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2009年6月 5日 (金)

浅草の算子塚に行きました。

    ―円周率を計算した男たち―09060401_2 09060402

亀さんは、先日、浅草に行ったときに、浅草の浅草寺・新奥山(注)にある「算子塚」に行って見ました。

その理由は、最近、鳴海 風著「円周率を計算した男」(新人物文庫)を読み、江戸時代の数学(和算)学者の生きざまを知り、また、その一人の会田安明の功績を讃える「算子塚」が浅草寺にあることを知ったからです。

「円周率を計算した男」の文庫本は、今年5月14日に刊行されものですが、和算学者6人の生きざまを主題とした「円周率を計算した男」(歴史文学賞・日本数学会出版賞受賞作)などの短編を集めたものです。

亀さんは、高校の日本史の教科書で、江戸時代に”世界的な数学者の関孝和”がいたことを知識として知っていましたが、関孝和が突然変異的に出現したように漠然と感じていました。

しかし、この文庫本を読んで、関孝和の周辺に、立身出世・生活・学問的探究のために、和算を学んだり、円周率の計算に躍起となったりした、多くの若者がいたことを知りました。また、江戸時代の日本には3.14の円周率を知る人が結構いたことに驚きました。

そのうち、関孝和と一番弟子の建部賢弘が考案した円周率の計算方法は、20世紀になって数値計算で使われるようになった方法のようです。200年以上も前にこうした計算法を日本の数学者が世界に先駆けて発見していたのは驚きです。

「算子塚」で讃えられている会田安明は、関流和算の閉鎖性を批判して少数派の「最上流和算」を創設した学者で、文庫本に所収された短編の「算子塚」にその生きざまがイキイキと描かれています。

なお、算子塚の近くには、関流和算の高名な?学者を讃える「五瀬・植松氏明数の碑」もあります。

この文庫本を読み、また、「算子塚」に行って、亀さんは、“最近、学問的な探究心が薄れているなあ!”と実感しました。同時に、一時採用されていた、円周率を3と教える「ゆとり教育」の無謀さを再確認しました。(記入者:亀さん)

(注)浅草寺五重塔の北西にあり、多くの石碑や銅像が集められている。http://www7.ocn.ne.jp/~sehayama/sinokuyama.htm

(下の写真説明)左:新奥山、右:手前から、五瀬・植松氏明数の碑、狂歌三十六歌仙の碑、算子塚0906040409060403

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コメント

亀さんへ 覚えていた円周率3.1415の次は何だっけ、とネット検索したら面白いのを発見しました。

「10桁で終了」円周率ついに割り切れる
千葉電波大学の研究グループがこれまでの円周率演算プログラムに誤りがあったことを発見。この数値を正常値になおしてみたところ、円周率は10桁で割り切れたという。これを受けて円周率暗記記録のギネス認定も取り消される見通し。ちなみに10桁目は「0」だった。

へーえ、そうなの、とよく見たら「虚構新聞社」の文字が・・・野次馬、まんまとひっかかるところでした。

理系っぽい学部出身なのに、数学はとっても苦手な私です。
和算がとても優れていたということは、聞いたことがあります。
本は面白そうですが、数学的な話が入ってくると、読めないかも・・・(すぐ眠くなってしまうのでcoldsweats01

こんばんは。
数学は好きだったのに今はあまり数学とは関係のない仕事の日々です。
たまに数学を使うことがあると頭の芯がとても疲れます^^);
でも、数学の問題を解いたりするのが好きでしたね。。。(過去形です^^)
円周率を3と教えていた時があったんですね。
ゆとり教育って何なんでしょうね。。。

>野次馬さんへ
何を書いているんだろう?と不審に思ったら、「虚構新聞社」でしたか。
6日付で、円周率の覚え方など、青春の思い出を書きましたよ。読んでね。

>ubazakuraさんへ
亀さんは、中学生の頃から理科系の進路は考えておらず、法学部の出身ですが、高校では、国語や英語よりは理数系の科目の方が得意でした。
ですから、今も、数学や科学が大好きです。一般教養としてですがね。
なお、この短編は、読むのに数学は不要で、なぜか全ての短編の主人公の数学者を愛する女性がいて、その男女の恋物語としても楽しい本ですよ。

> ほよりんさんへ
学校で習ったことは、実生活では余り使いませんが、非日常として時々触れるようにすると、受験勉強とは違った楽しさがありますよ。
6日付けで、円周率の覚え方などの思い出を書きました。読んでみてください。

亀さん、円周率は、理系の話題ということですが、実は、私は物理や化学は得意であり、好きだったけれど、記憶は苦手でした。円周率の必要以上の桁(3.14以上)を覚えようとしたことすらありません。
しかし、「円周率を計算した男」というのは立派ですね。科学立国を目指す日本民族の可能性を感じさせます。(INO)

>INOさんへ
このような存在が、伊能忠敬のような測量家を生み、明治期の文明開化を容易にしたようですね。
記憶というよりは、「知らないことを知りたい!」とか、「分からないことを究明したい!」という心が科学の進歩を促すんでしょうね。
こんな日本人の伝統を大切にしたいものです。

ずーっと前に買ってツンドクだった「円周率を計算した男」を今日読みました。それで「算子塚」を検索してここに来ました。

改めて、初めまして、どうぞよろしくお願いします。五瀬・植松氏明数の碑というのもあるのですね。そのうち行きたいと思います。

>閑太郎さんへ
初めまして。3年前のブログなので、驚きました。
「円周率を計算した男」から「算子塚」に辿り着いたのは、亀さんと同じですね。
このブログは、高校同期に卒業した団塊世代の3人組が還暦の時に始めて共同運営しているものです。
時々覗いて見て下さい。

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