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2009年9月25日 (金)

阿波・徳島紀行(その4)

2日目は吉野川の河口域をのんびりとドライブしました。河口から順に「吉野川大橋」「吉野川橋」とあって三つ目が「四国三郎橋」<坂東太郎=利根川><筑紫次郎=筑後川>と並んでこの川を<四国三郎>と呼ぶところからの命名です。「A」の字形の橋脚から斜めに張ったワイヤーで橋げたを支える「斜張橋」で橋名の上に取り付けられているのは藍染文様の陶板プレートです。このあたりはまだ汽水域なので休日の浅瀬はシジミ採りの家族連れでにぎわっていました。

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さらに5キロほど上流に行ったところにあるのが「保存か可動堰化か」という住民運動のシンボルとして話題*になった「吉野川第十堰」です。

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堤防の上を走る県道からはそうは思わなかったのですが実際に堰の上に立つと結構広かったです。このあたり川幅は4百メートル近くあり、堰の幅も60メートル、上流と下流とでは背丈を超える落差がありますから何本もの魚道が中央部に作られています。反対側(南側)からはダンプカーが直接乗り入れできるようでした。5年前の台風による濁流で堆積していた土砂が流され江戸時代の青石の石組が顔をを出しました。板状の「阿波青石」と呼ばれる変成岩=緑泥岩=を川の流れと平行になるように縦に隙間なく埋め込んだ精巧な造作は堰の上流部分(右)に残ります。その1枚1枚が「まだまだがんばるぞ」と言っているようにも思えました。 (記入者:野次馬)

<メモ>
*野次馬が全巻読破中の内田康夫の名探偵・浅見光彦シリーズ『藍色回廊殺人事件』(講談社文庫にあり)の舞台になりました

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