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2007年10月19日 (金)

イチョウはまだ青々!

     ―イチョウをめぐる「うんちく」―071018f1000014 071018f1000011

今年も10月の中旬となりましたが、紅葉・黄葉が遅れており、亀さんの勤務先の周辺のイチョウ並木は、一部にやや黄色くなった木もありますが、殆どの木は青々としており、歩道には黄色いイチョウの落ち葉が全くありません。

しかし、よく見ると、イチョウの実のぎんなん(銀杏)は成熟しており、歩道に実が落ちたり、それが踏まれて歩道が汚れている箇所もあります。

これに関連して、イチョウをめぐる「うんちく」を・・・。

①イチョウは雌雄異株で、一般には街路樹に用いるのは、主として雄株です。その理由は、雌株には「ぎんなん」が生って、それが歩道に落下すると異臭がするとともに、「ぎんなん」の油分で歩道が滑りやすくなるためです。

②イチョウは古生代からの古い植物で、世界的に分布していたのですが、氷河期に各地で絶滅し、中国にのみ生き残った「生きた化石」です。現在は、欧米でも植栽されていますが、江戸時代には、日本や中国などだけに生育していたようです。

③イチョウの学名は、Ginkgo biloba Linn.」ですが、「Ginkgo」は銀杏(ギンキョウ、Ginkyo・Ginkjo)の誤植で付けられたものです。(biloba:二つに浅く裂けた、Linn.:植物学者のリンネ)

江戸時代、長崎・出島のオランダ商館の医師・ケンベルが「廻国奇観」でイチョウをヨーロッパに紹介した際に、GinkyoをGinkgoと誤植しました。それをもとに、学名の命名法を確立した植物学者のリンネがそのまま誤って名付けたものです。

この話は、亀さんが中学生のとき、生物の授業のときに習って、「面白い!」と思いました。(ただ、亀さんは、蘭学医のシーボルトが日本の植物の学名を沢山つけていることから(注)、ケンベルをシーボルトと誤って覚えていました。)(記入者:亀さん)

(注)アジサイを欧州に紹介し 学名にその妻・お滝さんに因んで”otakusa”を使ったことで有名

(写真)上左:青々したイチョウ並木、上右:少し黄色くなったイチョウの木、下左:実ったぎんなん、下中央:歩道に落ちたぎんなん、下右:落ちたぎんなんで汚れた歩道071018f1000005_2 071018f1000007 071018f1000015

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コメント

トラックバックありがとうございます。

素敵な写真ですね。
銀杏の学名のLinnは、
植物学者の名前だったのですね。

>夜桜2026さんへ
コメント、有難うございます。
携帯で撮ったので、拡大すると不鮮明な写真になりました。
そうです。Linn.は「分類学の父」と言われているスウェーデンの生物・植物・博物学者のカール・フォン・リンネです。高校で生物を習うときに最初に、植物の分類図や生物進化の系統図の関連で、ダーウィンと一緒に習ったと思います。

銀杏は臭いけど 何故に美味しいのでしょう?
かぶれると言うけど 触っても平気でした。

>福寿草。さんへ
小さい頃は茶碗蒸しに入れる銀杏の殻・渋皮剥きをやらされましたが、余り好きではありませんでした。
何時からか、殻付のものをフライパンで煎って食べるとウマイなあと思うようになりました。
銀杏の実の部分はアクが強く、肌の弱い人はかぶれんですよ!!ということは、福寿草。さんは・・・。

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