色々な山野草
亀さんは、今年は、肝炎治療の治験の関係で、趣味の登山に行っていません。そのため、登山の際に遭遇する山野草を最近は見ていません。
先日、サクラソウの品種展示をした園芸植物園で、アマドコロの花が咲いているのを見つけました。亀さんは、「今、山ではアマドコロ、ナルコユリ、ホウチャクソウ、チゴユリといった可愛いユリの花が咲いているんだろうなあ!」と、何となく寂しい気持になりました。
そんな気持で駐車場の方に歩いていると、園芸農家が山野草の展示即売会をしているのに遭遇しました。亀さんは、嬉しくなって、その会場に入りました。
上の写真は、日本の山野草です。
このうち、オオバナノエンレイソウは北海道に生育するエンレイソウです。また、クマガイソウは埼玉県に縁のある武将・熊谷直実の母衣(ほろ)になぞらえて名付けられた山野草(注)で、亀さんは、初めて見ました。このほかに、クロユリ、ヒトリシズカ、テンナンショウ・マムシグサ、ヤマシャクヤクなどがありました。
下の写真は、外国の山野草で、日本で園芸品種として栽培されたものです。日本の山野にはありません。
このうち、タイツリソウは、まさに鯛を釣っているような形の花でした。なお、日本にもカラマツソウという山野草があり、バイカカラマツソウと同じキンポウゲ科の植物ですが、花の形が全く異なります。
亀さんは、この即売会を見て、満足感で一杯になるとともに、「一口に『農家』といっても色々な『農家』があるんだなあ!」と思いました。(記入者:亀さん)
(上の写真は順に)アマドコロ、オオバナノエンレイソウ、クマガイソウ、ユキザサ、ハナイカダ
(下の写真は順に) 雲南桜草、バイカカラマツソウ、タイツリソウ(ケマンソウ) 、クレマチス(テッセン)
(注)ラン科アツモリソウ属の花は、唇弁(花弁)の一枚が袋状にふくらんだ独特の形をしており、騎乗の武士が背中に着けた母衣という布に似ている。このことから、源平の一の谷の戦いで一騎打ちをした熊谷直実・平敦盛に因んで、アツモリソウ属の二つの植物をアツモリソウ・クマガイソウと名付けた。
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コメント
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山野草はいいですね~
静かにひっそり咲いているのが好きです♪
連休前半に、山ではないのですが
森林公園でチゴユリなど見かけました。
投稿: ほよりん | 2008年4月30日 (水) 18:13
見たことある雑草。。
失礼、山野草ですね。
ミカン畑のあちこちにも山野草らしき植物が有るんですが 雑草とみなして刈り取ってます。
都会では貴重な山野草もうちの田舎では困った雑草になってます。
投稿: IWATO | 2008年4月30日 (水) 20:59
>ほよりんさんへ
山野草は、やはり山の中でひっそりと咲いているのがいいですね
チゴユリとかナルコユリ、アマドコロも派手さはないんですが、山で見ると、可愛い花です。
投稿: 亀さん | 2008年4月30日 (水) 22:36
>IWATOさんへ
そうですね。立場によって見方は違ってきます。
その雑草を育てて商売をする、園芸農家もあるんですから、人間ってシタタカですよ!
投稿: 亀さん | 2008年4月30日 (水) 22:40
亀さん、お久しぶりです。
タイツリソウ、特にいい写真ですね。
ピントぴったりで背景から浮き上がってますよ。
自分も草花を楽しむ心の余裕を持たないといけませんね(笑)
投稿: Well-U | 2008年4月30日 (水) 23:44
展示即売会で山野草に出合えて良かったですね。
お蔭様でエンレイソウやクマガイソウなど
見たことのない山野草を楽しませていただきました。
投稿: mico | 2008年5月 1日 (木) 05:49
> Well-U さんへ
タイツリソウは、「鯛釣り」っていう形の花ですね。
この形を見て、本当に自然は面白い造形をしていると思いました。
投稿: 亀さん | 2008年5月 1日 (木) 22:29
> mico さんへ
亀さんも、クマガイソウは初めて見ました。
でも、山野草は自然の中で見た方がイキイキしているような気がします。
投稿: 亀さん | 2008年5月 1日 (木) 22:36