近江花紀行―沙沙木神社(その2)
本殿の後ろには恵方まいりの「歳徳神(としとくしん)」が祀ってありました。その年の恵方に向けて台座の上の社殿全体を動かせるようになっています。京都の神泉苑にある「恵方社」は有名ですね。
もうひとつ、楼門の前にある「出逢の椙檜」というのを見つけました。
椙(しょう=杉)はさかえてすくすくのび
檜(かい=ひのき)はいぶきをあたえる
人の世の幸 不幸
人と人とが出逢うことからはじまる
よき出逢いをお祈りください
とあります。5メートル離れて「男石」と「女石」が埋まっています。目をつぶって男性はこちらの「男石」から向こうの「女石」へ、女性は反対に「女石」から「男石」に歩いて、無事辿り着いたら思う人との縁が成就するとありました。
私もやってみましたが、な、なんと「女石」には辿り着けず。「もうこのくらいのはずなのに」と目を開けたら左の案内板のすぐ前でした。単に運動不足(加齢?)によるバランスの問題か、それとも・・・
こちらは神社のシンボル樹の「なんじゃもんじゃ」です。参拝者駐車場の奥、楼門の手前にあります。ご存じの方もあると思いますが正式な名前はヒトツバタゴといいます。私が何度もシーカヤック遠征で朝鮮海峡(対馬西水道)に漕ぎ出した対馬・鰐浦に自生しているのは国の天然記念物に指定されています。「なんじゃもんじゃ」は通称で「何だか正体不明の木」だというので名前がついたとされています。我が家にも対馬の知り合いが接ぎ木で増やしたのを1本貰って育てています。真っ白い花が咲きます。神社のは例年なら5月8日から14日が見頃、とありましたが今年はさてどうでしょうか。 (記入者:野次馬)
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コメント
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“素敵な奥さんがいる身で、もう女性との縁の成就は必要ないでしょう!”と建前を言っておきます。
なんじゃもんじゃの木は、モクセイ科の木のようですね。東京の深大寺にもあるようで、この時季に花が咲くようなので、見てきます。
というのは、友人と3日の日に、深大寺と神代植物公園に、花を撮りに行く予定ですから…。
投稿: 亀さん | 2010年5月 1日 (土) 22:10
亀さんへ ははは、ふふふ、へへへ・・・と照れ隠しは「は行」で。3月に行った戀志谷神社もそうでしたし「必ずやってみる」のは昔からです。野次馬というかおっちょこちょいというか。
ところで「なんじゃもんじゃ=ヒトツバタゴ」ですが、愛読している博多の住人「ずるずるべったんさん」のブログに「博多は今なんじゃもんじゃの花が満開」とありました。そうするとこちらも間もなくかな、楽しみです。
投稿: 野次馬 | 2010年5月 2日 (日) 08:37