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2008年12月17日 (水)

本屋さんで「お魚」を買いました

行きつけの書店(がんこ堂FC石山店)の新刊文庫コーナーで「お魚」を発見、いや正確にいうと「お魚のイラスト」が表紙にある『くらしの仏教語豆事典』(本願寺出版社、各600円)に目がとまりました。上・下2冊で、上は魚の頭のほう半分、下は尻尾のほう半分で、並べると「1匹」になるしかけです。新鮮な魚、じゃなかったアイデアの鮮度に感服しCimg0790_2て思わず買いましたとも。

文は龍谷大文学部講師で浄土真宗本願寺派(うちの実家と同じ西本願寺のほう)明善寺住職でもある辻本敬順さん、絵はイラストレーターの寄藤文平さんです。帯に「初版以来25年のロング・ベストセラーを大リニューアル」とあります。仏教にお魚という取り合わせはまさに逆転の「大」発想ですね。もちろん内容もすべて書き直したそうでタイムリーな話題も多く取り入れられています。仏教と深いかかわりがある全225話は「どこから読んでもおもしろくってためになる!」と帯にある通りです。

これも仏教語だったんだ、と意外だったひとつは「投機」です。いま、世界が苦しんでいる未曾有の大不況のきっかけとなったわけです。もっとも 原因はその失敗ですが。これを紹介しておきます。

「投機」:投機という言葉は、今では、経済用語として広く使われています。「スペキュレーション(speculation)の訳語で、価格の変動がある商品や有価証券に対して、市場の変動を利用し、その間の売買による差額を得るために行う取り引きのことです。早い話、安い時に買い、高い時に売って利益を上げるのです。また、うまく機会をとらえたり、ヤマをはったりという場合にもこの言葉が使われています。しかし、この投機は、もともと禅の用語で、師匠の心と弟子の心とが一致し投合することを意味します。心と心が合致することによって、心が通じ、悟りが開けることを投機というのです。千変万化の師弟の心のはたらきの一瞬をとらえるのと、見通しがつけにくい変動を予想するのと、両者には共通点がありますが、禅の用語が経済用語になっているのは、おもしろいことですね。

余談ながら、カバーのイラストは開けば「上」はちょうど1匹分そっくりつながっていますが、「下」のほうは「切り身」1匹分です。そりゃそうですよね。そちらも紹介しようとめくったところ、な、なんと。本体カバーのほうは「上:食事前」、「下:食事後」となっているではありませんか。これこそ「二度びっくり」でした。Cimg0794_3 Cimg0793_4

(記入者:野次馬)

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コメント

実に、装丁・内容とも興味のある本ですね。
実を言うと、亀さんもついそんな本を買ってしまうんです。
そんな行動が、亀さんの雑学の源泉なんですがね。

昨日、京都に出かけ書店を2軒のぞいてきました。文庫コーナーも見ましたがこの2冊は見当たりませんでした。大型書店では「宗教」コーナーにあるのかも。あったとしても私が「見つけた」ように2冊並べては置いていないでしょうね。次回、確認してきます。

野次馬さん、実にユニークな本ですね。お坊さんの、世の中に少しでも笑いが増えるように、との思いでしょうか。
inoより

この事典は他の宗派も積極的に取り上げています。中には「これは浄土真宗にはない」というものもあって、オープンマインドなところもいいです。
紹介した「投機」以外にも<らしくない>言葉が他にもたくさんあって面白いですよ。挨拶、悪口、異口同音、隠密、祇園、くしゃみ、炬燵、退屈・・・先日、ソーリが読み違えた未曾有もそうだったんですね。
巻末の「註」は同じものが上・下にあります=共通=ので、いずれか「半身」でも役に立ちます。

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