大混雑の錦市場で今年最後のお買物
「京の台所」と呼ばれる錦市場はおおみそかのきょうが一年でいちばん混雑する日。日頃から人混みは苦手と公言している私ですが「たまにはのぞいてみるか」と、かみさんと二人で出かけてきました。わざわざこんな日に行くなんて酔狂にも程があると言われそうですが、もともと野次馬ですから興味半分で。正直なところ行く気などさらさらなかったのですが「あなた、京都が永いんだから東山紀之さんおすすめの<ぶぶうなぎ>と<三木鶏卵の京だし巻>って知ってる?」と言われて「・・・・?!?」だったばかりに、仕方なくお付き合いすることになりました。
いやあ、すごかったです。ご存知の方もあるかもしれませんが、錦市場は四条通の一筋北側の幅2メートルほどの狭い通りです。わずか4百メートルに約150軒の店があります。鮮魚、塩乾物、総菜、肉、食器、陶器、麺類、酒類、京漬物、京野菜、刃物、台所用品、菓子・・・正月に何十人のお客が来られようがここに来ればすべてが揃います。
ようやく見つけた<ぶぶうなぎ>の大国屋(おおくにや)は二重の人だかりです。えらいこっちゃ。これは、わかりやすく言うと、ぶぶ=お茶漬け、に乗せて上から熱いお茶をかけて食べるうなぎのしょうゆ煮です。押し合いへしあいしながらまず1パック購入。次は三木鶏卵へ。これがまたえらいこっちゃです。もらった整理券は502番で、今が320番ですから約2時間待ち。まずは腹ごしらえしてかみさんはデパートで別のお買い物に。仕方なく私が順番待ちする破目になりました。2時間半後にようやく順番を呼ばれました。店舗では15人の職人さんが休む間もなく卵焼きを作っていてまさに戦場です。そういうこっちもいうなればまさに「意地」ですよね。
そんなこんなでようやく先ほど帰って来ました。ふーーーーーっ。
ちなみに「ぶぶうなぎ」は天然ものが1匹1800円から、「京だし巻」は1本950円です。
(記入者:野次馬)
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