昼の人形山車・夜の提灯山車
18日に久喜の提灯祭りに行ってきました。
この祭りは、天王院・八雲神社の祭りで「天王様」ともいわれ、江戸中期の天明3年(1783年)から220余年の伝統があり、毎年7月12・18日に行なわれます。
ここの山車の特徴は、昼に関東地方の一般的な人形山車が出るだけでなく、その山車が夕方までに組み替えられ、夜は、提灯山車になることです。
“一粒で二度おいしい”祭りです。山車の組替も見ることができるので、“一粒で三度おいしい”かも知れません。
まず、昼の人形山車は、7町会から7基が出され、スサノオノミコト(2基)、武内宿禰、神功皇后、織田信長、日本武尊、神武天皇の人形が載っています。これらの人形はからくり人形ではありませんし、山車自体も決して豪華絢爛というものではありませんが、電線に引っかからないように人形が転倒するものや、提灯山車との兼用のため、種々の工夫(提灯の支柱の穴、山車本体の回転、飾り付けの着脱の容易さ等)がされています。
午前中は各山車が各町内で曳かれ、お昼過ぎに全ての山車が、駅前付近で神事を行い、駅前広場からすべての山車で町内をパレードします。各山車の車列は、町名を書いた提灯を先頭に、稚児が続き、男衆が山車を曳いていきます。中には、子どもたちが曳けるように綱をつけた山車もあります。
山車に乗った人たちが、笛、太鼓、鉦(かね)で、各町毎に異なるお囃子を奏で、みんなを盛り立てています。見たところ、奏でる人には女性陣がたくさん参加していました。この女性陣の一部は、「その2」で写真を載せます。
午後4時過ぎまで人形山車が町内をめぐると、それぞれの山車は町内の戻り、提灯山車に組み替えられます。亀さんは、親しく声を掛けて下さった方の勧めで「志ん二」町会の組替作業を見せてもらいました。(つづく)(記入者:亀さん)
(参考)久喜の提灯祭り:http://www.city.kuki.saitama.jp/info/nousyou/kankou/chochin/index.html、http://www.geocities.jp/kuki0718tennousama/、http://www6.atpages.jp/nurikikaku/08chouchin/kukishimatsuri.htm
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コメント
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おはようございます、
高山祭りや祇園祭に引けをとらない夏祭りですね。
お囃子の音色や賑わいが聞こえてきそうです。
投稿: mico | 2009年7月20日 (月) 06:12
>mico さんへ
夜の提灯山車もすごいので、報告の続きをご期待下さい。亀さんは、お昼の12時から夜の9時までたっぷり楽しめましたよ。
投稿: 亀さん | 2009年7月20日 (月) 11:53