ちょっと散歩に(その1)=「北海道」へドライブ
3連休の最終日になってようやく天気が回復したので「北海道」までドライブに行きました、と書き出すと皆さん「北海道に行ってレンタカーを借りてドライブ」でしょ、と言われそうですね。ご存じの通り自宅は滋賀県の大津市ですから。実は最近、地図を見ていて偶然「北海道」という地名を見つけたんです。どこにあるかというと京都府の東南端にある南山城村です。府内では唯一の「村」で滋賀、三重、奈良の3県と接しています。自宅から2時間弱、村役場から木津川を挟んで南側に「北海道」があります。
こんな感じの静かな集落です。読み方は「きたかいどう」つまり「北」+「海道」で、すぐ西側に「西海道」があり、こちらも「にしかいどう」と読みます。東と南はないそうです。農作業をしていたおばあさんに聞いたところでは、もとは垣内(かいと)だったということをおじいさんから聞いたとか。警察で免許証を貰う際に「へーえ、住所が北海道やな」とずいぶん珍しがられましたと笑って話してくれました。一緒に作業していたもう一人のおばあさんのお宅が西海道でした。
余談ながら西海道(さいかいどう)といえばご存じ松本清張の『西海道談綺』の題名にもある通り現在の九州のこと。<北海道のおばあさんと九州のおばあさんが陽だまりで仲良く農作業を>と微笑ましく感じましたが「変人」と思われそうなのでそれは言いませんでした。 (記入者:野次馬)
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コメント
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面白いですね。
垣内(かきうち)とか中垣内(なかごうち)とか東垣外(あずまがいど)という苗字の知人がいますが、語源的には、同じなんでしょうね。
投稿: 亀さん | 2010年3月22日 (月) 22:59
亀さんへ 私は同期の親友の垣内君を思い出しました。この「北海道」は村の隠れ名所の資格ありと思いますが看板があるわけではありませんから。(個人情報なので紹介はできませんが)表札には小字として「北海道」と書かれていました。
投稿: 野次馬 | 2010年3月23日 (火) 00:18