都心の虎ノ門でミツマタの群生?!
東京の都心・虎ノ門に、ミツマタ(三椏)が群生?しているのをご存知ですか?
ミツマタとは、春になると、真っ先に、ダンコウバイやサンシュユやアブラチャンとともに、黄色い花で山野を飾るのですが、古来よりガンビ(雁皮)やコウゾ(楮)とともに、和紙の原料になっています。
このミツマタが、虎ノ門の国立印刷局(旧大蔵省印刷局)(注)の本局の植え込みに、10本以上植えてあり、今、その花が咲いているのです(写真下左)。
その理由は、国立印刷局の印刷する「日本銀行券」(いわゆる、お札)の原料となっているおり、そのPRのために、植えられているようです(写真下中央)。
なお、調べてみると、ミツマタもガンビもジンチョウゲ科の植物ですから、花の色は違いますが、ジンチョウゲ(沈丁花)の花と形はよく似ています(写真下右)。
機会があれば、珍しいミツマタを見るために、国立印刷局あたりまで、お昼の散歩に出かけるといいですよ。(記入者:亀さん)
(注)国立印刷局のHP:http://www.npb.go.jp/
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コメント
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こんにちは。kazsheです。
ミツマタがお札の原料として使われているのですね。
知らなかった...。勉強になりました。(笑)
投稿: kazshe | 2008年3月 6日 (木) 09:49
日ごろお世話になってるお札(日本銀行券)
この原料が都心にあるなんて感動!
都心では高いビルに囲まれ
観光客は上ばかり見て歩くのでしょうが
足元目線で歩くのも新しい発見がありますね。
投稿: IWATO | 2008年3月 6日 (木) 20:47
>kazsheさんへ
亀さんも調べて知ったことですが、最初はガンビで作ろうとしたんですが、その栽培が不可能だったので、ミツマタにしたんだそうです。
それと、その生産量は、徳島が6割で、岡山も多いようです。
投稿: 亀さん | 2008年3月 6日 (木) 22:43
>IWATOさんへ
亀さんも、ミツマタの花を見つけたときに、「なぜこんな所に」と思いましたが、説明看板を見て、納得しました。
でも、気がつかないで、通り過ぎる人が殆どです。
なお、誤解は無いと思いますが、印刷局のミツマタが直接お札の原料になっているわけではありません。調べると、徳島県で原料のミツマタは沢山生産されているようです。
投稿: 亀さん | 2008年3月 6日 (木) 22:51
亀さんのミツマタの記事を読んで

スッキリしました
以前の私の記事でわからない植物があり、
和紙の原料ということだけはわかっていたのですが、
それがミツマタだということがわかりました
ありがとうございます♪
お札の原料ということも初めて知りました
沈丁花科なんですね~
似ていますね☆
kazsheさんとお友達になれて
良かったですね
投稿: ほよりん | 2008年3月 7日 (金) 17:52
>ほよりんさんへ
喜んでいただいて、こちらこそ嬉しくなります。
このブログをするようになって、色々気が付かなかったことに初めて気が付くことも多くなりました。
「こんな所にミツマタが・・・」っていう感じです。
投稿: 亀さん | 2008年3月 8日 (土) 02:46