王子界隈を散策!
暑い日が続きますが、亀さんは、先日、水と緑=涼を求めて、武蔵野台地の縁辺部に残る自然に浸るために、東京の王子界隈の散策をしました。
まず、緑の木陰と水の飛沫の涼しさを体感しようと、「名主の滝公園」(注1)に行きました。この庭園は、江戸時代に王子村の名主が造った庭園で、園内の滝は王子七滝の一つとして有名です。
園内に入ると、緑の木立で、周囲の都会の喧騒からは遮断されているのですが、この暑さから逃れられるほどではありませんでした。さらに致命的であったのは、この梅雨の少雨と周辺開発の影響からか、すべての滝の水が枯れていたことです。
次に、気を取り直して、落語の「王子の狐」(注2)で有名であり、1000年の歴史を持つ「王子稲荷神社」(注3)に行きました。
関東の稲荷神社の総元締めだったそうで、大晦日には、各稲荷の使いの狐たちが挨拶に来たという伝承に因んで、今も、大晦日に「王子・狐の行列」がおこなわれます(注4)。なお、この神社の絵馬は、その伝承を描いた歌川(安藤)広重の連作浮世絵の「名所江戸百景」の「王子装束ゑの木大晦日之狐火」をもとにしています。
境内には「狐の穴跡」もあり、江戸時代には、この辺は狐のすむ田舎だったのであろうと思いました。ここでも、木立は少なく、涼を得ることはできませんでした。
こうなると、散策の目的を、「涼を求めて」から単なる「王子界隈の散策」に変更です。
次は、約300年の歴史を持ち、江戸時代に将軍から飛鳥山を寄進されるなど、尊崇されていた「王子神社」(王子大明神・王子権現)(注5)に行きました。
この境内には、歌人・蝉丸を祭る「関神社」があり、蝉丸が「髪の祖神」とされることから「毛塚」がありました。若いときから髪が薄い亀さんとしては、もっと早く知っていれば…と…。
ここでも、涼はとれず、最後に、“日本の都市公園100選”にも選ばれている、「音無親水公園」(注6)に行きました。ここでは、人工のせせらぎが造られ、子供たちが遊んでいたが、亀さんは、当日の暑さから逃れることが出来ませんでした。
とにかく、ここのところの暑さは異常ですね!(記入者:亀さん)
追記:ここ数日の激しい雷雨で枯れていた滝に水が戻っているかも…。
(注1)http://www.city.kita.tokyo.jp/docs/facility/055/005519.htm。(注2)http://ginjo.fc2web.com/34oujinokitune/oujinokitune.htm。(注3)http://www.city.kita.tokyo.jp/misc/kanko/data/a/4.html。(注4)http://www.netcity.kita.tokyo.jp/kitsune/、http://ouji-kitsune.jp/。(注5)http://www.city.kita.tokyo.jp/misc/kanko/data/a/2.html。(注6)http://www.city.kita.tokyo.jp/docs/facility/079/007978.htm、http://www.city.kita.tokyo.jp/docs/facility/079/007978.htm
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