素敵なWeb
―クモの網-What a Wonderful Web !-展―
Webといっても、今日の話は、インターネット関係の話ではありません。クモの網(注1)のことです。
先日、夫婦で見沼田んぼにススキを採りに行った(注2)ときに、たくさんのジョロウグモの網を見つけました(写真上右)。
それを見ながら、①小さい頃、人気一番のコガネグモを採るために、山野を走り回っていたこと、②その網の白いジグザグの模様(隠れ帯)を見つけるのがポイントだったこと、③時々みんなでクモ合戦をしたことなどを、次々に思い出しました。
こんなとき、時たまお伺いするブログの「芸術の小径」に、「京橋のINAXギャラリーで、現在、■クモの網-What a Wonderful Web !-展■が開催されている」と紹介されていました。
亀さんは、一瞬、“クモの網を写した写真展?”と思いましたが、“クモの…網の標本…が展示”と書いてあります。
「クモの糸の標本とは面白い!」とうれしくなった亀さんは、さっそく、その「クモの網」展(注3)を見てきました。
世界では4万種類、日本に1,300種もいるというクモ。
「クモの網」展で展示されている約170点の標本は、すべて実物の網を採取したもので、姫路在住の船曳和代さん(日本蜘蛛学会会員・注4)が標本作成されたものでした。
展示されているクモの網の形や構造は多種多様で、素晴らしいデザインでした。また会場では、網の張り方や標本の作り方の映像も流されていて、結構楽しめました!
展覧会自体は入場無料ですが、亀さんは、頂いた感動の対価の意味もあって、「クモの網-What a Wonderful Web !-」(INAX出版)の本を買って帰りました。
下は、展覧会の展示写真(標本作成/船曳和代 撮影/佐治康生。順に、マルゴミグモ、スズミグモ、コガネグモ)です。(記入者:亀さん)
(参考)INAXギャラリーより:クモの網 - What a Wonderful Web ! -
クモの驚くべき特長の一つが、体のお尻にある糸いぼから何種類もの糸を紡ぎ出し、目的に応じて使い分けている点です。円形や蹄形、扇形、ハンモック状、ドーム状など形、デザインともに豊かで驚異的な網はクモの行動や生活にとって重要な役割を果たしているだけでなく、不思議で興味深い謎をも秘めています。小さな芸術家であり、あるときは巧みな狩人でもある、私たちの身近にいるクモを改めて見つめ直し、レースのような網がつむぐ幾何学のデザインをご紹介します。
INAXギャラリー1(東京)で現在開催中~11月22日(土)。休館日:日祝日
(注1)一般には、「クモの巣」と言われるが、住まいではなく餌を獲るためのものなので、この言葉を使っている。
(注2)「見沼田んぼでススキ採り」(08.10.06):http://dankai-hiroba.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-b73c.html
(注3)クモの網 - What a Wonderful Web ! -展:http://www.inax.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_001152.html、展示内容:http://www.inax.co.jp/gallery/user_exh/w_0803kumo.html
(注4)船曳和代さんのHP(Spider Web Art):http://homepage2.nifty.com/spider-web-art/
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コメント
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こんにちは、別な世界に入り込んだような
そんな感じさえしますね!
滅多に見れないUPに感激です!
投稿: 安曇野 | 2008年10月17日 (金) 11:44
>安曇野さんへ
亀さんも、クモの網の美しさを標本の形で記録する人がいる、ということが驚きでした。
子供の頃を思い出し、今後、自然を見る眼を広くしていこうと思いました。
投稿: 亀さん | 2008年10月17日 (金) 22:35
クモの巣は蜘蛛の種類によってこんなにも違うのですか・・・?
なんとなくフワフワ細いクモの網と普通のクモの網ぐらいかなと思っていました。
面白いですね~♪
今度クモの網を見た時には観察してみようと思いました。
投稿: ほよりん | 2008年10月18日 (土) 22:00
> ほよりんさんへ
展覧会に展示されている写真だと、単純なものから複雑なものまで、三角なもの・四角いもの・まるいものと色々とありましたよ。
ピントが合ってしっかり写るかどうか、分かりませんが、水滴の写真が得意な ほよりんさんなら、水滴の付いたクモの網の写真をうまく写せるのでは…。
投稿: 亀さん | 2008年10月18日 (土) 22:23