銅板外壁の建物など
―神田淡路町・神田須田町界隈―
昨日のブログで、銅板外壁の建物の「栄屋ミルクホール」を紹介しましたが、神田淡路町・須田町界隈には、戦前からの古い木造建築物が沢山あります。
まず、銅板外壁の建物は、亀さんが見かけたものだけでも、3棟あります。「栄屋ミルクホール」のほかに、居酒屋元祖の「みますや」(注1)と神田司町2丁目の外堀通り沿いの建物です。
銅板外壁は、1923年(大正12年)の関東大震災による火災の被害を教訓に、木造建造物の堅牢度を高めて火災の類焼を防ぐために流行したものだといいます。
ですから、これらの建物は、昭和初期以前の建築で、これらの建物は、第二次大戦の東京大空襲でも焼けなかったのです。
それは、“銅板外壁の効果かな?”と思ったら、違いました。すなわち、このあたりは東京大空襲を免れた地区のようです。
神田須田町付近には、そばの「まつや」や甘味処の「竹むら」やあんこう鍋の「いせ源」(注2)など歴史的な木造建築物が残されています。
考えてみると、そもそも、神田古書街も空襲をのがれ、残ったんですね。
東京は、再開発が進展し、高層建築物が空を覆っています。
そのなかで、このような木造建築物が生きながらえているのは、下町の良さといえます。今後も、この下町の良さを守っていきたいものですね。(記入者:亀さん)
(注1)2011.09.10「神田蕎麦地図めぐり5」:http://dankai-hiroba.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-b954.html
(注2)あんこう鍋の「いせ源」:http://www.isegen.com/build/
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コメント
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こんにちは。
首都東京で「スバラシイ」ことですね。その内「下町」と言う「世界遺産」に指定されるかも???
その時は「お上りさん」ゾロゾロですかね?
私は「生きながらえている町」で生きながらえています。
投稿: マルチュウ | 2011年10月20日 (木) 11:43
>マルチュウさんへ
そうですね。
世界遺産っていうのもいいですね。
投稿: 亀さん | 2011年10月20日 (木) 23:48