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2009年9月25日 (金)

阿波・徳島紀行(おしまい)

阿波の国は俗に「阿波二十五万石、藍五十万石」といわれ藍の生産で栄えました。これは皮肉にも吉野川の洪水が運ぶ肥沃な土が連作がきかない藍を育てるのに好都合だったわけで、大河との永年の付き合いが生み出したしたたかな知恵でした。

最後に訪ねたのはその名も藍住町の歴史館「藍の館」です。生産から加工、販路拡大まで「藍商」として代々続いた奥村家の建物が見学できます。

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中庭にあるこの銅像は藍の生産過程を紹介する実物大の像です。ボランティアの女性が藍の生産農家は「寝たと思えばすぐ起こされる」という俗謡があるくらい過酷な労働で、できることなら嫁にはやるなと言われていたと解説してくれました。「体験コーナー」では何組もの親子連れやグループが藍染めに挑戦していました。

つんと来る藍の独特の香りで、終生、趣味の俳句を愛した亡父の産経俳句賞受賞作「藍甕の藍の深淵去年今年(あいがめのあいのしんえんこぞことし)」を思い出しました。 (記入者:野次馬)

<メモ>
*藍住町歴史館「藍の館」:http://www.town.aizumi.tokushima.jp/ainoyakata/index.html

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コメント

一挙に、5つの記事をアップですね。
野次馬さんが“シルバーウィークは徳島”と言われたので、野次馬さんの趣味のシーカヤックかアウトドア関係と想像していたんですが、普通の旅行だったんですね。
でも、天気もよく、美術から観潮と盛り沢山の内容で、素敵な旅行でしたね。

亀さんへ なぜか最近は「フツーの旅行」が多いです。ま、そのうちと思いながらついつい。あすはボランティアで琵琶湖の水中清掃。「カヌーも用意しますので」とのこと。ならば水上?暇な家内も一緒です。

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