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2007年4月 6日 (金)

戦犯合祀、旧厚生省が主導!

 ―国立国会図書館の役割と「靖国神社問題資料集」―

070329233070329263   先月末、ほとんどの全国紙朝刊の1面トップに、「戦犯合祀、旧厚生省が主導」という記事が載り、国会図書館が公表した「新編 靖国神社問題資料集」で初めて明らかになった旨を報道していました。

「戦犯合祀」の問題については、今まで政府は「靖国神社が自主的な判断で行った」と言っていたのが、国会図書館が収集した靖国神社側等の資料で、それが否定されたのです。この資料集は、亀さんの友人の春山さん(調査・立法考査局専門調査員)が中心になって作成されました。

国会図書館が所蔵の本で資料集を作ったのであれば、これほどのニュースになりません。なぜ、国会図書館が歴史的な事実を発見したのでしょうか?

実を言うと、国会図書館には、2つの異なる機能があります。1つは、国の中央図書館としての機能であり、もう一つが②国会や国会議員のための調査機関としての機能です。①の機能は、戦前の帝国図書館時代からのものですが、②の機能は、戦後GHQの指導などで、設けられたものです。科学的なデータで、国会審議を支えるために付与された機能であり、国会図書館が国会の付属機関となっているのはこのためです。

この機能のために、国会図書館には、調査・立法考査局が置かれ、10数人の局長級の専門調査員の下で、約170~180人の調査員が、国会や国会議員の依頼によって又は自ら、国会図書館所蔵の資料やその他の資料をもとに、各種の調査や研究をしています。いわば、国会議員のためのコンサルタントなのです。

アメリカでは、この機能が国会審議を支えていますが、日本の場合には、週刊誌や新聞の記事で質問するような恥ずかしい議員も多く(ガサネタを掴まされて失敗し辞職した議員もいましたネエ)、この機能が十分発揮できているとはいえないでしょう。

ただ、今回のように、重要な国政課題について重要な調査を行っていけば、活力ある国会審議のために役立つとともに、国会図書館調査・立法考査局の存在意義がより強く認識されるのでは・・・と思います。

ひとまず、今回のことについては、友人の春山さんに対して喝采の拍手をおくりたい!(記入者:亀さん)
(参考)国立国会図書館のHP:http://www.ndl.go.jp/

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コメント

TBありがとうございました。

国会図書館の2つの機能、なるほど。
もっともっと活用して、重要案件に役立てて欲しいです。

> スナッチャーさんへ
与党は官僚組織というコンサルタントがいるので必ずしも利用しなくてもいいのかも知れませんが、野党が上手に使わないのはどうかと思います。
GHQはこの組織を使って議員立法をどんどんすることを目指してこの組織を作ることを指導したようですのに・・・。野党の不勉強さは与党以上で、あきれるばかりです。

ごぶさたしてます。
この資料集ですが、昨日(4/18)に国立国会図書館HPにアップされました。ご存知かもしれませんが、ご参考までにお知らせします。
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/document2007.html

>南@NDLさんへ
貴重な情報、有難うございました。
このような地道な仕事を積み重ねていけば、国会図書館の重要性が多くの人に理解されると思いますので、頑張ってください。

国会図書館は何度か利用したことがありますが、すごい蔵書量で、私など国会図書館に住み込みたいくらいです。
ただ、休日が暦どおりなので、利用するには休暇を取らねばならず、一介のサラリーマンには利用しにくいのが難点です。

>スマイリーさんへ
国立国会図書館は、ようやく土曜日を原則開館としましたが、亀さん自身は開架式の図書館が好きなので、閉架式の国立国会図書館は苦手です。
国立国会図書館は公的な図書館の図書館なので、国立国会図書館の本を検索システムで探して、公的な図書館を通じて申し込むとその図書館に取り寄せることができると思います。(多分。間違ってたら、ゴメンナサイ!)
(検索・申込システム):http://opac.ndl.go.jp/index.html

TBありがとうございました。
国会図書館の機能に関する記事、いろいろ考えさせられました。
昨年の「富田メモ」スクープの後、朝日新聞が「靖国合祀、国主導の原案」「靖国『遊就館』の戦犯遺書、旧厚生省が収集依頼」などを報じていましたね。

>JCJ機関紙部 H さんへ
TB、コメント、有難うございました。
余談ですが、この日の新聞で面白かったのは、大体の新聞はこの記事を1面トップに持ってきたのに、こういう問題の好きな朝日新聞だけが三面記事にしたことです。

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