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2008年2月20日 (水)

霞ヶ関・丸の内の文化財探訪・第1回

  ―法務省れんが棟(法務省旧本館)―08021901 08021902

我が国では、戦後、建築物についてその高層化や敷地利用の効率化を追求していく過程で、古い建築物を全面的に建て替えることが進められてきました。
しかし、明治以降の洋風建築物にも、その文化性の意義を認め、歴史的に意義のある建築物を保存しようとする運動が生じました(注1)
丸の内や霞ヶ関でも、明治洋風煉瓦造の建物が急速に消滅していくなかで、幾つかの歴史的な建築物が重要文化財にしていされたり、登録文化財に指定されており、一見の価値があります。
そこで、亀さんは、昼休みに、ウォーキングを兼ねて、それらの探訪をして、皆さんに紹介することとします。
その第1回は、国の重要文化財の法務省赤れんが棟(法務省旧本館)です。
この建物は、桜田門のすぐ南にあり、警視庁とは国道1号線をはさんで筋向かいにある、荘厳で格式のある赤れんがづくりの官庁建築物です。
その詳細は、各種のHP(注2)に詳しいが、近代国家を目指した明治政府が1886年(明治19年)に招聘した、ドイツの高名な建築家のエンデとベックマンが作成した官庁集中計画案をもとに、1895年に竣工した旧司法省で、現存する霞ヶ関の中央官庁の建築物としては最古のものです(注3)
そして、創建当時の姿に復原された1994年(平成6年)の11月に、その外観が国の重要文化財に指定されています。
この赤れんが棟には、「法務史料展示室」が設置され、法務史料、建築史料の展示のほか、企画展も行われており、一般にも公開させています。亀さんも行ってみましたが、我が国の法制史や建築に関心のある人は一度は行っておくといいと思います。また、そんな関心のない人も3階のバルコニーからは桜田門(実を言うとこれも国の重要文化財!)などの皇居が眺望できるので・・・。(記入者:亀さん)0802190308021904
(注1)このような動きの中で、1974年(昭和49年)に初めて鉄筋コンクリート建造物(芦屋の旧山邑家住宅)が重要文化財に指定されたが、1996年の文化財保護法の改正により、登録文化財の制度が制定され、これらの近代の洋風建築物も保護されることとなった。それ以降、大正、昭和(戦前・戦後)の歴史的な建築物については、登録文化財として保護・保存されるほか、重要文化財にも多く指定されることとなった。
(注2)例えば、近代建築散策:法務省旧本館:http://maskweb.jp/b_moj_1_1.html
(注3)この建築物は、戦災でほとんど消失した後、改修されて法務省本館として使用されていましたが、1991年(平成3年)から復原改修工事が始められ、1994年に創建当時の姿に復原されました。また、
元は、隣に同じような最高裁判所(旧大審院)の庁舎がありましたが、こちらは取り壊されて、東京高裁と東京地裁の入る裁判所合同庁舎に建て替えられています。

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