11月最後の「きょうのB玉」
25日に深夜の東京・西麻布で起きた市川海老蔵さんの殴打事件、それが京都にも波及しました。年末恒例の南座の「吉例顔見世興行」はきょうが初日、12月26日までの予定で行われます。人間国宝の坂田藤十郎さんら東西の人気歌舞伎役者が華やかな舞台を繰り広げますが入院中の海老蔵さんは休演、そこで野次馬は「きょうのB玉」で皮肉ってみました。
2010.11.30 「きょうのB玉」(顔見世あの人の「まねき」は?)
きょう初日を迎えた京都・南座の吉例顔見世興行、B玉的関心は殴打事件で休演した市川海老蔵さんの「まねき」の行方。急遽こちらも下ろされたのかとも思ったらそのままだった。そりゃそうだ。酔った海老蔵さんが暴漢に殴られたあの晩、鳶職人が20人がかりで計65枚を取り付けた。ご存じの方も多いだろうが「まねき」は江戸時代、劇場前を飾った宣伝看板に由来する。上部に木を交差させた庵形がつき板に勘亭流の書体の役者名と紋が記されている。事件が明るみになったのは徹夜の作業がようやく終わってからだった。「席に空きがないよう」とすき間のない独特な書体の勘亭流、そのまねきだから「空き」を作るわけにもいかない。ことしの南座はこの<幻の看板探し>が受けるかも。
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コメント
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やはり、海老蔵も手を出したり、めちゃくちゃしていたようですね。
朝青龍は、酒で問題を起こして横綱を辞めさせられたのに、海老蔵は被害者ぶって同情されているのには、変な気がします。
海老蔵も1年くらいは謹慎すべきでは…。
投稿: 亀さん | 2010年12月 2日 (木) 23:34