ワレモコウ(吾亦紅)はバラ科!
先日、すぎもとまさとの「吾亦紅」について書きましたが、植物の「ワレモコウ」について少し詳しく書きます。
ワレモコウは、バラ科ワレモコウ属の植物で、暑かった夏が過ぎ、涼しい秋風が吹く頃、山や丘の草原で、ひそやかに咲きます。ただ、花が穂状です(注)から、花が咲いても咲いているようには見えません。また、根は止血効果があるようです。
亀さんは、美ヶ原と箱根の明神ヶ岳に行ったときに見ましたが、あまり感動しませんでした。しかし、若山牧水の歌や高浜虚子の俳句にも読まれており、一般には「地味ながら、気品が漂う」と人気が高い花のようです。一緒に登山した人たちはこの花を見て大いに喜んでいました。
また、花言葉は「愛慕」(「変化」)です。なぜ、母に捧げる哀悼歌だという、すぎもとまさとのこの歌の題名が「吾亦紅」なのか、歌詞を見ても、いまいち分からないのですが、ひょっとすると、花言葉も「愛慕」からイメージされているのかも知れません。
ところで、昨年、八幡平に行ったときに、現地の人が「白いワレモコウもあるんですよ!」と教えてくれ、その花を見ました。そのとき、その人はその花の名を「シロハナワレモコウ(唐打草)」と教えてくれたのですが、後で調べると、「(ナガホノ)シロワレモコウ」又は「シロハナトウウチソウ(白花唐打草)」という名前のようです。ただ、「吾亦紅(吾もまた紅なり)」というのに「白い」というのも矛盾した名前です。
なお、亀さんは見たことがないのですが、唐糸草というピンクのワレモコウもあるようです。(記入者:亀さん)
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花を撮りながら登山すると時間がかかって・・目的地まで行けないのは・・考えれば当然。
考えなくても分かりますね(^_^;。笑顔で花を愛でるのは良いけど先に進みません(笑)カタツムリ登山です。
写真を撮るのも重労働。疲れてくるとピントも合わなくなります。それでも好きなので苦になりません。
否・だいぶ苦になります。。
それで、鳥海山の花、前回書きましたが、今年は時期的に遅く多くは見れませんでした。それでも満足です。
「クロズル」 ニシキギ科 落葉性 慢性低木 。。草だとばかり思っていました。..... [続きを読む]
北海道の日高山脈には、日高の固有種でピンクのワレモコウの仲間「エゾトウウチソウ」も生えていますヨ→http://blogs.yahoo.co.jp/kouyu_kikaku1116/16739594.html
投稿: 北遊 | 2008年1月13日 (日) 11:29
北海道には、白い花を付ける「ナガボノシロワレモコウ(長穂白吾亦紅)」と言う長ったらしい名前の付いたワレモコウの仲間もあります→http://blogs.yahoo.co.jp/ndtpn49944/18470678.html
投稿: 孝遊子 | 2008年1月13日 (日) 11:51
>北遊さんへ
亀さんは、登山をするときに植物の写真を撮ってくるのですが、名前を調べるのは大変の労力が要ります。植物事典やインターネットで時間を掛けて調べていますが、分からないものもあります。
唐糸草とエゾトウウチソウは、きっと非常に近い種類の植物だと思います。
投稿: 亀さん | 2008年1月13日 (日) 16:10
>孝遊子さんへ
亀さんが八幡平で撮ったものは、インターネットで調べると、ナガボノシロワレモコウの写真に近いと思います。(八幡平の白いワレモコウを「ナガボノシロワレモコウ」と紹介しているものもあります。)
いずれにしても、ワレモコウ属の白い花ということだけは確かなことですね。
投稿: 亀さん | 2008年1月13日 (日) 16:18
今晩は♪
吾亦紅が健気で好きな花だったから
ハンドルネームを考えている時
吾亦紅って本当は付けるつもりだったのです。
でも白・ピンクがあるとは知りませんでした。
また1つ利口になりました(*・`ノω・)コッチョリ
投稿: 福寿草。 | 2008年1月13日 (日) 22:10
>福寿草。さんへ
福寿草。さんの誕生日から言うと、「カトレア」がハンドルネームというのもありますね。
でも、福寿草。さんとブログ友達になれたのが、亀さんが去年福寿草の記事を書いたときに、「福寿草」のキーワードで関連の記事を検索して、福寿草。さんのブログにたどり着いたためであることを考えると、ハンドルネームが「福寿草。」で良かったと思います。(「縁は異なもの、味なもの」と言います。)
投稿: 亀さん | 2008年1月13日 (日) 22:46