人間国宝・鈴田滋人染色展
昨20日、職場の同僚が、「人間国宝の染色作家の展覧会が銀座のデパートでやっていて、素晴らしいので行こう!」と言うので、行きました。
といっても、その同僚は、どこのデパートか、作家の名前が何というのかを忘れています。まず、三越に行ってみると、「そんな催し物はしていません。」とのこと。次に、松屋に行くと、「ここではやっていませんが、鈴田滋人染色展が和光でやっています。」と親切に教えてくれました。
そこで、和光6階の和光ホールで開催中(~12月8日)の「鈴田滋人染色展」(注1)に行ってきました。
鈴田滋人氏は、鍋島更紗の復元に取り組んだ父・鈴田照次の跡を継ぎ、木版と型紙を併用する“木版摺更紗(もくはんずりさらさ)”の研究を重ね、その作品は、緻密かつ豊かな色構成で、独自の作風を確立している(注2)。そして、昨年、“木版摺更紗”は、重要無形文化財に指定されました。同氏はこの重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)です。
今回の展覧会では、身の回りの植物をモチーフにした、色鮮やかな着物、帯、袱紗、染額など60余点が展示されていました。もちろん、どれも素敵で結構のお値段でした。でも、日本の美の素晴らしさを見聞でき、一見の価値があります。
展覧会の行き帰り、銀座のデパートなどのクリスマスの装いを撮ってきましたので、ご覧下さい。最初のソニービルのクリスマスツリーの下の池には、時刻とハートマークを泡で表示する装置がありますので、銀座に行った折には見ると良いですよ。(記入者:亀さん)
(注1)鈴田滋人染色展:http://www.wako.co.jp/exhibitions/200
(注2)鈴田滋人氏の主要作品:http://www.nihon-kogeikai.com/KOKUHO/SUZUTA-SHIGETO/SUZUTA-SHIGETO-SAKUHIN.html
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コメント
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こんにちは
日本の染色の色や名前、いいですよね。。。
微妙な中間色の色合いがとても美しくて好きです♪
都内はもうクリスマスの雰囲気のようですね~
私もどこかでクリスマスの雰囲気を楽しみたいです^^
投稿: ほよりん | 2009年11月22日 (日) 12:22
> ほよりんさんへ
展覧会は撮影禁止なので、素敵な作品は写せませんでしたが、素敵な着物や帯が展示されていました。((注2)でその作品をご覧下さい。)
たしかに、薄緑やピンクなどの中間色が多かったですね。
ただ、かなりの値段で、小さな掛け袱紗でも10万以上しましたよ。
投稿: 亀さん | 2009年11月22日 (日) 20:30