遅れる「霜の花」の開花
―ここにも暖冬の影響?―
<ヒント1>霜柱(シモバシラ)の花とも言います。シモバシラの花は年2回開花します。
まず、上の写真がシソ科の植物のシモバシラ(別名 ユキヨセソウ)の花で、東京近辺では9月頃咲きます。シソ科の花ですからシソの花に似ており(アタリマエ?!)、大したこともないありきたりの花です。
<ヒント2>2回目の開花は狂い咲きではありません。植物名から考えて下さい。
下の写真は、亀さんが一昨年12月に影信山で撮った霜柱の花です。
シモバシラは、冬になると枯れますが、冷え込む朝、枯れた茎から土中の水分が鱗状の氷の柱となって張りだし、まさしく植物名のとおり「霜柱の花」を咲かせます。夏の花と区別して「霜の花」ともいいます。(シモバシラ以外の植物でも「霜の花」が咲くこともあるようです。)
この「霜の花」が暖冬のこの冬は開花が遅れているようで、影信山の山頂にある「かげ信小屋」のご主人の話では、今日(1月24日)までのところ、開花(出現)していないそうです。(小さいものが出現したこともあるが)
こんなところにも暖冬の影響が出ているのですね。
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ずいぶん古い記事にトラックバック頂きありがとうございました。私もシモバシラの記事を書いたときに写真を見ていたんですが、実物を見たことはありません。 今年は暖冬なので、霜柱の出現も遅れているんですね。
投稿: Rocky03030 | 2007年1月25日 (木) 19:28
>Rocky03030さんへ
初めまして、亀さんです。
コメント、ありがとう!
あなたのブログに時々お伺いします。
今後とも宜しく!
投稿: 亀さん | 2007年1月25日 (木) 23:01
ちょっと前に確かNHKで紹介していました。
氷の方を。
投稿: 桜井真理 | 2007年1月25日 (木) 23:16
>真理さんへ
霜の花は、高尾山や影信山という東京近郊の低山でも見られ、タイミングがいいと亀さんの写真より大きいものができるようです。
投稿: 亀さん | 2007年1月26日 (金) 00:12