人形町界隈の散策・その2
その1では、主として、亀さんの好きな甘いものを中心に、人形町の散策を書きましたが、亀さんが気がついたのは、伝統工芸品の店が少なからずあることです。
特に、「岩井つづら店」(注1)は、都内では2軒しかなくなった「つづら」の製造をしており、亀さんが通りかかったときには、ご主人がせっせと「つづら」を製作されておられました。亀さんは、それを10分以上も眺めていました。
また、近くには、三味線の「ばち英楽器店」(注2)もありますが、その店も販売だけでなく、三味線の組み立て、アフターケアなどもして、初心者から歌舞伎関係者などのプロまで、幅広い三味線奏者の信頼を集めているようです。そのほか、京扇子の「京扇堂」などもあり、「小粋な町」というだけのことはあります。
人形町の店をよく見ると、江戸時代から明治時代にかけて京都などの他の町から店舗展開したり、移ってきた店が少なからずありますが、それらは江戸時代などに奨励策により人形町に立地した店のようです。つまり、現在で言う「経済特区」のような奨励策で、人形町が形成されたようです。
このほか、周辺には、有名なお食事処も多く、「人形町今半」、うなぎの「人形町大和田本店」、レストラン「芳味亭」、洋食「キラク」などが有名です。
また、最近発刊された「ミシュランガイド東京2008」で三ツ星の評価を得た「玄冶店 濱田家」も人形町にあります。また、親子丼で有名な「玉ひで」の前には、数百メートルの行列が出来ており、「凄いなあ!」の一言しかありませんでした。
そうそう、「玉ひで」の近くには、文豪谷崎潤一郎の生誕の地があります。(記入者:亀さん)
(注1)「岩井つづら店」に関するHP:http://www.tokyochuo.net/issue/traditional/2004/06/index.html
(注2)「ばち英楽器店」に関するHP:http://www.tokyochuo.net/issue/traditional/2004/04/
(写真)上:つづらを作る岩井つづら店のご主人、ばち英。下順に:人形町今半、芳味亭、玄冶店濱田家、玉ひで、谷崎潤一郎生誕の地の銘板
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