近江花紀行―近江八幡国民休暇村から長命寺へ(その2)
友人のブログ(*1)で近くに「亀石」というのを見つけたと紹介されていたのでついでに写真を撮ってきました。「兎石」「槍石」「三つ岩」「展望岩」というのもあったのですが亀さんへの報告としてはこれだけにしておきます。道路のすぐ脇から左手の琵琶湖に首を伸ばしていて、なるほどの命名です。
大きさは2メートルほど、首の部分は60センチです。草を刈り取ったばかりですがそのうち甲羅部分などに苔など生えてくれば<貫録>がつくと思います。このすぐ手前に西国33カ所31番札所の長命寺=ちょうめいじ=があります。今日のイベントは長命寺港を折り返すシーカヤックマラソンでしたのでこれも何かの縁とお参りしてきました。昔、武内宿禰(たけうちのすくね)(*2)がここで長寿を祈ったところ300歳まで長生きしたというのが名前の由来です。本来なら麓から808段の石段を登るところを本堂下の駐車場まで車で登りました。
二つ目の亀はこちら、長命寺の石柱を背負っています。山号の姨綺耶(いきや)は「生き長らえる」「長命」の意味で天智天皇の勅願所になり、その後「歴朝不易の勅願所」として栄えました。手前の朱色の建物は拝殿と三仏堂、その向こうの本堂と奥の三重塔は国の重文です。
ここで見つけたのはちょうど盛りの紫陽花(アジサイ)と南天です。今の季節、どこでもお目にかかりますがここで見るとなにやらありがたく思えるのは不思議ですね。一番下の南天のように何気なくというか、さりげなく咲く花が好きです。 (記入者:野次馬)
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コメント
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たしかに、この石は亀に見えますよ。
「ガメラ」がいいかな?
長命寺の石柱も「命」の字の縦棒が長くっていかにも長生きできそうなお寺ですね。
投稿: IWATO | 2010年6月22日 (火) 21:22
IWATOさんへ この道路も、すぐ下の湖面も何十回も通ったのに看板ができるまではまったく注意も払いませんでした。まさにPR効果満点です。
長命寺の石段は珍しく下から上まで真っ直ぐに登っています。808段と紹介したのは手元にあった『四国・西国 巡礼ポケット図鑑』からの情報ですから今回登ったのは最後の数十段のみで安直なお参りでした。長生きするのはもうちょっと脚を鍛えなければいけませんね。
投稿: 野次馬 | 2010年6月22日 (火) 23:05
江の島に亀石や亀岩があり、広島の因島の沖に、亀島という島があるのは知っていましたが、これは知りませんでした。
一度行ってみたいですね。
投稿: 亀さん | 2010年6月25日 (金) 13:07
亀さんへ やあ、これを紹介しようと「首を長くして」待っていました。出張お疲れさまでした。
投稿: 野次馬 | 2010年6月25日 (金) 15:50