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2008年6月20日 (金)

今の社会風潮を考える

 ―「蟹工船」と「堂々たる政治」―08061501

亀さんは、最近、今まではあまり読まなかった分野の2冊の本を読みました。
亀さんの読書スタイルは、色々な分野の本を乱読するものの、従来、「読む前から主義・主張の分かるような本は読まない。」というものです。だから、そんな本がベストセラーになっても読まなかったのですが、最近は、そんな本も読んでみるようにしています。

そこで、昭和初期に書かれたプロレタリア文学・小林多喜二の「蟹工船」(新潮文庫)が、最近、ワーキングプアの共感を得て、ブームを呼んでいると言われ、一方、与謝野馨前官房長官の「堂々たる政治」(新潮新書)が話題になっているので、読んでみました。一方が共産主義賛美の小説、他方が名門の出の自民党の幹部の著書で、対照的な本です。

「蟹工船」については、某党の最高幹部は、この本がブームになっている現象を「(労働者が)無権利の状態に置かれた戦前の時代と今が重なりあっている」と分析するようです(5月27日付読売朝刊)が、読み終わっての亀さんの感想は、「??」です。
ワーキングプアを生む社会にも問題はあるんでしょうが、亀さんは、その人自身の今までの生き方や家庭教育にも問題があると感じています。当時と今は制度も時代背景も違うのに、自分の不幸を社会のせいだけにして、「蟹工船」に共感すると言うのは一種の逃避では…と思いました。
ましてや、秋葉原無差別通り魔事件の犯人がワーキングプアであったことにから、その最大の原因が社会の問題であるとする一部の意見については、ワーキングプアに対する甘やかしとしか感じられません。

「堂々たる政治」については、著者自身が現在の野党のみならず、与党の政治家に向けて(?)の次の言葉が印象的でした。
「本来、政治家の仕事は全人格と人生を賭けて大きな判断をすることである。その時々の流れに迎合することではない。だから、耳障りであっても、事実をきちんとお話しする。」
内容的には、一部に賛成しかねる点も見られましたが、書かれている事柄のほとんどは、政治的な駆け引きや欺瞞が感じられず、特に、第六章の「国家は割り勘である」以降については、マスコミ受けや時々の時流に迎合して、目先の議論に終始し、大切な議論を避けている現在の政治に対する警告として傾聴に値すると感じました。(記入者:亀さん)

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