二つの展覧会
―仕覆展と陶器展―
24日、亀さんの奥さんと友人の主な目的は、二つの展覧会に行くことでした。
それらの展覧会は、彼女たちの趣味(手芸や陶器)に関するもので、亀さんにとってみれば、「猫に小判」、チンプンカンプンの世界です。でも、亀さんにとって、審美眼の向上と好奇心の実現という点で、絶好の機会でした。
その一つは、「ユニークな仲間の仕覆展」(つきじTASSぎゃらりー若松屋)です。
「仕覆(しふく)」とは、「抹茶の茶入れを入れておく袋」(広辞苑)ですが、茶器などの茶道具全般を入れるものも含むようです(参考)。お茶の素養の無い亀さんは、「仕覆」の言葉すら知らず、ましてや「どんなものか?」も全く知りませんでした。
これを見た、亀さんの率直な感想は、「茶の湯をすると、茶道具へと関心が広がり、茶道具を持つとその包み(仕覆)に関心が広がる」というように、“趣味・教養の深みに際限が無いんだななあ!”というものでした。また、“色々な趣味の人がいるんだなあ!”というものでした。
と同時に、今後の老後を考え、自分に合う趣味を見つけるためには、色々な趣味を経験し、または鑑賞する必要があるなあ!ということでした。
もう一つの展覧会は、「中里隆展」(萬葉洞みゆき店)です。中里隆氏は、唐津陶芸界の中核的存在の一人です(注)。
奥さんや友人は一生懸命鑑賞していましたが、亀さんは、どちらかと言うと、この陶芸家の作品のような渋く、味わいのある(唐津焼や備前焼などの)焼物よりも、九谷焼や有田焼などのような艶やかな焼物が好きです。
この展覧会の印象は“いいなあと思う作品は高いなあ!”というくらいでした。むしろ、この会場では、“この会場のビルの1階のカフェでのコーヒーと洋菓子が美味かった!”ということの方が本当の印象です。
なお、このカフェの名前は、「大馬鹿なる」ではなく、「オーバカナル銀座店」(注3)で、その店内から見た蔦のからまる泰明小学校(注3)と雨中の風景も印象的でした。(記入者:亀さん)
(参考)仕覆のページ SYZK:http://www.k4.dion.ne.jp/~shifuku/
(注1)中里隆(隆太窯):http://www.yoyokaku.com/ryutagama-1.htm、http://ww4.enjoy.ne.jp/~k.komatsu/yakimono/karatsu/ryuta.html
(注2)オーバカナル銀座店:http://www.heinekenape.jp/shop/ginza_marunouchi_hibiya/shop01.html
« 初めてのもんじゃ焼! | トップページ | 町内会の秋祭り »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
私もレベルも亀さん並ですね。
審美眼を養わないと。反省。
十月桜へのコメントありがとうございます。
この桜は年に二度咲くのが良いですね。
私の今日のアップは「東御苑」です。東京駅から歩いて10分 まさに都会のオアシスです。意外と穴場 ここには四季折々の草花が待っています。
投稿: oohay7901 | 2008年10月29日 (水) 10:28
>oohay7901さんへ
毎度のコメント、ありがとうございます。
亀さんも、7月末に初めて東御苑に行き、いいところだなあ!と感じました。11月の紅葉の時季にまた行きたいと思っています。
投稿: 亀さん | 2008年10月29日 (水) 11:48
お久しぶりです。この手のものは幼い頃からいいものに触れたり、美術館に行く機会をもちながら生活していくと身についていくもののような。私は大学になってからヨーロッパの美術館をだいぶ巡りましたが、ピンときませんでした。トホホ。私も花より団子です。オーバカナルは有名なお店だよ。
投稿: 慧ちゃんママ | 2008年10月29日 (水) 17:19
>慧ちゃんママさんへ
背伸びして自分の分からない分野を頭で理解しても面白くないので、庶民の文化・芸術を含めて自分に合う分野のものを見つけて深めるしかないのでは…。花より団子なら、美味い料理を習得するとか…。
オーバカナルは前から行ったことがあるんですが、名前を認識したのは初めてで、「大馬鹿なる」っていうのが面白かったので、つい書いちゃいました!
投稿: 亀さん | 2008年10月29日 (水) 21:46
私も茶道はしたことがないので、まったくの無知です。


でも、茶器や陶芸を見たりするのは好きです♪
女の人は渋い物や色が結構好みだったりします
私も渋いのが好みです^^
コーヒーとケーキには勝てませんが・・・
茂助だんごもとても美味しそうでした♪
つぶあんのお団子は珍しいですね。
十月桜を眺めながら、茂助だんご食べたいですね~^^
投稿: ほよりん | 2008年10月30日 (木) 22:42