今宮神社と<あぶり餅>(その1)
「やすらい祭」で知られる今宮神社は平安京に流行した疫病を鎮めるために創建されたのが由緒で、西陣の北西、紫野にあります。久しぶりに東参道にある<あぶり餅>が食べたくなったので「ついでに」参拝してきました。おっと、そんなことを言ったら叱られそうですが、私の中にはどうも「神社とあぶり餅」が“セット”になっているようで、ごめんなさい。
まずは 本殿にお参りしてから西側にある「阿呆賢(あほけん)さん」へ。奥の座布団の上に鎮座しているのがご本体です。ご覧のように黒っぽい石で、別名、神占石、重軽石とも。さあ何キロあるかな。女性にはかなり重そうですが「悩みや願い事を占ってくれる」といわれています。まずは願い事を決めて拝んでから3回手で「叩いて」持ち上げます。いったん下ろしてこんどは同じく3回手のひらで「さすって」再度持ち上げます。その時に軽ければ願いが成就するといわれています。私の推理はこうです。最初に持ち上げた時に脳が「おっ、これはかなり重いぞ」という情報をインプットします。次に持ち上げる時にはこの「かなり重い」という情報がある分、身構えて=力を入れて、持ち上げるから軽く感じるのでは、というものです。
これに限らず京都の町にはたくさんの言い伝えや伝説があります。それだけで何冊も本があるくらいですが、それを自分なりに推理しながら楽しむというのも私のおすすめです。 (記入者:野次馬)
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