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2009年7月30日 (木)

『ひとつとなりの山』―野次馬の読書案内(006)

シーカヤックに転じてからはすっかり山から遠ざかってしまいましたが、いまでも書店をのぞくとついつい山の本に手が伸びてしまいます。池内紀さんファンの私ですからこの本はなおさらです。有名な山の「ひとつとなりの山」ということですが鹿児島県の開聞岳のような独立峰もあります。山好きな著者がのんびりと出かけた「ひとり登山」の20の山が楽しめます。

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『ひとつとなりの山』(池内紀、光文社新書、840円)

紹介されるのは大雪山(北海道)、戸来岳(青森県)、乳頭山(秋田県)、那須三山(栃木県)、男体山(茨城県)、秩父御岳山(埼玉県)、雪彦山(兵庫県)、剣山(徳島県)など。残念ながら登った山はないのですが開聞岳のところでその東側、東シナ海に突き出た長崎鼻を訪ねたことが書かれており、無季俳句で有名な篠原鳳作の句碑が紹介されています。

  しんしんと肺蒼きまで海の旅

私がこの歌碑を訪ねたのは台湾から九州まで1500キロを漕ぐ黒潮漕破遠征隊の実行委員長だった91年8月、どうしてもスケジュールが合わず漕げないままゴールした隊員たちに会いに行った時でした。帰りの便もありましたのでここからはるかに開聞岳を眺めただけでしたが。 (記入者:野次馬)

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