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2008年9月

2008年9月30日 (火)

歴史と清流の「高麗の里」を散策(2)

       ―高麗神社と出世明神―

高麗神社は、高句麗国の元王族で渡来人の高麗王若光を祀る神社で、奈良時代の創建から1300年を数えます。

若光は高麗郡の郡司に任命され、郡内の開発に貢献しました。その遺徳を偲んで、郡民が「高麗明神」と崇め、以来、その直系が神社の宮司をつとめています。現在の高麗文康宮司は、若光から数えて60代目になります。08092724 08092725 08092725_2

まず、韓国・朝鮮の伝統の将軍像が参拝者を迎えてくれますが、亀さんの目を引いたのは、二の鳥居の近くにある「参拝諸名士芳名」板と「出世明神の由来」の説明板です。この高麗神社に参拝した人は出世するということから「出世開運の神」として信仰されているようです。(もう少し早く知っていれば…。)08092728 08092729 08092730 08092735

本殿やその前の社殿は厳かであり、参拝者への説明をする現宮司も好感の持てる好青年でした。

亀さんは、参拝の後、「出世開運」を願っているわけではありませんが、記念に、将軍像の描かれた開運の絵馬と交通安全のワッペンを買い求めました。08092731 08092732 080927331 080927342

その後、歴代宮司の旧宅で、国指定の重要文化財の「高麗家住宅」を見物した。今から400年余前の桃山末期の住宅で、現在の住宅と異なり、大黒柱がないという特徴があるようです。その見物が終わり、帰ろうとしたところ、神楽殿で、「浦安の舞」を奉納されるというので、見ていくことにしました。4人の巫女が舞う巫女神楽で、なかなか可愛かったですよ。

それが終わり、JR高麗川駅までの道すがら渡った「出世橋」の下の高麗川の河原では、さっき高麗神社で出世を願った?子供たちが無邪気に遊んででいました。080927372 08092716

駅までの途中の野々宮神社は、京都の野宮神社の分社ですが、その創建は高麗神社よりも古いとも…。また、この神社の獅子舞は、高麗神社の獅子舞などとともに市の文化財に指定され、境内の土俵も江戸時代からの由緒あるもののようでした。

以上が歴史散策の報告ですが、次回は、この散策で見た、秋の花などを報告します。(記入者:亀さん)

(注)高麗神社:http://www4.ocn.ne.jp/~fkoma/http://homepage3.nifty.com/jh1eda/komajinnjya.html

(注)高麗家住宅:http://homepage3.nifty.com/jh1eda/komakejyuutaku.html

(注)日高市指定文化財(高麗神社・野々宮神社の獅子舞、野々宮神社の奉納相撲場など):http://www.city.hidaka.lg.jp/0902/bunkazai/itiran_city.html

2008年9月29日 (月)

歴史と清流の「高麗の里」を散策(1)

    ―高麗山聖天院と高麗王―

巾着田で曼珠沙華を満喫した後は、古えからの歴史の詰まった「高麗(こま)の里」を散策しました。その主なものを報告します。

なお、この地域が縄文期から人が暮らし、古代には高麗人が移り住んだ地域でことは、高麗という地名や高麗川という河川名などにあらわれています。(埼玉県には、高麗郡のほか、幡羅郡や新羅郡という、渡来人(注1)と関係する地域がありました。)08092715 080927361

まず、高麗石器時代住居跡に行きましたが、この住居跡は縄文中期のもので、昭和初期に考古学研究の先駆けになった発掘調査が行われており、国指定の史跡にもなっています。

その後、高麗川に並行する形で散策しましたが、橋からの清流・高麗川の眺望は素晴らしいものでした。08092719_2 08092720_2 08092721_2 08092722_3 08092723_2 08092718_4 08092738

40分ほどで、高麗山聖天院勝楽寺(注2)に着きます。ここは、高句麗からの渡来人の高麗王若光の菩提寺として、奈良時代に創建されたものですが、市指定の文化財の阿弥陀堂や高麗王廟、江戸時代後期に建造された山門(雷門)など以外は最近のもので、何となく違和感を感じました。ただ、高麗王廟や山門前の一対の将軍像に渡来人の文化の匂いを感じました。

なお、高麗王廟を一対の羊が守護していますが、中国や韓国・朝鮮では、墓や陵墓を守護し、霊を鎮魂する「鎮魂獣」の一つとして、羊の石像が置かれるようです(注3)

また、この「天下大将軍」・「地下女将軍」の将軍像は、トーテム・ポールのようですが、韓国・朝鮮の村の守護神「ジャンスン」の伝統を伝えるもののようです(注4)

また、聖天院前の曼珠沙華とそこから眺めた秋の空の美しさは素敵でした。(続く)(記入者:亀さん)

(注1)渡来人は、初めに大和朝廷を支えた秦氏、漢氏、錦織氏などが渡来し、後に王仁系氏族、百済王系氏族、高(句)麗系氏族などが渡来してきました。なお、全国の「あずみ」・「あつみ」・「あたみ」という地名は渡来人の安曇族の移住地をあらわすなど、地名にも影響を与えています。(参考)高麗神社と渡来人:http://homepage3.nifty.com/basaranihonshi/basara17komajinja.htm

(注2)高麗山聖天院勝楽寺:http://www9.ocn.ne.jp/~shouden/

(注3)羊の石像:http://www15.plala.or.jp/timebox/top/07sinsi/fukuda/hituji/hituji-1.html

(注4)将軍像・ジャンスン:http://www.lifeinkorea.com/culture/changseung/Changseungj.cfm?xURL=meaning

2008年9月28日 (日)

新宿に鳥籠風のビルが出現(何のビル??)

先日、新宿都庁に用事があって、その帰りに新宿駅に向かって歩いていると、前方に巨大な鳥籠のような真っ白なビルが見えてきた。こんなビルが有ったかな?? 何のビルだ??? 思わず、携帯電話のカメラに、その奇妙な姿を撮影した。

近づくにつれて、建築中のビルであることが判った何のビルかは、ビルの下に掲示中の「建築計画のお知らせ」で判ったが、皆さんは写真を見てのお楽しみ。使い難そうなビルだけど、外見のインパクトはある。皆さんのご意見は如何?!
(INOより)

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100万本のの曼珠沙華に酔う!

     ―高麗の里 巾着田―08092701 08092702

亀さんは、昨日、荒川の支流・高麗川の畔にある「巾着田」(注1)で、曼珠沙華(彼岸花)の美しさに酔いしれてきました。

巾着田は、高麗川が巾着袋のように大きく蛇行する22haの平地(注2)で埼玉・日高市の公園になっています。

この時季、川寄りの林間には100万本の曼珠沙華が、花畑には無数のコスモスが咲き競います。なお、曼珠沙華は早咲きの群生地がピーク後半、遅咲きの群生地がピークという見頃でした。(観光バスも10数台来て、入場者も多かったのですが、朝早く行ったこと、巾着田が広いこと等で、大変な混雑にはなっていませんでした。)

その美しさは、インターネットで予習していたのですが、予想をはるかに超える見事さ・素晴らしさで、筆舌に尽くしがたいので、写真をご覧下さい。(これらの写真は、ニコンD70、ニコンD70+クローズアップレンズ、ニコンD70にマイクロレンズを装着と、色々試してみました。なお、最後の、高麗川に架かるあいあい橋」は、長さ91.2mの日本最長級の歩行者専用の木製トラス構造橋だそうです。)08092709 08092710 08092707 080927082 08092705 08092706 08092704 08092703 08092711 08092712

なお、巾着田付近は、縄文期から人が暮らし、古代には高麗人が移り住んだ高麗(こま)の里で、歴史を伝える神社仏閣も多く、曼珠沙華を満喫した後は、その散策に行きましたが、その報告は後程。(記入者:亀さん)

(注1)曼珠沙華の里「巾着田」公式HP:http://www.kinchakuda.com/

(注2)巾着田付近の国土地理院の空中写真:http://archive.gsi.go.jp/airphoto/ViewImage.do?WorkName=CKT982X&CourseNo=C7&PhotoNo=5

2008年9月27日 (土)

音楽の祭典「桐朋祭2008」

我が家からほど近い調布市仙川町には、有名な音楽家を輩出している「桐朋学園」がある。最も有名なのは世界の小澤征爾である。その桐朋学園で、毎年9月になると桐朋祭が開催され、ご近所には迷惑料と思うが生ビール券2枚が付いた招待券が配られる。

今年も家族で桐朋祭にお邪魔した。生徒は殆どが可愛 い女の子なので、おじさんが行くのは少し恥ずかしいが、プロ並みの演奏が聴けるのが楽しみである。各教室で、生演奏付きの喫茶店や小演奏会が展開されるわけだが、生演奏が部屋によってピアノ、弦楽器、フルートなどと専門に分かれているのが素晴らしい。目玉は、内庭で開かれる大オーケストラによる演奏会である。その時間帯は、下の写真を見たら判るように、各教室の喫茶店は演奏者もお客も居なくなってしまうのである。皆さんも、機会があったら是非桐朋祭にお出かけください。  
(INO記す)

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秋らしくなりましたね!

    ―秋の空の雲と元気な虫たち―08092401 08092501

今週は、全般的に過ごしやすく、いよいよ秋本番の到来です。

通勤のサラリーマンもほとんどが背広などの上着を着ていました。

空からは夏の雲の入道雲が消え、秋の雲の巻雲(すじ雲)や巻積雲(うろこ雲・いわし雲)が浮かんでいます。(上の写真:左は24日の新宿の空。右は25日の川口の空)

暑さで生長が止まっていた植物たちも新しい枝などを伸ばしています。急に庭の雑草が伸びてきたのには閉口しています。

また、蝶やトンボなどの虫たちが元気に飛び交い、夕方からの虫の音もうるさいくらいです。庭木の毛虫も急に多くなりました。

昨日、庭の雑草を抜き、毛虫のついている庭木への薬剤散布をしましたが、そのとき、、久しぶりに大きなカマキリを見つけ、写真に撮りました。なかなかイカツイ顔をしていますが、よく見ると可愛いんですよ。(記入者:亀さん)080926011 080926022

2008年9月26日 (金)

二科展は自由な雰囲気

~絵画、彫刻、デザイン、写真~

六本木の国立新美術館で二科展を見た。実は、上野で毎年開催される日展は何度も見ているが、二科展は初めてであった。

初めて二科展に行って、その自由な雰囲気に驚いた。まず、展示してある絵画や彫刻が自由な発想で構成されているものが多く、ユーモアもある。例えば、2枚目の写真は、氷上のカーリングをしている女性を彫刻で作っている。他に、巨大な積み木細工風のトナカイも面白かった。

また、写真撮影は自由(美術の展示会では、極めて異例である)。展示の数は、日展の方が圧倒的に多いが、二科展は別の切り口で魅力がある。日本画が無いのは少し寂しいが、写真やデザインもあるのも面白い。

なお、大好きな写真の展示も有って、時間をかけて鑑賞したが、余りの見事さに脱帽した。写真の切れ味、シャッターチャンス、題材の素晴らしさ、全体的に私などは足元にも及ばない。

展示物の写真を撮っても良いことに、見学途中まで気がつかなかったので、写真は少ないけれど、HPから案内ポスターを引用し、また若干のスナップ写真を紹介する。
なお、入賞作品のHP掲示は10月になってからである。
(INO記す)

二科展紹介 http://www.nika.or.jp/front_top/index.html

ポスター(二科展HPより)、展示会場のスナップ写真

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広島カープの最後の底力に期待!

  クライマックス・シリーズを勝ち取れ!080924021

高校生のとき同じ下宿だった友人が広島から上京して来た

そこで、同じ下宿だった何人かで、新宿にある広島県のアンテナショップ「広島ゆめてらす」(注1)内のレストラン「歓粋亭」で食事をして、広島の話に花を咲かせました。

なかでも、現在の広島市民球場の最後の年となる今年の広島カープの久しぶりの活躍で大いに盛り上がりました。

今年のカープは、主力選手がメジャーリーグ(黒田投手)や他球団(新井選手)に流出したのに、若手・ベテラン・外国人の助っ人の頑張りで、3位争いをしており、クライマックス・シリーズ(日本シリーズ出場球団決定試合)の出場権を争っています。

昨夜の絶好調・巨人戦に勝ち、同率3位になりました。

亀さんとしては、広島カープの最後の底力に期待して、「フレー!フレー!カープ!」と心の中で絶叫しています。本当に、クライマックス・シリーズを勝ち取ってほしいと心底思っています

上の写真は、「広島ゆめてらす」で売っていたカープグッズの「カープ巻き」です。具体的には、タラのすり身を焼き上げた棒タラで(下の写真左)メガホンにしたり、棒状にして、カープを応援するんだそうです(下の写真中央

亀さんは、さっそく人数分買って、「広島ゆめてらす」の隣りの宮崎県のアンテナショップ「新宿みやざき館・KONNE」(注3)で買い求めた宮崎赤どり炭火焼などとあわせて、奥さん方へのお土産にしました(参考)(記入者:亀さん)08092403208092404308092405

(注1)広島ゆめてらす・歓粋亭:http://www.pref.hiroshima.lg.jp/tokyo/index.htm

(注2)クライマックス・シリーズ:http://www.npb.or.jp/cl/communication/qanda/1.html

(注3)新宿みやざき館・KONNE:http://www.konne.jp/

(参考)亀さんは、宮崎が第二の故郷なので、隣り合わせの広島県のアンテナショップに行ったときには必ず宮崎県のアンテナショップに行きます。(http://dankai-hiroba.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_96ba.html

2008年9月25日 (木)

ネムノキ(合歓の木)かな?

  ―オジギソウに似た花の名前は?―08090950_4 0708210542  

先日見沼田んぼに行ったときに、葉っぱがオジギソウに似た植物の遭遇しました(写真左)。花はチングルマの咲き終わった時のような状態の花です(写真右)

しかし、葉っぱに触っても、オジギソウのように葉っぱが閉じませんので、オジギソウではなさそうです。

“何かの花が咲き終わった残骸だあろう”と思い、名前が分からないまま、放っておいたのですが、気になるので、写真をよく見ると、大豆のような豆が出来ています。

そこで、“マメ科の植物かな?”と思いながら、インターネットでしらべると、「オジギソウ」は、マメの仲間で、マメ目のネムノキ科に属することが分かりました。

さらに、「ネムノキ」を調べると、葉と花の形が写真とそっくりです。その結果、写真の植物が「ネムノキ」だと分かりました

ネムノキは葉に触っても閉じないのですが、夜になると葉が閉じる(夜眠る・就眠運動)ので、この名があるのだそうです。

そういえば、皇后・美智子様が高校時代に作詞された歌・「ねむの木の子守歌」がありましたよネ(注1)

この睡眠活動は古くから知られており、「ねむる」と掛けて、古くから詩歌に詠まれているようです。(なお、「合歓」は、男女が寄り添って寝ることだそうです。)

例えば、万葉集の中には、紀女郎と大伴家持の贈答歌があるようですし(注2)松尾芭蕉も『奥の細道』で、「 象潟や 雨に西施が ねぶの花 」と詠んでいるようです(注3)

いずれにせよ、亀さんがネムノキを見たのは、今回が初めてでした。(記入者:亀さん)

(注1) http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/nemunokino.html

(注2)「昼は咲き 夜は恋ひ寝る 合歓ぶの花 君のみ見めや 戯奴さへに見よ」(紀女郎)・「わぎも子が 形身の合歓木は 花のみに 咲きてけだしく 実にならじかも」(大伴家持)

(注3)西施(せいし):http://www.urban.ne.jp/home/safuro/tabi16.htm

2008年9月24日 (水)

実りの秋、到来!

  ―近所の秋の果物は収穫間近!―

昨日は、秋分の日・秋の彼岸の中日。「暑さ・寒さも彼岸まで」というように、ようやく秋らしくなり、「実りの秋」になりました。もっとも、昨日のお昼は好天で暖かかったですが…。Dsc_0009_2 08092104_2   Dsc_0007_2 Dsc_0044_2Dsc_0067_2  08092106_3

先日、見沼の水田や観光なし園の写真を掲載しました(注)が、亀さんちの近所の果実などの成熟状況をご覧下さい。

イチヂクなどはもう収穫期ですが、柿、花梨、栗やザクロはもうじきの収穫に備えています。

また、果物ではありませんが、コムラサキも色づいています。(記入者:亀さん)

(注)「快晴の秋晴れ!」(2008.9.10):http://dankai-hiroba.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-6158.html

2008年9月23日 (火)

亀さんのカメラにトラブル発生!

   ―修理代10万円の危機?―08092201_2 08092202_2 

最近、亀さんの一眼レフ・デジカメ・ニコンD70の画像に、糸くず状の影が写るようになりました。ンズを交換しても同じ位置に写っており、)本体にゴミが入っていることは明白です

そこで、亀さんは、ゴミを取り除こうとしました。だが、逆効果でした。結果は却って沢山のゴミが写るようになりました

近くのカメラ専門店に相談すると、亀さんが、カメラの心臓部(CCDセンサー)を傷つけた可能性があり、相当の修理代になる”とのこと。「しまった!」と思っても、後の祭りです

そこで、昨日、ニコンプラザ新宿に行きました。すると、そこでも、“もし、CCDを修理すると、10万円くらい掛かる”と… 新品の本体を買う位の値段です

点検・掃除に1時間半掛かるので、近くの大規模カメラ専門店で調べると、この9月19日に新発売されたニコンD90(ニコンの頂点に位置するD300の高画質・高性能を、軽量・コンパクトボディーに凝縮。注1)の本体が実質10万円7月に新発売されたD700(革新的な写真表現を身近にした。注2)の本体が実質20万円でした。

亀さんは、修理は避けられないことを覚悟し、“修理するくらいなら、D90の購入をしよう!”決心し、ニコンプラザ新宿に結果を聞きに行きました。

すると、CCDは大丈夫で、D70は修復されていました

つい、亀さんが“D90に買い換えようかと…”と軽口を叩くと、ニコンの人は“このD70もまだまだ使えますよ!”と応じます

亀さんの結論としては、D70を当分使い、その代わりに、(亀さんはデジカメ用のマイクロレンズは持っていますが、)望遠レンズは非デジタルの一眼レフ用のもの(Zoom-NIKKOR 80~200mm)しか持っていないので、デジカメ用の70~300mmの望遠レンズを今後購入することにしました。

なお、上の写真は、修復なった亀さんのD70で撮ったニコンプラザ新宿からの風景です。

【今回の教訓】“餅(屋)は餅屋”:物事にはそれぞれの専門家がある(広辞苑)[カメラの掃除や点検は、直ちに専門のサービスセンターへ!](記入者:亀さん)

(注1)D90:http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d90/index.htm

(注2)D700:http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d700/index.htm

2008年9月22日 (月)

秋のお彼岸と曼珠沙華

  08092012 080921011   ―見沼代用水の畔で―080921022 080921033

秋の彼岸に入った20日、亀さんの町内を、見慣れないたくさんの人たちが朝から夕方まで行き交いました。リュックを担いだウォーカーたちです。尋ねてみると、20日・21日でツーデーマーチ(注)が開催されているのだといいます。

その人たちが「見沼で彼岸花が咲き出しましたよ!」と教えてくれました。先日、亀さんが行ったときには咲いていませんでしたが、お彼岸に間に合ったんですね。

そこで、昨日(21日)、亀さんは、去年彼岸花が咲いていた見沼代用水の堤に行ってみました。

確かに、堤には放射状の赤い花びらの彼岸花が咲いています。花だけがスッキリと堤に立っている(注)のは、強い自己主張のようで印象的です。まだ開いていない花も多く、満開までには時間が掛かりそうです。

小さい頃は、田んぼの畦や墓地の近くに生えていて(注)縁起が悪く、有毒なので、なるべく近づかないようにしていたのですが、今は、秋のお彼岸の頃の代表的な花として無くてはならない存在ですね。(記入者:亀さん)

(注)「都市と自然を満喫 川口ツーデーマーチ」:http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000000809200004

(注)葉の出る前に花が咲くので、“花が「先ず咲く」(マンズサク)”と呼ばれ、別名が「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」になったとの説もあります。

(注)田んぼの畦に多いのは、毒性を利用して、野ネズミの害(あぜに水漏れ原因の穴をあける)を防ぐとか、飢饉のときに毒抜きして食べるため(救荒植物)だったといわれている。また、墓地の近くに多いのは、虫除け及び土葬の死体が動物に掘り荒されるのを防ぐためだったといわれている。

2008年9月21日 (日)

心臓のタネ?猿の顔?

  ―フウセンカズラのハート型の種子―08092011 08092004

写真のタネを見てください。皆さんは何に見えますか?

黒い大粒で、なめらかな球形の中に白いハート形の部分がありますが、まるで、黒い丸薬にハート・マークをつけたようですね。

このタネは、学名で、“Cardiospermum(フウセンカズラ属)halicacabum( ホオズキのような)”という、フウセンカズラの種子です。このタネが茶色に熟した果実に3個ずつ入っています。

学名のうち、属名は、ギリシャ語の「cardia(心臓) 」+ 「sperma(種子)」が語源のようです。まさに、「心臓のタネ」です。

しかし、白っぽいハート形の部分が「猿の顔」にも見えるという人も多いようです。

紙風船やホオズキのような薄緑色の実が沢山ぶら下がる姿は面白いので、鑑賞用に栽培されます。また、よく茂ったときは清涼感があるので、家庭の壁面緑化や遮光にも使われます。

亀さんの近くのお宅でも栽培されています。このタネが欲しいので、近くの方にお願いして頂きました。(記入者:亀さん)

(参考)このフウセンカズラは、トチノキと遠縁に当る(同じムクロジ目)ようで、それらのタネは大きさこそ違いますが、似ています(注)。08092003 08090611

(写真)上順に:フウセンカズラの種子、茶色に熟したその果実。下順に:フウセンカズラの花、フウセンカズラの薄緑色の果実。

(注)「桜田通りは和製「シャンゼリゼ通り」!?」(2007.5.11):http://dankai-hiroba.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_5bc8.html

2008年9月20日 (土)

銚子・犬吠埼紀行 最終回

     ―スイカが使えない!!―

最後に、この旅行で亀さんがもっとも驚いたのは、JR銚子駅では、スイカ(Suica、PASMO)が全く使えなかったことです。08091408 080914091 08091410 08091411

亀さんは、日常、スイカを使って、JRや私鉄に乗っています。乗車券購入の手間がなく、交通費をそれで支払えば、持っていく現金が少なくて済むのです。ですから、特に、関東圏のみならず、箱根や山梨などに登山・旅行するときにはとても重宝しています。

この日も、亀さんは、最寄り駅をスイカで通過して、銚子に行きました。ところが、銚子駅では、スイカのタッチパネルのみならず、一世代前の磁気式の改札もなく、駅員さんが乗車券の回収をしています。東京では、20年以上も前の風景です。

駅員さんの説明では、“スイカは使えないだけでなく、スイカでの乗車券の購入もできないので、現金で往復の電車代を支払うように!”とのことでした。また、“スイカが使えないのを知らないんですか?”とあきれられました。

“エッ! ここは日本なの?”という感じです。遠く離れた大阪、名古屋、福岡、広島などでも使えるのに、関東の有名観光地の駅で使えないとは想像もしていませんでした。

そのため、所持金のうち約1万円が電車代に消え、土産代や食事代に使えるお金が減ってしまいました。これって、観光振興にマイナスではないのかな?

ただ、大変不思議なことに、銚子駅構内の売店「NEWDAYS」では、スイカが使えました。何か変ですね~。銚子駅のスイカ導入は来春のようですが、「NEWDAYS」での支払いのように、運賃の支払いだけでもスイカが使えないんでしょうかね?

でも、こんなことを感じる亀さんは、電子マネーというものに頼りすぎているんでしょうか?(記入者:亀さん)

追記:銚子駅で往路の運賃を払っても、往路の入場にスイカを使用したことがスイカに記録されています。この記録を消去しないと、次回以降のスイカの使用が不能になります。そこで、その記録を消去してもらう必要があります。亀さんのスイカは銚子駅で消去成功したのですが、奥さんのスイカは成功せず、同駅で発行してもらった「スイカ処理連絡票」を入場した駅に持って行って消去してもらいました。(実に、面倒で手間なことです。)

2008年9月19日 (金)

銚子・犬吠埼紀行 その4

      ―浜辺の花と生き物―

今回は、犬吠埼や君ヶ浜で咲いていた花や見かけた生き物の写真をお送りします。080914381 080914391 08091440 08091441 08091442 08091443 080914461

特に、君ヶ浜では砂浜の近くに色々な花が咲いていました。潮風や砂浜という悪条件の中で、元気に・健気に咲いているのには、感心しました。

写真は順に、コマツヨイグサ、ネコノシタ、ツルボ、ハマアザミ、ウチワサボテン、センニンソウ、名前の分からないキク科の花です。ウチワサボテンは観賞用のものが野生化したのでしょう。(名前の分からない花の名前が分かる人は教えてください!)08091444  0809144708091449

犬吠埼などではイソギクの群生がありましたが、花の時季には早く、まだ咲いていませんでした。また、周辺には、観賞用に植えられた花もたくさんありましたが、断崖の上で空にスックリと立っているカンナが印象的だったのと、コスモスが集団で咲いているのを今秋初めて見たので、写真を載せます。

動物で印象的だったのは、フナムシとウミネコ・カモメです。080914121_2080914132

このうち、フナムシについては、面白い体験をしました。

海辺の散策のときに、久しぶりに、沢山のフナムシに遭遇したのですが、すぐ後の女の子が「ゴキブリ、あっちに行け!」と嬌声を発し、30代の若いお母さんも「ゴキブリは恐いね!」と同調したことです。すばしっこくて、形も少し似ており、小さな子が間違ったのは止むを得ないのですが、大の大人が海辺の代表的な生き物のフナムシを知らなかったのには、驚きました。因みに、フナムシは甲殻類、ゴキブリは昆虫類です。(亀さんの奥さんは、そのお母さんに「これは、フナムシって虫で…。」とそっと教えてあげました。)080914203 08091448

水鳥は、君ヶ浜や外川漁港で沢山のカモメやウミネコなどにあいました。

外川漁港でおこぼれにありつこうと漁船の周囲を飛び回っているウミネコの声は正に猫の声そっくりで、大変うるさいものでした。君ヶ浜でワカメの切れ端を黙々と食べていたカモメに比べて、そんなウミネコには、亀さんは好感が持てませんでした。(記入者:亀さん)

2008年9月18日 (木)

銚子・犬吠埼紀行 その2

  ―頑張れ! 銚子電鉄!(1)―

今回の銚子・犬吠埼紀行の目的の一つは、経営にあえぐ銚子電鉄の応援という意味もありました。

銚子電鉄(注1)は、「銚子電鉄のぬれ煎餅」や鯛焼きの販売で経営の6割も稼ぐなどの経営努力と市民によるサポーターズ(注2)の結成・支援によって、何とか経営を維持している6.4kmの零細地方鉄道ですが、沿線は、犬吠埼や君ヶ浜などの観光資源に恵まれています。その銚子電鉄の応援したいという気持で、今回の銚子・犬吠埼紀行を計画したのです。

実際に行ってみると、経営の努力が分かり、痛々しいほどなんですが、別の見方をすると、それが魅力になっています。

まず、亀さんが乗った車両などの写真をご覧下さい。08091425 080914231 080914241 08091426

これらはすべて昭和の時代に他の鉄道で活躍したクラシックカーで、“こんな古い車両が動態保存してあるなんて、素晴らしい!”と考えることも出来ます。

順に、デハ700系(近江鉄道)、デハ800系(伊予鉄道)、デハ1001系(旧営団地下鉄)、ユ101・遊覧車「澪つくし号」(旧国鉄の有蓋貨車を改造・現在運行休止)です。また、今回行かなかった仲ノ町駅では車庫見学ができ、日本一小さな機関車デキ3があります。08091427 08091428 08091430 08091429 08091431 080914351_2

つぎに、亀さんが乗降した駅は、(同社のHPなどの説明によると、)写真の順に、オランダ風車の銚子駅、スイス登山鉄道風の観音駅、白亜のアーチの君ヶ浜駅、ポルトガル風の犬吠駅、昔のままの終着駅の外川駅ですが、オランダ風車の羽根はなく、白亜のアーチも危険防止の為に解体されていましたが、“これも経営上止むを得ないかなあ”と思いました。(なお、外川駅は沢口靖子主演の1980年のNHKの連続小説「澪つくし」の舞台。)

でも、観音駅では鯛焼きの販売、犬吠駅ではぬれ煎餅の実演・「犬吠駅の佃煮屋」(注3)の営業などの営業努力をしていました。亀さんは、近所の人へのお土産として、ぬれ煎餅やカツオ・サンマ・イワシの佃煮を買い求めました。(続く)(記入者:亀さん)

(注1)銚子電鉄のHP:http://www.choshi-dentetsu.jp/。銚子電鉄は、経営不振・経営陣の横領などで、2006年末、経営不振・運転資金の不足を生じ、鉄道車両の法定検査が行えないという事態に陥った。同社は、ウェブ上に、「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」という文章を掲載して、ぬれ煎餅の購入などによる支援を呼びかけ、全国的に話題になった。また、安全運行問題の解決を支援するため、当時千葉ロッテの小林投手などの有志が「銚子電鉄サポーターズ」を設立し、サポート基金の募集するなどした。

(注2)銚子電鉄サポーターズ公式HP:http://www.choshi-sp.jp/

(注3)銚子電鉄公認 犬吠駅の佃煮屋:http://inubou.com/

銚子・犬吠埼紀行 その3

  ―頑張れ! 銚子電鉄!(2)―

(前回に引き続き、銚子電鉄のことを書きます。)

銚子電鉄の経営努力は、これだけではありません。

まず、テレビゲームの「桃太郎電鉄」の発売20周年とタイアップして、各種のイベントをしています。08091436308091437

まず、電車 の一両は、記念車両に塗装され、座席も記念のシートになっています。これは、こどもに人気がある上に、車両・シートの改装の費用軽減にもなり、一石二鳥です(注1)080914332 080914321

また、桃太郎の従者のイヌ・サル・キジに因んで、「貧乏がイヌ」像(犬吠駅)・「貧乏サル」像(仲ノ町駅)・「貧乏をトリ」像(笠上黒生駅)の「しあわせ三像」が設置され、子どもたちに可愛がられていました(注2)

さらに付け加えれば、殆んどが無人駅で、切符の確認はワンマン電車の運転手がされており、しかも、亀さんが9時過ぎに銚子電鉄銚子駅から乗った電車の運転手・切符を売る社員の人が16時過ぎに外川駅から乗った電車までずっと運転・乗務されていたのは、驚きでした。会社を守りたいという一心だろうと感じました。なお、女性駅長も観音駅と犬吠駅に居られるようです。

さらに、各種の記念切符の発売も盛んですが、なにせ、線路も保守管理が十分とは言えないことが一目で分かり、前途多難のようで、地方鉄道のモデルケースとして、頑張ってほしいと思いました。記入者:亀さん)

(注1)http://momotetsu.com/event_event.html

(注2)http://momotetsu.com/event_event03.html

2008年9月17日 (水)

銚子・犬吠埼紀行 その1

   ―雄大な太平洋と新鮮な魚―

亀さんは、先週、銚子に行き、話題豊富な銚子電鉄に乗って、君ヶ浜、犬吠埼などで雄大な太平洋の風景を楽しみ、外川漁港で新鮮な魚を満喫し、浜辺の自然にも親しんできました。

第1回は、雄大な太平洋と新鮮な魚について書きます。》 

亀さんは瀬戸内海の沿岸で育ち、山から朝陽が昇り、島に夕陽が沈む風景に慣れており、その美しさを否定はしませんが、太平洋の雄大さの方が好きです。そのため、大学生時代からよく犬吠埼に来て、太平洋の水平線を見に来ました。

天気予報は、「曇りのち晴れ」でしたが、午後になると晴れることを信じ、JRと銚子電鉄を乗り継いで、犬吠埼に行きました。0809141408091415408091416308091417408091418

まず、君ヶ浜駅で降り、潮騒と汐の香を楽しみながら、「関東舞子」と呼ばれる君ヶ浜の浜を散策すると、犬吠埼灯台に着きました。この灯台は国産レンガでつくられた初の灯台で高さ約31m(海面から約52m)だそうです。灯台の99段のらせん階段(+14段のハシゴ階段)を一気に昇り、灯台の展望台からの展望を楽しみました。

いま散策してきた君ヶ浜が眼下に見えますが、太平洋の水平線は雲に霞み、判然としないものの、その雄大さは感じられました。(昼食後、晴れてきたので、「地球の丸く見える丘展望館」に行ったのですが、陽気によるもやで、かえって水平線は見えなくなったのですが、光る海が印象的でした。) 08091419 080914203 080914211 08091422 

その後は、磯沿いの遊歩道を散策した後、犬吠駅から銚子電鉄に乗り、外川駅に行きました。外川漁港の船宿が経営する食処「いたこ丸」で魚料理を食べるためです。

「いたこ丸」は先客がたくさん並んでおり、食事にありつくまでには1時間ほどかかりました。その間、亀さんは漁港の風景を楽しんでいましたが、海面にはカモメやカイツブリ?などの海鳥が、街灯や上空にはウミネコがうるさく鳴いていました。

「いたこ丸」での食事は、いたこ丸定食(上)お刺身4点盛り、生シラス、舌平目の煮付け、小鉢3個・味噌汁付き)にし、いわしに煮付けを追加しました。1時間待った甲斐がありました。さすがに船宿だけあって、新鮮な魚でした。(お腹が空いて、すぐ食べ始めたので、写真が食べかけのもので、ゴメンナサイ!)

明日は、銚子電鉄について書く予定です。(記入者:亀さん)

(注)食処「いたこ丸」:http://itakomaru.hp.infoseek.co.jp/

2008年9月16日 (火)

異常に大きな中央分離帯か?

   ―国の史跡「西ヶ原一里塚」―080912011 080912022 080912033 0809120332

東京の本郷通り(都道455号線)の旧古河庭園と飛鳥山公園の間に、異常に大きな中央分離帯?があります。道の真ん中にうっそうとした森がドンと腰を据えているようです。

これは、中央分離帯として造られたものではなく、江戸時代の一里塚の「西ヶ原一里塚」で、国の史跡に指定されています

江戸幕府は、諸街道の整備を行いますが、街道の道のりを示すために、一里ごとに街道の両側に塚を設け、その上に1本の榎を植えました。(そのため、一里塚のことを別名二本榎といいます。)

「西ヶ原一里塚」は、「岩槻街道(日光御成街道)」(注1)の2里目の一里塚で、江戸時代に設置されたままの旧位置を留めている都区内で唯一の一里塚です(注2)

道路の真ん中に一里塚が残っている背景には、過去の有名な保存運動があったようです。つまり、大正初期に同一里塚と榎が東京市電の軌道敷設で撤去されてしまうのを近くの飛鳥山に邸宅(注3)を構えていた渋沢栄一などの地元有志、東京市長・滝野川町長、学者などの努力により保存されたそうです。このことを記念して、「二本榎保存之碑」(注4)が建てられています。

この一里塚だけでも一見の価値がありますが、飛鳥山・渋沢史料館→旧古河庭園の散策コースの際に立ち寄るといいでしょう。その際には、近くの「平塚神社」(注5)の入口にある老舗の和菓子屋「平塚亭つるおか」(注6)の焼き団子や豆大福で舌鼓を打つのもいいでしょう。

なお、近くに、お札(日本銀行券)を印刷する「国立印刷局滝野川工場」(注7)があり、平日4回、お札を作る工程が見学できます。また、亀さんが散策の際に見つけた銭湯「えびす湯」(注8)は、昔ながらの唐破風・宮型造りの銭湯で、ここで散策の汗を流すことも出来そうです。(亀さんが行ったときはまだ営業していませんでした。)(記入者:亀さん)

(上の写真順に)本郷通りの真ん中の西ヶ原一里塚(南側)(上り車線外側に同一里塚(北側)も)、同一里塚の鬱蒼とした榎、飛鳥山側から見た同一里塚、二本榎保存之碑。(下の写真順に)平塚神社、平塚亭つるおか、国立印刷局滝野川工場、えびす湯。080517003 08091205 08091204 08091206

(注1)岩槻街道(日光御成街道):http://ikoi.web.infoseek.co.jp/nihonhen/saitama/onarikaidou.htm

(注2)旧中山道の3里目の「志村一里塚」も国の史跡に指定されていますが、新中山道建設の際に、少し移動されたようです。

(注3)渋沢栄一記念財団 渋沢史料館:http://www.shibusawa.or.jp/museum/

(注4)二本榎保存之碑:http://members.jcom.home.ne.jp/nobish/setsumei/s_nisigahara1ri2.html

(注5)平塚神社:源氏の棟梁・平安時代の武将の源義家(八幡太郎)を祀る神社で、この付近に中世の武将・豊島氏の居城の平塚城が在ったとされている。http://www.hiratsuka-jinja.or.jp/

(注6)平塚亭つるおか:1996年に内田康夫の人気ミステリー小説シリーズの
登場人物『浅見光彦』が通った店として物語に登場。
http://www.ntv.co.jp/burari/060603/info08.html

(注7)国立印刷局滝野川工場:http://www.city.kita.tokyo.jp/misc/kanko/data/g/8.htmlhttp://www.npb.go.jp/ja/event/index.html

(注8)えびす湯:http://www5e.biglobe.ne.jp/~wadyfarm/kita48.html

2008年9月15日 (月)

昨夜は中秋の名月!

    ―我が家の月見の人形とともに―80914011 80914022 80914033 80914044

昨14日は、旧暦の8月15日で、中秋です。この日の月は「中秋の名月」です(「仲秋」より「中秋」の方が適当のようです。注1)

関東地方は、午前中は曇っていて、中秋の名月を見られるかどうか、心配でしたが、午後3時ごろから晴れて、無事見ることが出来ました。でも、雲も多く、時々雲に隠れながら、その姿を見せてくれました。

我が家に飾られている、「お月見」を題材としている人形とともにご覧下さい!!

これらの人形は、亀さんの奥さんの趣味です。奥さんは、季節に応じた装飾で室内を飾ることが大好きで、今は、お月見関係の人形や絵や秋の花の絵などで、部屋が飾られています。

なお、参考のために言えば、「中秋の名月」は「旧暦の8月15日の月」であって、「満月」とは限らないようです。ちなみに、今年(2008年)の旧暦8月は、今日(9月15日)の月が満月ようです(注2)(記入者:亀さん)8091405 80914061 80914072

(上の写真・順に)18時頃の月、18時半頃の月、20時半頃の月(2葉)。

(下の写真・順に)「お月見」と題する人形、お月見関係の古布縮緬細工・2セット

(注1)「月についてのFAQ」・「仲秋と中秋」:http://moon.jaxa.jp/ja/qanda/faq/faq2/F210.html、「仲秋の名月について」:http://www.lunarembassy.jp/meigetu/fullmoon01.html

(注2)「中秋の名月はいつ?(旧暦の十五夜は満月か?)」:http://koyomi8.com/directjp.cgi?http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0710.htm

2008年9月14日 (日)

近所のおしろい花の研究

亀さんのおしろい花の報告(メンデルの遺伝の法則の一例?)に刺激されて、今日、近所の遊歩道を散歩したときに「おしろい花の調査研究」をしました。

遊歩道には、おしろい花が道沿いに沢山植えられているので、突然変異的な色の変化を発見出来るかもと期待をして調べてみました。多くは赤紫と黄色の一色の花ですが、多様な形で色が混ざっている複数の花を容易に見つけることが出来ました。どうも自然界では普通に起きているようです。

花の色のパターン例: 1)一色、2)扇形に異色が混ざる、3)筋状に異色が混ざる、4)斑点状に異色が混ざる、5)もやもやと異色が混ざる。
携帯カメラではピンボケになりましたが、撮ってきた証拠写真を次に示します。最後の2枚は、おまけで遊歩道と百日紅の花の写真です。
(INO記す)

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2008年9月13日 (土)

自転車にのって散歩

 オリンピック柔道金メダル 石井選手~

近所の仙川駅付近に用事があって、一人で自転車で出かけた。

昼飯を駅前のサイゼリアで食べたが、若者向きのイタリア風品揃えで、廉価ながら食欲を誘う品揃えである。写真に写っているのは、イカスミのパスタ、ムール貝、海鮮サラダに白ワインである。何れも好物であるが、イカスミのパスタは珍しいとおもう。もっとも、食べた後に10回以上は漱がないと歯のイカスミが取れないのが欠点である。(食べている途中の写真で御免なさい)

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食事の後に、本屋に2時間立ち読みして、結局はオーデイオ雑誌とカメラ雑誌を買った。亀さん、ニコンから新型のNikon D700が出てるよ。我々のNikonD70よりも、性能も良いが、番号が一桁上なように値段も高いらしいよ。何年かしたら買おうかな・・・

そろそろ家に帰ろうと、自転車で走っていたら、駅のそばにある「広島風お好み焼き」の入口の硝子戸に、ドーンと北京オリンピックの柔道で貴重な金メダルを取った石井選手へのお祝いポスターが貼ってあった。もしかしたら、石井選手が通っている店かもしれない。味では結構評判が良い店だし、店員に可愛い子が居るので、石井選手が通っている可能性はある!?  
(INO記す)

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珍百景「見つめる鳥居」を撮影!

     ―ナニコレ珍百景に認定―080909088 080909099

テレビ朝日の番組(毎週水曜日23:15~)に、ネプチューンの「ナニコレ珍百景」という番組があります(注1)

亀さんちの近く(隣の市ですが)に住んでいる、タレントの松本明子さんがその番組に投稿した「見つめる鳥居」が、9月3日の放映で、ナニコレ珍百景」に認定され、珍百景No.253として、「珍百景コレクション」に登録されました。

亀さんは、このテレビ放映以前にも、この「見つめる鳥居」を見た記憶がありました。そのときは、単純に「立小便禁止」のマークと思っていました。

しかし、テレビでは、ゴミの不法投棄防止のために土地所有者が立てたもので、効果抜群と言っていました。

先日、見沼田んぼに行ったときに、亀さんの記憶の通り、見沼田んぼの道路脇に立っていましたので、写真に撮ってきました。亀さんが撮った後にも、散歩中の若い夫婦も携帯で写真を撮っていました。なお、近くには、確かに、ゴミの不法投棄を禁止する警察や県・市の看板が沢山立っていました。

不法投棄は、見沼田んぼの保全のための行政・市民の取り組み(注2)に水を差します。心無い人や企業が、この「見つめる鳥居」を見て、不法投棄を思い止まることを望みたいと思います。

そして、いつまでも、見沼田んぼが自然豊かな地域として保全され続けることを望んでいます。(記入者:亀さん)

(注1)ナニコレ珍百景:http://www.tv-asahi.co.jp/nanikore/

(注2)見沼田んぼのHPなど:http://minumatanbo.web.fc2.com/http://www.minumatanbo-saitama.jp/http://minumatanbo.web.fc2.com/http://www.minumatambo-jiman.jp/http://www.asahi-net.or.jp/~XX9K-STU/

2008年9月12日 (金)

いろいろな色のオシロイバナ!

  ―メンデルの遺伝の法則を思い出す―08090913 0809091408090915080909160809091708090919 08090920 08090918_2

先日、見沼田んぼに行ったときに、いろいろな色をしたオシロイバナの群生を発見しました。

亀さんは、赤い色や白い色やピンクのオシロイバナはよく見ており、オシロイバナを見るときには、いつも、中学生のときに習った「メンデルの遺伝の法則」(注)を思い出します。

つまり、“オシロイバナの色は、不完全優性だ”とか“赤と白を交雑させると、全部ピンク。そのピンクとピンクを交雑させると、赤:ピンク:白=1:2:1”ということを、すぐに思い浮かべます。

ただ、このため、亀さんは、“オシロイバナの色は、赤と白とピンクしかない”と思い込んで来たきらいがあります。

ところが、その群生には、写真のように、赤、白、ピンクのほか、黄色のものや赤白・赤黄のツートンカラーのもの、黄色に赤の縞模様のものなど、いろいろありました。

白い色のものもよく見ると、真っ白なものから白い花びらの一部や雄しべの一部が赤いものまで、いろいろなものがあります。

“中高生のときに、このような事実を知っていたら、混乱したんだろうなあ!”と思いましたが、同時に、自然を観察しないで、「知識を知識としてしか教えない」教育の恐さを実感しました。(受験勉強のためには、知識を知識として勉強すればいいのかも知れませんが…。)(記入者:亀さん)

(注)メンデルの遺伝の法則:http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textbook/genetics.htm

2008年9月11日 (木)

里神楽「福徳舞」を見る!

  ―虎ノ門金比羅宮の大祭で―08091001_4 080910021 080910032_2 080910043 08091005  

昨10日夕方、虎ノ門金比羅宮(琴平神社・注1)の横を通ると、“ピーヒャラ、ドンドン!”と笛・太鼓の音が聞こえてきます。

何だろう?と思って、神社の門を見ると、「9月10日正午 大祭式執行」と書いてあり、境内に、焼きそばなどの露店が出ています。

その日は、金比羅宮の大祭(注2)の日だったのです。

そして、境内の神楽殿では、相模流の里神楽の「福徳の舞・宝授け舞」の奉納がされているところでした。

大黒様の配下のひょっとこが「今から大黒様が福徳の舞を奉納すること」と「観衆にあとで宝を授けること」を口上で述べていました

亀さんは、しばらく里神楽を見物することにしました。ひょっとこの所作や大黒様の動きは中々のものでした。ただ、亀さんは見物しながらも、“舞のあとに、神札でも撒くのかなあ”と捕らぬ狸の皮算用をしていました。

そして、舞のあとに大黒様が観衆に撒いてくださった「宝」を拾ってきました。

その宝は、写真のとおり、お菓子の「うまか棒」でした。何だか、大黒様の撒く「宝」としては…。(記入者:亀さん)

(注1)虎ノ門金比羅宮のHP:http://www.kotohira.or.jp/

(注2)神社に於いて行う祭祀中の最も重要なものをいいます。虎ノ門金比羅宮においては、10月10日正午より執行されます。式典の際、献幣使が随員を伴い奉仕し、また浦安の舞が奉納されます。境内では神楽殿で里神楽の奉納、おかめひょっとこの行列や露店が数多く出店します。

2008年9月10日 (水)

地下鉄に乗って♪

P10012123_2 我々が大学生になって広島から上京した約40年前には、地下鉄は大都会の特徴に思えた。僕が愛用していた地下鉄は、丸ノ内線と日比谷線である。もしかしたら、地下鉄は、その二つしか無かったかもしれない。僕の下宿は、東横線(日比谷線と繋がっている)の日吉と、中央線(丸の内線に繋がっている)の武蔵小金井の2か所であったが、日比谷の映画街や銀座などに行くには地下鉄に乗り継いで行くのが便利であった。

今でも覚えているけれど、丸ノ内線は冷房が無くて、夏になると中に風を入れるため窓を開けて地下のトンネルを疾走するのだが、その騒音は凄まじいものであった。吉田拓郎の初期の歌で「地下鉄に乗って」という曲がある、♪(地下鉄がうるさくて)もっと大きな声で♪という一節があり、丸ノ内線の騒音を思い出させる。

一方、日比谷線は、如何にも東京のお洒落な街を走る路線であり、東京育ちの友達に連れられて六本木に飲みに行ったのも日比谷線である。聖心女子大がある広尾も日比谷線である。

いまは、半蔵門線、大江戸線、東西線、などなど地下鉄路線が増えて、東京を網の目のようにカバーしている。車がなくても、どこにでも移動できるのは、東京の特長かもしれない。
 (INO記す)

東京の地下鉄路線図

Photo

吉田拓郎の「地下鉄に乗って」ーー丸ノ内線

http://jp.youtube.com/watch?v=AeKY1_OfDJI&feature=related

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■亀さんが愛用していた?国会議事堂駅でのスナップ

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快晴の秋晴れ!

  ―見沼田んぼの青空と夕焼け―080909011 080909022 080909077 080909077_2

9月9日・重陽の節句の日は、全国的に雲もない快晴の秋晴れでした。

亀さんは、「見沼田んぼ」の秋を撮りに行ってきました。

稲穂はすでに少し黄色くなっており、観光梨園の梨も大きく実っていました。

ふと見上げると、半月(上弦の月)が青い空に浮かんでいます。そういえば、今年は、9月14日が中秋の名月で、満月のはずです。

“こんな日は、夕焼けがきれいなのではないか”と思い、夕方まで待っていました。

しかし、雲が殆んど無いために、かえって単調な夕焼けでした。“やはり、薄雲がかかっていた方が変化があってきれいだ”と亀さんは感じましたが、皆さんは、どうですか?(記入者:亀さん)080909033 080909044 080909055 

2008年9月 9日 (火)

「ボウフウ」という野菜をご存知ですか?

    ―ボウフウ・ニラ・オクラの花―08090624 08090625

皆さんは、「ボウフウ」という川口特産の野菜をご存知ですか?

亀さんちの近くには、その「ボウフウ」という野菜の畑があります。

亀さんも、最近まで、「ボウフウ」を知らなかったのですが、近くの農産物販売センターで売っていて、川口特産の高級食材(武州浜防風)であることを知りました(注1)

「ボウフウ」は正式には「ハマボウフウ」といい、元来、海岸の砂地に自生するセリ科の多年草です。葉は濃緑、茎はすらっとしていて紅紫色の色合いを持ち、香りを放つ野菜である。その若葉と葉柄が宮中の晩さん会、高級料亭などの日本料理(刺身のツマ)に必ずといっていいほど使われている高級食材のようです(注2)(因みに、食品偽装で廃業に追い込まれた高級料亭「船場吉兆」が使い回しをしていた食材に、「ボウフウ」が含まれていました。)

その「ボウフウ」に花が咲いていたので、写真をご覧下さい。080906141 080906232 080906121

また、その畑の近くで、ニラとオクラの花も咲いていました。

ニラはネギと同じようにユリ科で、よく見ると、ユリの花に似ています。また、オクラはアオイ科で、フヨウやタチアオイの花に似ています。花のそばにはスーパーでも見かけないような巨大なオクラが出来ていました。(記入者:亀さん)

(注1)川口緑化センター「樹里安」>樹里安だより>「ご存じですか 川口名産 武州浜防風(ハマボウフウ)」:http://www.jurian.or.jp/news/products/hamabouhuu.html

(注2)ハマボウフウは茎の下部を針でさいて水に漬けると錨のように巻き上がった形になり、そのような姿で刺身のツマにしたのが古来からの方法だそうです。刺身のつまの他に、酢の物、胡麻和え、揚げ物、おひたしなどとしても美味しいそうです。野菜以外に薬用としても使われ、日本では根を「浜防風」といい、感冒で疲労して発熱し、口がかわいて咳がでるときに用い、関節の痛むときの鎮痛剤としても用いる。(http://www.e-yakusou.com/sou/sou313.htm

2008年9月 8日 (月)

青空の下での地区の体育祭

  ―終了後に猛烈な雷雨が来襲―08090749_2 080907412 080907072 08090709 080907172 08090737 080907392 08090742

昨7日は、心配された雨もなく、青空の下で、亀さんの住む地区の市民体育祭が開催されました。

亀さんの住む都市は、東京に隣接した人口50万の大きな都市ですが、町内会活動が盛んで、毎年、13町会の連合体(連合町会)とこども育成会連絡協議会などが共催して、運動会を開いています。子供の育成と地域の一体化が目的のようです。

運動会には、幼児・小中学生から高齢者まで、多くの年齢層が参加しており、競技種目も徒競走・リレー・つな引き・大縄とび・ゲートボール競走・障害物競走・むかで競走など、多種多様でした。

得点種目については、町会対抗となるので、みんな真剣に競技し、応援していますが、オープン種目やレクレーション種目はみんな楽しんで参加しています。

亀さんは、得点種目ではない、熟語合わせ競走とゲートボール競走に参加しました。(順位は内緒です。)

青空にそよぐ万国旗を見るのは久しぶりでした。

追記:なお、この体育祭が無事実施されたことを喜んでいたら、終了直後に、一転して、「ピカー、ゴロゴロ、ザー」と、猛烈な雷雨に襲われました。今年の天気は、何か変ですね。(記入者:亀さん)08090754 08090755 

2008年9月 7日 (日)

皇居東御苑を散策・最終回

  ―二の丸の秋の草花や果実など―

今回は、皇居東御苑の最終回(第4回)で、二の丸などの美しい花々や木の実などの写真をお届けいたします。08090369_208090371_2 08090370_2

亀さんは、二の丸休憩所から「二の丸庭園」の方に歩いていきましたが、小路には、ナンテンハギ、ツルボ(ユリ科)が咲いていました。ナンテンハギはソラマメの仲間で、ツルボはヤブランとよく似ていました。

その側では、ガマズミ(スイカズラ科)が赤い実をつけていました。080903763 08090377 08090374

「二の丸庭園」の周りには、赤・ピンク・白色のサルスベリが花を咲かせていました。サルスベリは花期が長く、実と花が同時になっていました。

また、庭園の池にはヒメコウホネ(スイレン科)が可愛い黄色い花を咲かせていました。08090345 08090379 080903801

亀さんは、それから、三の丸休憩所を経て、大手門から退出しましたが、その途中で、エゴノキが青い丸い実を沢山つけていました(注2)。可愛い実でした。

また、ノハラアザミやヌスビトハギも咲いていました。ヌスビトハギとは物騒な名前(注1)ですが、よく見ると、マメ科特有の形をした小さな可憐な花を沢山付けていました。

なお、「皇居東御苑花だより」と「同案内図」が三の丸休憩所に掲示されていたが、“あらかじめこれを見ていれば良かったな~!”と思いました。宮内庁のHPに出ているので、あらかじめプリント・アウトして持っていくと良いですよ(注3)

とは言え、今回の東御苑の散策では、秋の野原の花や木の実を満喫できました。(記入者:亀さん)

(注1)実(豆)の生っている形が盗人の 「忍び足」 の形に似ているので、この名前が付けられたという。

(注2)エゴノキの花は、5月に行った六義園で見かけました。5月20日付けの記事:http://dankai-hiroba.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_a7ed.html

(注3)皇居東御苑花だより:http://www.kunaicho.go.jp/hanadayori/itiran.html。同案内図:http://www.kunaicho.go.jp/hanadayori/annaizu.html

2008年9月 6日 (土)

皇居東御苑を散策・その3

  ―本丸の秋の草花や木の実など―

今回と次回とは、皇居東御苑の美しい花々や木の実などの写真をお届けします。

この御苑には、梅林坂、桜の島、バラ園、茶園、野草園、菖蒲園や二の丸雑木林などがあり、花の時季には、きれいな桜や梅などを鑑賞できるようです。しかし、この時季でも、秋の花々が苑内を飾っており、秋を満喫することができます(注1)08090310_3 08090311_2 080903231   

最初に遭遇したのは、梅林坂脇のヤブラン(ユリ科)の花で、樹木の下でひっそりと咲いていました。その近くのコナラは沢山の団栗をつけていました。

次に、天守台の近くの竹林には色々な種類の竹が植栽されていますが、その中で、キンメイモウソウ(金明孟宗・注2)は、晴らしい竹稈の色合いで、自然の不思議に唸りました080903271 08090335 08090339

松の大廊下跡付近の林間の小路の脇には、白い花をつけたヤブミョウガの群生がありました。ヤブミョウガはツユクサの仲間で、ミョウガ(ショウガ科)の仲間ではありません。

その先には、近くにはノシラン(熨斗蘭・ユリ科)コバギボウシが咲いていました。08090368 080903642 08090367080903651 08090362 

本丸跡から二の丸跡に移ると、二の丸休憩所の脇には「秋の七草注3)の説明があり、萩・女郎花・撫子・藤袴・桔梗の5種類の花が咲いていました。なお、「桔梗」のことを昔は「朝顔」といったようです。

植物の世界は、完全に秋なんですね。(続く) (記入者:亀さん)

(注1)皇居東御苑花だより:http://www.kunaicho.go.jp/hanadayori/itiran.html。同案内図:http://www.kunaicho.go.jp/hanadayori/annaizu.html

(注2)孟宗竹の稈が突然変異で、黄金色になり、芽溝部に淡緑色の縦縞が節毎に交互に出現している珍らしいもの。国の天然記念物に指定されているものもあるようです。

(注3) 秋の七草は万葉集のこの歌で山上憶良が選定し、今に至っている。「秋の野に  咲きたる花を  指折り かき数うれば  七種(ななくさ)の花 萩の花  尾花葛花  撫子の花 女郎花  また藤袴  朝顔の花」(山上憶良  ・ 万葉集)

2008年9月 5日 (金)

皇居東御苑を散策・その2

    ―歴史探訪 No.2―

昨日に引き続いて、皇居東御苑の歴史探訪をいたします。08090347 080903552 080903572  

「中雀門跡」を下っていくと、「中之門」の側に「大番所」があります。「大番所」は、「中之門」の外の「百人番所」や三の丸から二の丸への大手三之門の外にある「同心番所」とともに、登城する大名の供の監視をしていた(注1)080903501 

また、「中之門」は、本丸御殿への入口として重要な門で、江戸城でも最大級の巨石が使われ、また、綿密な文化財修復工事の実施で、実に美しく見事な石垣が形成されています。

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その後、亀さんは二の丸を散策することしました。二の丸雑木林の入口には、「皇居正門石橋旧飾電燈」が飾ってあり、その先の「二の丸庭園」までや「諏訪の茶屋」の周辺は、秋の花々が秋の季節を謳歌していました。また、「二の丸庭園」ではサルスベリが綺麗な花を咲かせ、庭園の側には、庭園美を愛でる人たちがたたずんでいました。08090383

「二の丸庭園」の美しさを鑑賞してから、三の丸に下りました。三の丸休憩所・売店(注2)で少し休んだ後、「三の丸尚蔵館」で「1900年パリ万国博覧会」出品作品などの展示を見ました。

080903840809038708090388  以上、2時間散策を楽しんだ亀さんは、大手門から退出しました。大手門は、渡櫓と高麗門からなっていますが、現在の門は、戦災で消失したものを再建したものだそうです。元の渡櫓の鯱(しゃち)が飾ってありました。

次は、東御苑の花を掲載予定。乞うご期待!(記入者:亀本)

(注1)番所は、警備の詰め所のことで、城の奥ほど、他の番所に比べて位の上の同心や与力が詰めていた。百人番所では、甲賀組、伊賀組、根来組、二十五騎組の4組が昼夜交代で詰めていたそうです。

(注2)休息所・売店では、飲料・アイスクリームのほか、皇室カレンダーや皇室・江戸城に関連して絵葉書や写真などを売っていました。

2008年9月 4日 (木)

皇居東御苑を散策・その1

  ―歴史探訪 No.1―

昨3日は、久しぶりに、夏の青空になりました。午前、都心に出かけた亀さんは、仕事の終了後、陽気につられて、上京以来一度も行ったことがなかった「皇居東御苑」の散策に出かけました。080903031 08090307 08090308 080903203 080903161 080903172

「平川門」を入って、入口で入園票を貰い入園しました。入園料無料で、当日の公開時間は9時~16時半でした(注1)

平川濠と天神濠の間を少し上ると、二の丸の入口になりますが、亀さんはさらに「梅林坂」を登り、宮内庁の庁舎(書陵部)の脇を通って、一気に本丸に行きました。

目の前には、江戸城の天守閣の跡の「天守台」があります(注2)。天守台にはスロープがあり、それに登ると、天守台からは360度の展望です。亀さんは、そこから、皇居東御苑の緑と丸の内のビル群のコントラストをじっくりと味わいました。なお、眼下の芝生の辺りは、江戸城の大奥のあったところのようです。080903131_2 08090322 08090325 08090328 08090331 08090332 080903382 08090330 080903421

ただ、天守台の隣にある八角形の「桃華楽堂」という音楽堂は、周囲の風景に調和しておらず、多少興醒めでした。

天守台からの展望を満喫した亀さんは、汐見坂から二の丸に下りることも考えましたが、芝生広場の周辺の小路を散策することにしました。竹林を抜けると、大奥の非常時の倉庫と推定される「石室」や長屋造の防御用倉庫の「富士見多聞」があり、さらに、その先の林間の小路を行くと、忠臣蔵で有名な「松の大廊下跡」や天守閣の代用となっていた三重櫓の「富士見櫓」がありました。

周辺の本丸大芝生は、明治・大正期、正午の午砲(ドン)が撃たれた「午砲台」があったようです。「半ドン」の語源です(注3)

亀さんは、本丸への入口の「中雀門跡」を通って、二の丸に下りていきました。

なお、入園者の約90%以上は若い外国人で、その人達は日本の歴史と自然を満喫しているようでした。(続く)(記入者:亀さん)

(注1)皇居東御苑の公開要領・略図等:http://www.kunaicho.go.jp/11/d11-03.htmlhttp://santa.cside.com/kouen/koukyo.htm

(注2)江戸城の天守閣は、3代将軍家光の時のものが最大で5層6階・57mであったが、19年後の明暦の大火で全焼し、それ以降、再建されなかった。

(注3)亀さんが若い頃は、週休2日制の導入前でした。土曜日は半日労働で、「半ドン」と言われていました。

2008年9月 3日 (水)

この漢字、何と読むの?

―「犇」・近所の焼肉屋さんの名前―08090201_2

昨日行った理髪店の隣りに、焼肉屋さんがあって、右の写真のような看板が店頭にありました。

「牛」の字が3つ重なった「犇」という字と「MOーKU(モーク)」という店名が書かれています。

でも、亀さんは、「犇」という字を「モーク」と読むとは信じられませんでした。しかし、その漢字を何と読むのか分かりませんし、“ひょっとすると、創作漢字かも知れないなあ”とも思いました。

こんなことを放っておけないのが亀さんの性分です。

家に帰ると、早速、漢和辞典(漢語林)を引くと、「ホン」と読む正真正銘の漢字で、「①牛がおどろく ②はしる=奔 (国)ひしめく。押しあって騒ぐ。」とある。

つまり、我が国の固有の意味での訓が「ひしめく」のようです。

ついで、同じ漢字が3つ重なる漢字を考えてみました。亀さんが考え付いた順に書くと…

森(シン・もり)、品(ヒン・しな)、姦(カン・かしましい)、晶(ショウ)、卉・芔(キ・花卉)、卅・丗(ソウ・三十)、…

もっとあるだろうと、漢和辞典で調べると・・・

蟲(虫の旧字体)、磊(ライ・磊落)、淼(ビョウ)、毳(ゼイ・むくげ)、皛(キョウ・あきらか)、麤(ソ・あらい)…。

インターネットで調べると、他にも次の漢字もあるようで・・・

畾(ライ・雷の本字の略字)、驫(ヒョウ)、鱻(セン)、厵(ゲン)、众(ギン)、叒(ジャック)…。

もう、きりが無い!終わります。(オソマツ!!)(記入者:亀さん)

2008年9月 1日 (月)

新幹線開業当時の電車の陸送!

   ―新幹線0系電車と700系電車―080819161 080819552 08081913200 08082905

東海道新幹線が開通時に活躍した「新幹線0系電車」の2番機がこのたび鉄道博物館に寄贈されることとなり、8月28日にJR西日本の車庫から神戸港に陸送されました(注1)

「新幹線0系電車」がこの11月に廃止されるということで(参照)、最近、鉄チャン系のカメラマンが「新幹線0系電車」が運行されている山陽新幹線の特急「こだま」を追いかけているようです(注2)しかし、正確には、山陽新幹線で走っているのはその改良型で、東海道新幹線開業時に活躍していたものとは異なるようです。

また、先日行った鉄道博物館では、東海道新幹線開業時の「新幹線0系電車」は、残念なことに、その頭部しかないのです。

そこで、JR西日本で検査・修繕の練習用として使われていた、「新幹線0系電車」の2番機がこのたび鉄道博物館に寄贈されることとなったようです

亀さんは、鉄道博物館で、新幹線0系電車の頭部の写真東北・北陸新幹線の開業の際に使用された新幹線200系電車の写真を撮ってきました。また、先週、東京駅に行ったときに、新幹線に使用されている最新の電車(700系・N700系)の写真を撮ってきましたので、それらの写真を掲載します。

そう言えば、東海道新幹線開業=東京オリンピックから、もう44年になるんですね。

新幹線0系電車」の引退は、団塊世代の引退と通ずるものがあります。“老兵、消え去るのみ”と言ったところでしょうか…。(記入者:亀さん)

(参照)http://plaza.rakuten.co.jp/kamiike3/diary/20080713/

(注1)それに関する記事:http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2008082700971.html?C=Shttp://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20080828ddm041040145000c.html?C=S

(注2)http://selfpit.way-nifty.com/selfpit/2007/08/post_f736.html

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