―被爆2世の亀さんのつぶやき―
今年も、原爆の日がきました。原爆が世界で初めて落とされ、多くの犠牲者・被爆者を出して、今年で64年になります。
そして、昨朝も、亀さんはテレビで放映する「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」(追記参照)にあわせて、黙祷をしました。(この日は、毎年、勤務に遅刻しても自宅で式典にあわせて黙祷するのが亀さんの習慣です。)
式典では、広島市長が核廃絶を宣言したオバマ米国大統領を過大に評価していましたが、亀さんは疑問です。
アメリカは、広島への原爆投下を謝罪したのでしょうか?(追記参照)また、アメリカはこの式典に政府代表を参加させているのでしょうか?
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話は変わりますが、亀さんは、戦後生れで、被爆者ではありません。(同級生の中には胎児のときに被爆した「胎内被曝者」もいました。)
ただ、亀さんの父親は被爆者(注)で、原爆手帳を持っていましたので、亀さんは「被爆2世」ということになります。
また、亀さんの近親者には、他にも被爆者がいます。祖母や伯母さんは爆心地の近くの路面電車の中で被爆し、一時期、原爆症で苦しんでいました。
亀さんは、この人たちや他の被爆者から、原爆被害の惨状や原爆症の苦しさをよく聞きました。ところが、この人たちは高齢者であったり、既に亡くなっています。このままでいくと、原爆の記憶がどんどん薄れていきます。
したがって、亀さんは、最近になって、「被爆2世」の自分たちが被爆者から直接聞いた原爆の話を語り継ぐ義務があるんだろうと考えるようになりました。その意味からも、亀さんは、「被爆2世」であることを自称することにしました。(記入者:亀さん)
追記1:いわゆる「広島平和記念式典」の正式名。亀さんは、“平和は「記念」するものではなく、「祈念」するものと思っているので、このように記載します。
追記2:亀さんは、非戦闘員に対する無差別攻撃で戦争犯罪に該当すると考えていますが、アメリカでは“原爆の使用で戦争終結を早め、戦死者を削減した”との意見が大勢です。
(注)当日、原爆投下の時刻に広島に行く予定が遅れたために、直接には被爆せず、直後に被爆地に入ったために被爆者の認定を受けた。
(写真はすべてNHK-TVの映像より)
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