越ヶ谷宿付近の散策・その1
亀さんは、奥さんの絵刺繍作品展を見に行ったとき、あわせて、旧日光街道越ヶ谷宿付近の散策をしました。
散策を開始したのは、旧日光街道の「本町商店会」(注1)からですが、この商店街は江戸時代に越ヶ谷宿の繁華街だったところで、今も古い商店(見世蔵)の建物が残っています。
代表的なものが、小泉邸、鍛冶忠商店、木下半助商店です。
「小泉邸」はその店の格子戸・土蔵・レンガ造の防火壁・玄関先の用水桶に風格が感じられます。「塗師屋」という漆塗りの商家だったそうで、後に呉服屋として営業し越谷を代表する商家だったとか…(注2)。
また、「鍛冶忠」は、江戸時代以降に流行した、典型的な「見世蔵」建築です(注3)。さらに、「木下半助商店」の銅版葺の外壁は緑青の色でその歴史を伝えてくれます(注4)。
なお、新選組の近藤勇局長(隊長)が官軍に投降・出頭した「名主富田屋伊左衛門邸」を見落としたのは、残念でした。その前を通ったのですが、現在、会田金物店と名前が変わっていたために見落としましたと弁解しておきます(注5)。(つづく)(記入者:亀さん)
(注1)越谷市「本町商店会」:http://www.koshigaya-shouten.jp/shoten15/shoten15.html
(注2)越谷宿小泉邸(塗師屋):http://www.teinenjidai.com/ryojyou/ryojyou20_09_1.html、http://www.geocities.jp/ect28/nikkou/tabinikki/nikkou03/nikkou-03.html
(注3)鍛冶忠商店:http://www.ii-net.jp/scr/prkensaku_kekka.php?mod=c&id=49217
(注4)木下半助商店:http://www.ii-net.jp/scr/prkensaku_kekka.php?mod=c&id=49221
(注5)富田屋伊左衛門邸:http://www.meiji-ishin.com/tomitaya.html
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コメント
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こんにちは。
高校同期の三人組ですね。仲が良いんですね。
同じ埼玉ですが 熊谷とは離れていますね。
同じ県でも知らないことが多いですね。
勉強になりますね。
「水沢観音と水沢うどん」へのコメントありがとうございます。
私の今日のアップは「小菊シリーズ7」です。もう小菊も10種を越えたでしょうか?皆様のお気に入りの花があれば幸いですね。応援!
投稿: oohay7901 | 2008年11月18日 (火) 13:20
>oohay7901さんへ
熊谷と川口では気温や気候も違いますね。
ただ、熊谷は、群馬や栃木の山々にも近く、利根川にも近いので、いい写真が撮れますね。羨ましい限りです。
投稿: 亀さん | 2008年11月18日 (火) 15:06
今晩は~
情緒があって落ち着いた雰囲気でいいところですね
私も何度か行きましたが、又訪ねてみたいと思っています。
投稿: 安曇野 | 2008年11月18日 (火) 20:24
数百年も前から有る建物でしょうね。
ちょっと聞いてみたいんですが。。。
今月の倉橋町広報誌(回覧板)に出てたんですが
「倉橋島の大迫地区亀ヶ首で古銭(和同開封)の枝銭が出土しており 現在、国学院大学に枝銭の拓本、埼玉県長瀞(ながとろ)総合博物館にそのうちの1枚が保存されてる」と言う記事が有りました。
倉橋で発見されなぜ埼玉に??
ちょっと気になりました。
お時間とれたら「長瀞総合博物館」で真相を。。
投稿: IWATO | 2008年11月18日 (火) 22:35
> 安曇野さんへ
亀さんは、本来は徳川家ゆかりの場所を尋ねようと思っていて、たまたま越ヶ谷宿の家並みを通ったのですが、ここだけでもじっくり見る価値があるようです。
梅や桜が咲く頃にまた行こうと思います。
投稿: 亀さん | 2008年11月18日 (火) 23:32
> IWATOさんへ
日本各地にまだ保存状態のいい古い町並みが残っているんですね。
和同開珎の件については、時間を見て調べてみます。
投稿: 亀さん | 2008年11月18日 (火) 23:38