糧・資源問題が顕在化している中で、人間だけが残酷性を抑えることが出来るんでしょうか…。心配です。
投稿: 亀さん | 2011年11月 5日 (土) 22:40