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2007年1月16日 (火)

梯久美子著「散るぞ悲しき」を読んで

         -硫黄島総指揮官・栗林忠道-

070115

太平洋戦争末期の硫黄島の戦いをめぐるクリント・イースウッド監督の2部作、『父親たちの星条旗』・『硫黄島からの手紙が話題になっていますが、この本は、硫黄島の戦いを指揮した栗林中将に関するノンフィクションで、昨年の大宅荘一ノンフィクション賞受賞作(注1)です

                              亀さんは、戦争映画があまり好きではないので、前記の映画をまだ見ていませんが、先日、たまたま書店でこの本を見て、その冒頭写真(同中将の家族宛の手紙など)や本の帯(注2)から今までの戦争物ではないことを直感して、つい買ったのです

この本を読んで、勝利の望めない戦いでの同中将の戦術・指揮、部下との接し方・家族への手紙等の人となり通じて(注3)リーダーシップ、組織論、家族・祖国愛等のあり方を考えさせられました。と同時に、中枢部門(大本営)と現場(硫黄島)との認識の差を通じ、現場を踏まえた中枢部門の判断の重要性を感じました。 また、この本を読んで、亀さんも硫黄島からの手紙』を見ようかなと思い始めています。

なお、この本に出てくる同中将の次女たか子(故人)は、亀さんが住んでいる市を含む選挙区から選出されている新藤義孝衆院議員の母さんです。

(注1)この本の題名の「散るぞ悲しき」は、「戦局、最後の関頭に直面せり。敵来攻以来麾下将兵の敢闘は真に鬼神を哭かしむるものあり。」で始まる同中将の大本営宛の訣別電報の最後にある辞世の3首の一つ「国の為重きつとめを果し得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき」から採られている。

(注2)本の帯には、「娘よ!妻よ!絶海の孤島からの手紙が胸を打つ―死よりも、苦しい生を生きた烈々たる記録。」とある。

(注3)同中将は、戦術面では極めて冷静に合理的に判断して、2万人の弱小で殆ど「徒手空拳」の兵を率い、勝ち目のない出血持久戦を展開し、「バンザイ突撃」や自決で美しく果てることより最後まで戦い抜くことを命じ、自ら先頭に立って「甲斐ある死」を遂げている。一方で、砲撃の絶えない戦地から細やか過ぎるほどの愛情と優しさに満ちた手紙を家族に送り続けている。

(記入者:亀さん)

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コメント

こんばんは♪
TBありがとうございました!
この作品で栗林中将のイメージができあがってしまっていたので、いくら渡辺謙さんが好演しようとも「なんだか違う・・」と思ってしまったのです。
でも、映画は一見の価値はあります!
ぜひぜひご覧になってくださいませ。

ミチさんへ
コメント、TBありがとうございました。
映画は、イオン浦和美園SCにあるシネマコンプレックスでも上映しているようなので、見てみようと思います。
見た感想は、このブログで書きたいと思います。

トラックバックありがとうございました。
二作品いっぺんに観てみたいなと思っています。
 早くそういう企画をする映画館が出てこないかな。

まろさんへ
コメント、ありがとうございました。
映画は、近くのイオン浦和美園SCにあるシネマコンプレックスでも上映しているようなので、見てみようと思います。

亀さん、初めまして!
TBありがとうございました。
いい本でしたよね。
映画も見ましたが、渡辺謙さん、好演されていましたし、日本人が作った戦争映画とは一味違いましたよ。
夫も団塊の世代ですよ~。

かなかなさんへ
コメント、ありがとうございました。
本を読んだ後の映画はイメージが壊れるので、迷うところですが、みんなに勧められ、また、近くのイオン浦和美園SCにあるシネマコンプレックスでも上映しているようなので、夫婦で見てみようと思います。
因みに、亀さんの持っている栗原中将のイメージは、渡辺謙さんというよりも篠田三郎さんです。

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» 散るぞ悲しき・梯久美子・著 [きょうの1枚]
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