近江花紀行―ザゼンソウ(その1)
以前から行ってみたいと思いながらなかなか機会がなかったザゼンソウが見ごろと聞き出かけて来ました。お坊さんが座禅を組んでいる姿に似ているところから名前がついたとされ、達磨大師そっくりというのでダルマソウの別名もあります。ミズバショウの仲間で琵琶湖の北西にある滋賀県高島市にわが国の南限とされる群落があります。現地へ行くまでは山の谷間のような場所を想像していましたが集落のすぐわきにある竹藪のなかの湿地が群生地でした。木道の両脇に数十個体が咲いていましたが奥の方にもたくさんあります。大きさは15センチから大きいもので25センチほど、仏像の光背ににた焦茶色の部分は花ではなく「苞(ほう)」でこの中に花芽がのぞいています。
ザゼンソウは自身が熱を出す珍しい「発熱植物」です。発熱することで回りの雪を溶かし、時期的には数少ない虫を集めることで受粉に役立てるとされています。高島市は「ザゼンソウの町」がキャッチフレーズで、雪はありませんでしたが今がちょうど見頃でした。このページではなぜか写真が挿入できませんでしたので(その2・その3)で紹介します。 (記入者:野次馬)
« 小雨の中、カワセミ撮影を敢行!(2) | トップページ | 近江花紀行―ザゼンソウ(その2) »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント