上野東照宮の冬ぼたん・その1
ぼたんの花は、普通、春(4月中旬~5月中旬)に、“立てば芍薬、座れば牡丹”というように豪華な花を咲かせるのですが、上野東照宮の「ぼたん苑」(注1)で、第27回「冬ぼたん」展をやっているというので、一昨日(10日)、行ってきました。
当日は、冷たい北風で寒い日でしたが、前日の雪混じりの天気から一転して好天だったので、上野公園は多くの人が出ていました。
亀さんは、上野公園のシンボルの西郷隆盛像や彰義隊の墓・上野大仏などを見た後に、上野東照宮に着きました。東照宮は、初詣の参拝客で混雑していましたが、「ぼたん苑」にも沢山の見物客が入っていました。
入口の説明によると、“昔、寒ぼたんは正月に縁起ものの飾り花として使われて”いたそうで、栽培員の方の説明では、別の場所で育てた花を約40種・600本展示しているそうです(注2)。
ぼたんの花は、春ぼたんに比べ、総じて小振りでしたが、雪除けの「ワラ囲い」や和傘の中でひっそりと咲く姿は、熟女のような春ぼたんに対して、可憐な乙女のような感じでした。ただ、前日の冷たい雨で、若干、花が傷ついていたのは残念でした。
冬ぼたんは、品種も多く(注3)、赤、紫、ピンク、黄色等色々な色がありましたが、一度で掲載できませんので、明日、代表的なものを一挙に掲載する予定です。ご期待下さい。
なお、「ぼたん苑」では、このほかに、ロウバイ、紅梅(紅千鳥)、日本スイセンなども咲き、福寿草もツボミを覗かせていました。
寒の入り以来、寒さが続きますが、春はそこまで来ているようです。(記入者:亀さん)
(注1)上野東照宮ぼたん苑:http://www.ueno.or.jp/botan/
(注2)上野東照宮の冬ぼたん:http://www.ueno.or.jp/ueno/index1.htm、http://sikisansaku.sakura.ne.jp/413_ueno/botan.htm。春ぼたんは、まだ、冬芽の状態でした。
(注3)下段中央の写真のぼたんは「八千代」(ピンク)と「天衣」(白)、左の写真のぼたんは「紫紅殿」という品種です。
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コメント
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冬ぼたんまるでお姫様のようです、
ロウバイや梅、福寿草、寒さの中にも
春の訪れを感じました。
投稿: mico | 2009年1月12日 (月) 09:09
>micoさんへ
「ワラ囲い」に小さくおさまった牡丹はお姫様のようですが、花が大きく、花全体がワラ囲いから出ている熟女もいましたよ!
明日、写真に撮ったもののうち、可愛かったものを一挙に掲載する予定です。
投稿: 亀さん | 2009年1月12日 (月) 11:47
亀さん、毎度です。
毎日寒いですねえ、寒中を実感します。
夜ベランダで月を撮っていると、かなり寒いですが、冬の大気は気持ちがいいです。
投稿: Well-U | 2009年1月12日 (月) 21:45
> Well-Uさんへ
昼間は暖かいのですが、朝晩冷えますね。明日は、もっと冷えるようですよ。
「夜ベランダで月を撮っている」とのことですが、昨晩が満月だったようですね。
投稿: 亀さん | 2009年1月12日 (月) 23:01