商業主義に侵略された?日比谷公園
今、日比谷公園の第二花壇の芝生には、大型クレーンが入れられ、大きな鉄骨造の建物が建てられています。
でも、確か、この芝生は、その保護の為に立ち入り禁止のはずです。
でも、その看板のむこうは工事機械が置かれ、工事資材が一杯です。
“何かな?”と思って見回すと、テレビ朝日などが主催する「特別展 ダ・ヴィンチ」(注1)の会場作りでした。
その特別展は、12月7日~来年2月20日の約3か月間開催されるようです。その入場料も、大人1800円、学生1300円、小中学生700円と、少しお高いようです。
最近、日比谷公園の使われ方で疑問になることが多々あります。
日比谷公園のイベント(注2)でも、①イベントを開くためのスペースで開いている朝顔展、菊花展、植木市などや②公園に関係のある、ガーデニングショーなどは、それなりに納得できます。
しかし、山梨ヌーボー祭り 、オクトーバーフェストなどのように、レストラン代わりに使うイベントなどが多すぎます。
なぜ、このようなイベントのために、芝生をつぶす必要があるんでしょうか? 日比谷公園はイベント会場ではないのです。イベントの開催期間は、せっかくの公園の雰囲気は壊れてしまうのです。
この「特別展 ダ・ヴィンチ」も、それが開かれている期間、第二花壇はそのイベント及び1800円を払った人に占拠されてしまいます。困ったことです。(記入者:亀さん)
(注1)特別展 ダ・ヴィンチ:http://www.davinci-japan.com/、(チケット情報):http://www.davinci-japan.com/ticket/index.html
(注2)日比谷公園の最近のイベント:http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/1002/Default.aspx
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コメント
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こんにちは。
困ったものですねー。
誰かが袖の下でも貰ったんでしょうかね。何の為の立ち入り禁止なんでしょうか?
イベントを開催するほうにも問題意識がないんでしょうか?
こおゆう事するから次から次へとルールが壊されるんですよね。
投稿: ななごう | 2010年11月28日 (日) 13:10
> ななごう さんへ
多分、“袖の下”というものではなく、財政が厳しい中で、公的施設の命名権の譲渡と同様に、歳入を増やすために、このようなイベントへの貸し出しをしているのであろうと思います。
しかし、近くには、イベント会場としては日比谷パティオがありますし、主催者のテレビ朝日には六本木アリーナがあります。
都市公園を使うとしても、芸術ならの上野公園でしょう。
投稿: 亀さん | 2010年11月28日 (日) 17:50
チョット違いますが、今の地デジも大変です。何をどうして良いか困っているお年寄りの、テレビ買い替えの手伝いをしています。
聴視料金を払わないからと、法的処理をすると言う。テレビしか楽しみのないお年寄りの、なけなしの年金から、買い替え費用・設定費用・リサイクル費用。まだ使えるテレビを捨てるのがエコかね。
商業主義優先の一例ではないかと。関係者からは叱られるかな。
投稿: GORO爺 | 2010年11月28日 (日) 20:52
> GORO爺さんへ
亀さんのところは、東電の鉄塔の影響で、難視聴対策の無料のケーブルテレビになっているんです。
地デジ化されると有料化されるので、地デジアンテナにするか、有料のケーブルテレビに入るかしないといけません。
でも、今まで難視聴対策でケーブルテレビにつながっている人は、月々900円弱で、地デジテレビが見られます。
しかも、驚くことに、合わせて、ケーブルテレビ局が2年間、地デジの電波をアナログに転換して送ることもしてくれるので、当分はアナログテレビも買い換えなくていいんですよ。
投稿: 亀さん | 2010年11月28日 (日) 22:43
ちょっと辻褄があわない状況ですね。
工事が行われる前に「工事中につき入らないで・・」とか言う立て札に変えてるんなら解るけど。。。
都民の憩いのために整備された芝生広場なのにちょっとしたイベントのために芝生が撤去されるんもどうかと思います。
投稿: IWATO | 2010年11月30日 (火) 21:57
> IWATOさんへ
一応、芝生の上に、シートやベニヤ板を置いているんですが、公園の芝生広場が無くなり、建物で占められるのは何とも言えないですね。
管理費がないのなら、他の方法が考えられないかなあ…。
投稿: 亀さん | 2010年11月30日 (火) 23:07