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2010年5月31日 (月)

折々紀行―長谷寺から東吉野へ(その2)

長谷寺から東吉野村へは宇陀市を経由し、さらに佐倉峠を越えて20数キロ、小一時間です。お目当ては温泉でしたがついでに最後に捕獲されたニホンオオカミの銅像を見たかったからです。村役場とは清流の高見川をへだてて対岸に等身大の像があります。

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ここは旧・鷲家口(わしかぐち)といい明治38年(1905)に東亜動物学探検隊(英国)の隊員として宿屋「芳月楼」に滞在していたマルコム・アンダーソンが地元の猟師によって仕留められたニホンオオカミを8円50銭もの大金で購入しました。現在、大英博物館の標本となっていますが採集地にちなんで「ニホン・ホンド=本土・ワシカグチ=鷲家口」と命名されています。

「大金」と書きましたが当時は優に家1軒が建つほどだったそうです。ところで最近は実に便利になったもので上の写真までは似たようなのが「グーグルアース」で居ながらにして見ることができます。そこで別アングルのを紹介しておきます。

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ちょっと迫力あるでしょう。わずか100年前にはこんな恰好で遠吠えするニホンオオカミがこのあたりの山には多く生息していたんでしょうね。そんなことを考えながら遠吠えならぬ深呼吸をしてきました。 (記入者:野次馬)

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